どうも！じきどらむです！

今日は映画以外の投稿ですが許してください（笑）
昨日、とある講演会に参加したのでそのレポートを書きます！

いつもは映画レビューを書いています！
過去の記事はこちら！

●〈ネタバレ無し〉１２億を強盗！嘘のような実話『アメリカンアニマルズ』感想🎬
●〈ネタバレ無し〉映画級の実話！憎しみに居場所無し！『ブラッククランズマン』感想🎬
●〈ネタバレ無し〉“青春”グランプリ優勝！『ウォールフラワー』感想🎬

昨日は、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された「インターネット・マーケティングフォーラム」というイベントに参加しました。
参加したのは17：00〜18：25の回で登壇ゲストは、マキシマムザホルモンの歌と6弦と弟担当のマキシマムザ亮君氏とQueの岡部氏が登壇しました。

なぜ、いまマーケティングやクリエイティブにアウトサイドの発想が必要なのかを“アウトサイダー広告代理人”の流儀についてたくさん語ってくれました。

マキシマムザホルモンとは

1998年、東京都八王子市にて結成された4人組ロックバンド。メンバーはマキシマムザ亮君（Vo・G）、ダイスケはん（Vo）、上ちゃん（B）、ナヲ（Dr・Vo）。2013年リリースのアルバム『予襲復讐』はオリコンアルバムチャート3週連続1位を獲得し35万枚を超えるセールスを記録する。2015年6月よりライブ活動を一時休止。ナヲの妊活出産を経て、2017年5月に復活を果たした。2018年9月、ダイスケはんの頸椎椎間板ヘルニアの手術により当面のライブ活動休止を発表する。同年11月にはコミック＋CDの形態で「これからの麺カタコッテリの話をしよう」を発刊、2019年3月には「マキシマム ザ ホルモン フランチャイズ制導入」を発表。このバンドのマキシマムザ亮君が様々な偉業を成し遂げているのだ。

バンドが過去に成し遂げた偉業

会場では10分間くらいの過去のまとめ映像が流れました。その簡単に内容をまとめていきます。

地獄絵図ライブ

「チケットを取れない！」というファンの意見から2008年頃から採算度外視のイベントを開催した。毎回”条件”を付けることで様々な年代やジャンルのファンがLIVEに参加できた。また、チケット代は”お金以外”の対価で参加できた。過去に開催されたLIVEは以下の通りである。

2008年に開催した地獄絵図

2009年に開催された地獄絵図

いい石事件

2011年に発売されたシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011～2011」に　　『いい石』という特典が当たるという話がありました。

この『いい石』というのは、発表された当初は、
 ライブの引換券として使えるのではないかという噂がファンの間で話題になりました。

というのも、2005年リリースのシングル『ざわ・・・ざわ・・・ざ・・ざわ・・・・・・ざわ』」初回限定盤の封入特典には『いい草』
2008年リリースの両A面シングル『爪爪爪／「F」』の初回限定盤にランダム特典には『いい粉』及び『超いい粉』が封入されていました。

そてぞれ発売から数年後フリーライブが開催されるのですが。その入場チケットが『いい草』『いい粉』を持っている人に限られていたので、『いい石』を持っているでけでもとりあえず持っておけば、のちのち得することがあるかも？と噂されておりました。

「E賞の石は『いい石』だ！！」

そして、しばらくして『いい石』の存在を誰もが忘れているような頃、使い道の動画がホームページで公開されました。

その内容は……『ただの石でした。使い道はありません。』でした。
散々、CDの特典として付けていて、ネタフリをしておいて、実は何の役にも立たないただの石っころでした、というとんでもないオチです。

会見でマキシマムザ亮君氏は
「石はペットショップで買った綺麗な石で本当にいい石です（笑）ばい菌ついてないよ笑」
と述べてました。

ホルモン流マーケティング

ちょっとこれからは真面目な話をしようと話を変えた。大きなスクリーンにはホルモン流マーケティングがデカデカと表示され、１つずつ詳しく話をしてくれたので以下に内容をまとめる。

①世論・ファンの声で合気道

世の中の声をうまく生かして、話題化作りをするすなわち常にPR視点を意識する。

ネガティブポイントを徹底的に見つけて、改善点を探しそれは改善する。
しかし、ありきたりな方法ではなく、人とは違う視点で考える。

②グッズは売り過ぎない

マキシマム ザ ホルモンは『ただのTシャツ屋さん』にはなりたくない。

だからこそ、在庫は多く作らず事務所における最低限の在庫の量を徹底する。

その為、需要と供給のバランスが保たなくなり、毎回物販はソールドアウトする。つまり、価値観（レア度）が高くなる。ファンは「次のLIVEでは必ず買いたい」と思い、物販の列に並ぶ。その列を外からの見ると「ホルモンは人気」と人気を可視化する事が可能である。

