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映画『おっさんずラブ』の応援上映に行ってみた。

大切な結論から先に言いたい。

ありえないくらい楽しかったです!!!!!

終わって直後の駅でTwitterに
「クッッッッッッソ楽しかったわ!!!!」とか書き込んでますもんね…
だいたい最上級のためにクソとか初めて言うたわ。

けどそれくらい言わないと伝わらない、あの楽しさは。

応援上映に行くまで

実は、葛藤と逡巡がありました。

まず「楽しめるのか?」

何となく心細いので友人を誘ってみたけど、
「いや、私そこまでの熱ないわー」
とアッサリ振られてしまい、1人参加確定。おめでとう私。

いやいやいや!なんか異様なノリだったら絶対ついていけないし!!

ググってみると応援上映もなかなかネガな事件起こったりしてるみたいだしねー。

そして「映画に集中できるのか?」問題。

サイリウムとかペンライトOKなんですよね。
普段の上映ならスマホの画面の光さえ気になるのに。

声出し・拍手とかOKなのは嬉しい。
ゲラゲラ笑いたいもん。
ただ、第1回応援上映では画面に合わせて観客皆で声掛けしてたり……
え?何その世界??マジっすか?

けれど、考えたのです。

この作品を逃したら、もう一生応援上映なんて行かないかもしれない。
それは正直悔やまれる。
ババアになった時に「一度くらい応援上映行ってみたかった…」とか言いたくない。
行くなら今でしょ!

しかし前述のちょっと引き気味な姿勢のせいで、応援上映2日前に失敗するわけです。

チケットを取り損ねた。

アホか。

発売開始日の昼頃に気づいたのですが、ベースの梅田、そして難波も完売。
1席残らずハケてた。すげーなー…

諦めるかーーー…
何となくガックシ。
けど仕方ないよね。全ては自分の油断とアホさ加減。

謎の救いの手

上映前夜のことです。

ダメ元でTwitterに
【拡散希望】おっさんずラブ応援上映チケ余ってたら譲ってください。現地受け取り希望。
とか出してみる〜?なんてやや血迷ってました。

そんな時にふと画面をみると、リプが届いてた。
「くずはモールまだ余裕ですよ」

とりあえずの感想。誰だよお前ーーーー!?

ヒドいですねー笑。
だって知らない人からいきなり着たんだもん…

よくよく辿ったら、私が公式様のツィートに
「即完売してました。第3回開催期待してます!」
みたいなリプつけてて、それをご覧になり教えてくださったのです。
あ、なんだー。

しかし、くずはモール…………遠い。

いや待て。西宮北口にもTOHOがある。
しかも残4席。
もう1回一から葛藤と逡巡をやりましたが、結局取りました。
オハジさん、ありがとうございました。

Twitter、たまに凄いよね。。

そして劇場へ

仕事を定時ダッシュして、西宮北口に向かう。
結局相当ウキウキしてましたねー。

それでもやっぱり
「ノリについていけなかったら…」と多少は不安でした。

発券して、コンセッションでビール買って場内へ。

そして座席に着いて、、、左隣の人と5秒で友達になってました!!
いやもぅ、笑うしかない。

「応援上映何回目ですか?」
「あ、初めてなんです。ノリ分からなくて…」
「私2回目なんです」
「え?2回??」
「隣の席空いてたから、来い来い!って思ってたんですよね〜w」
「マジっすか!?笑」
「人いっぱいですねー」
「すごいですよね。あ、柄杓だ!ヒシャク持ってる人いる!!」
「あっち、ワタアメもありますよ」
「マジっすか? わ、ホントだーすげー!」

見渡せば、劇場内のお客さん全員とっても楽しそうなのね。
何このハッピー感。始まる前からかよ!って。

そこには愛しかなかった。

予告編が始まり、あの謎の動きのカメラの動画があり、いよいよ本編スタート。
の前に…【おっさんずラブ 応援上映】の字幕。
ここでいきなり客席から拍手。
待ちに待ってた感が溢れかえってた。

え?舞台とかライブみたいに映画開始前に拍手…?
めっちゃ良くないこれ??

オープニングではまだ控えめなキャッキャした歓声が上がったりもしてたけど、ここでタイトル。
この辺りちょっとマーチっぽいリズムなのね。
私ここでついつい手拍子しちゃったのです……が!もう一瞬でその手拍子が場内に広がってた!!!

うん、誰ともなく始めた拍手がフワ〜〜〜っと広がる。
一体感があって、会場がみんな「オッケー!」みたいな雰囲気になってた。

その後はもう、ひらすら楽しすぎました!!!
何なんアレ!!

皆でゲラゲラ笑って泣いて、
「頑張れー!」「行けーー!」とか声かけて、
乾杯のシーンで「乾杯ーーー!!」ってビールのカップ掲げたり、
「ダメダメ駄目ーーー!」ってみんなで悲鳴上げたり、
後ろのお客さんのツッコミに「ホンマや!」って同意したら、周りの人が笑ってたり、、、

映画に集中できるのか?なんて杞憂でしかなかった。
いつもよりよっぽど入り込んでた。
泣いたもんよ。

奇跡のような時間でした。

みんな、この作品が大好き。
この作品が好きな人も、大好き。

愛しかなかった。幸せでした、とっても。

上映終わった瞬間、左隣の方が
「お疲れ様でした!」って誰ともなしに大きめの声で言うと、
「ありがとう〜!」
「お疲れ様でしたーー!」って皆スクリーンや周りの人に自然に声かけてて。
笑顔。笑顔。笑顔。

劇場から出るのも、普段より皆とてもゆっくりなの。去り難いんだよね、きっと。
左隣さんも「あーーーこのままここに居たい!」って。

こんなことって、ある??
奇跡だよねホント。

君は応援上映に行ってみたいか?

今や私、行かない理由が見つからないです。
ドップリかよ。

もし「行ってみたいけど、1人だし…」って迷ってる人いたら言ってあげたい。

ババアになってから
「一度くらい応援上映行ってみたかった…」とか言うてもーたらアカンって!
行け!!!今行くんだ!
友達なんて座った途端5秒でできるから。マジ!!

最後に

左隣のFモトさん、本当にありがとうございました。
ご近所の皆さんもありがとう!
一緒に観れて良かったです。
幸せな時間でした。

帰り道、家に着いてから、もう10回くらいは
「楽しすぎたわ……」って独り言いってます。

次回、もしあれば、皆でまたあの劇場で会いたいです。

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