また、外からの見え方をを意識してやらない事を決める。
やる事よりやらない事を決めるということが、逆にブランド力を育てる。

説明を終えた後、マキシマムザ亮君氏は「ホルモンは地上波に出ないがこの間の復活LIVEの様子をめざましテレビで朝５時から放送した。だけど実は前日の午前1時頃「やっぱ放送したくない！」と思い、めざましテレビに電話しようとしてた（笑）あと、物販は多く作ってもあいつら（ファン）はすぐにメルカリに出すから今のままで良い（笑）」

③ルールの隙間をしつこく探す

「やりたいことがあっても、出来ない問題があるからできない」ではなく、「考えたモノをやるためには、何をどう対処するか？」という発想に変化させ、新しい抜け道を探す。

今までは、マキシマム ザ ホルモンの類を見ない独自の活動は亮君氏の好きなようにやっているだけに見えましたが、しっかりテーマとルールが存在していたんですね。

アーティスト史上初の快挙

アーティストは普通“CD売り場でCDを売るのが“普通”ですが、ホルモンはその“普通”をぶち壊しました。

「CDをジャケ買いさせたい！」という一心から〈新曲CD＋漫画一冊〉の規格外パッケージかつ書籍として発売しました。

 特典には購入者全員がもらえる                           「特典BONUS BIG4」 と名を付けて
① 来たるべき復活ライヴの先行リザーブチケット抽選権 ② 入荷と共に一瞬でソールドアウトすることで知られるホルモンオンラインショップで、絶対買える！絶対売り切れない！奇跡のプラチナVIPラウンジの入場券  ③ ホルモンファンだけが飲食店で得するかもしれない！？腹ペコえこひいきグルメクーポン ④ 今こそ、カミングアウトの時。腹ペコ宣言ステッカーを特典に付けました。

マキシマムザ亮君氏は「特典を沢山付けたいが、コストがかかるとファンを満足させらない。だから、ファンの満足度を最優先させ物販を絶対買えるサイトを作ったんだよ、そしたら俺らもファンもどっちも嬉しいでしょ（笑）」と本音を交えたコメントをしてくれました。

この様なアイディアの力もあってアーティストでは史上初のオリコン週間BOOKランキング週間2位とコミックエッセイ部門ランキング週間1位を獲得しました。

ファン同士の交流の為に

マキシマム ザ ホルモンのファンは1人参戦する人やコミュ障が多いので 何かファン同士が仲良くなれるイベントを出来ないかと考えた。ファン同士の交流するためにライブの物販のタグに4色の色が付いたタグを付けて、LIVE終演後に騎馬戦をする。優勝チームは楽屋に来て記念撮影が出来るという“ファンの為のイベント”を開催した。この企画は自身の息子と参加したドラクエ展で閃いたそうだ。

ホルモン流マーケティングの根底

マキシマム ザ ホルモンのマーケティングの根底にあるものは「神対応」×「公式が病気」

戦術は、ファンを楽しませる活動をしながら、なおかつホルモンの事を音楽以外で話したくなるような活動を積極的にしていくこと。

企業とのタイアップ企画

日清コラボのキッカケは、今までのホルモンの活動を日清の社長にプレゼンしたら好評価だったのでアウトサイダー広告代理人に就任。

プレゼン終了後その場、で急に社長が「今空いてる商品なんだっけ？CM作ったらその商品にゲロはいてもらえ！」と提案をした。実際のCMで流石にゲロは吐かなかったが、コラボCMは完成した。それがこちらである。

付け焼き刃のアウトサイド

最近は企業で、ネット民に向けた広告やコンテンツを制作するようになった。だが、付け焼き刃のエリートがアウトサイドをしてもすぐバレるのである。

そもそもの感覚がずれているから、いい歳したおっさんが考えた企画が若者に刺さるはずがない。 

自社の商品やサービスだけではなく、〈それ以外の部分で何をやるのか？〉が大切。それこそがマーケティングである。

最後に「マキシマム ザ ホルモンは楽曲やライブ以外でもっと実績を残していきたい。だからオファーお待ちしてます（笑）」と笑いを誘い講演会を締めくくった。

アウトサイダーな映画紹介

せっかくなのでアウトサイドにちなんで（語呂合わせです（笑））
Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』を紹介します！
こちらが予告です！

分かりやすいあらすじ

終戦後の大阪で、囚われの身から解放されたアメリカ兵が歩み始めた極道としての人生。だがそこは、一度足を踏み入れたが最後、頭まで沈み込む危険な世界であった…！

日米豪華キャスト

アカデミー賞俳優のジャレット・レトー×浅野忠信×椎名桔平×忽那汐里の豪華メンバーで製作されています！

Netflix限定配信しているのでNetflix民は是非見てみてください！

Netflixオリジナル映画『アウトサイダー』
2018年3月9日(金)より全世界同時配信中！

まとめ

今回は、普段はMCもせず、テレビにもなかなか出演しない、マキシマムザ亮君の戦略から考える方まで様々なコメントを聞けてとても有意義な時間を過ごせました。

ちなみに私はマキシマム ザ ホルモンはとても大好きなバンドで、本日 Zepp DiverCityで開催される「これからの麺カタのコッテリのTOURをしよう」にも参加しています！

これからもマキシマム ザ ホルモン の活動に目が離せないですね！

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした！

記事引用　rockinon

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