見出し画像

私と競馬

私が初めて競馬をやったのは確か2019年天皇賞・秋だったか。

当時の職場では競馬好きな方が毎週重賞やG1のことを毎週話しているのを聞いてはいたが興味は湧かなかった。
そんな時にお金がカツカツになってきたところで「何か競馬のこと話してたなあ、当たるのかな」という軽い気持ちでアーモンドアイから三連複1頭軸流し15点を買った。
そしたら1500円が倍になって返ってきた。

「競馬って簡単じゃん」

ここから少しずつ競馬を見るようになった。
(今思えばビギナーズラックとしては引きが悪い笑)

そこから友達などと競馬の話をするようになるとどんどん勉強してハマっていった。

コロナ禍になると時間が出来たことで地方競馬もやった。

この時はまだ「競馬=ギャンブル、金稼ぎ」の認識だった。

今思えばやればやるほど当たらなくて負のサイクルだったなあ。

2021年3月

私は競馬アカウントを作った。

色んな方の予想を見るために。

そう、それが今のHACHIのアカウント。

私にとって大きなターニングポイントとなった。

1つ目の大きな出会いは何度も話していると思うがFKKとの出会い。

「複勝」
少しはやっていたが配当低いし極めてはいなかった。

ただ、活動を見ていく中で自分も気付いたら複勝を楽しんでいた。

そこで生まれたのが「絶対的軸馬」

私なりに予想していくこともこのアカウントでしていくようになり、FKKに入団させてもらえることになった。

「競馬=ギャンブル」という概念から「競馬=楽しむ」ことに変わった大きな出会い。

チームで競馬に取り組むことでみんなでひとつの的中を喜び、時には厳しくなったり…
そんな競馬への向き合い方がとても楽しかった。

2つ目がTwitter(現在のX)を通して様々な情報や出来事があった。

競馬アカウントなので色んな方の予想だけでなく予想以外の皆さんからの豆知識や多くの方と話していく中で競馬の奥深さを知ることになった。

話せばキリがないので割愛するが、競馬の闇や各騎手や馬についてのことなど…。

競馬がひとつのスポーツ・エンタメとしてハマっていった。

それと同時にSNS内でも様々な闇にも遭遇したこともあった。

深くは話さないが、あんなことやこんなこと。

顔の見えない世界でマウントを取り合ったり、お金稼ぎ(有料予想)の手法など。

今でも騙されてる方は多いと思うが、それも自分なりに色んな方と繋がることで知れた。

競馬という競技はJRAを始めに厩舎、調教師、馬主、騎手、馬、そして我々馬券購入者といった多くの大人がいてこそ成り立つもの。

「競馬=楽しむ」ことに価値を見出すようになっていたところにSNS内で自分の私欲のために人を貶したり、女を装ったり、あたかも当たってるような偽馬券を作ることで儲けようとしてるやつらを見てどうも気に食わなかった。

さらにnetkeibaの掲示板やレース後のTwitterでは騎手に対しての罵詈雑言の数々。

絶対に汚い言葉は吐いてはいけない。

それがどんだけ大金を賭けてても。

私は少しでも競馬を楽しんでもらうために「断然人気の複勝」に焦点を当ててどんどん予想をするようになり、自分でも色んなことをやってきた。

少しは私の思いも届いているとは思う。

そんな中で最も恐れていたこと、というか起こるなんて想像もしてなかった事が起きてしまった。

私は実際にそのレースを見ていなかったし、日曜日に「なんで乗り替わりなんだろ?」くらいしか思ってなかったが週明けても何の動きもない事で少し見てみたらどうやら落馬だと。

そしてお兄ちゃんからやっとコメントが出て、その後、藤岡康太騎手の痛ましいニュースが現実となってしまった。

騎手の死亡事故は高知競馬での塚本騎手に続いてしまい、大きな悲しみとなった。

それは私も同じ。

落馬については何度もレースを見ていてあった事だがまさかこのような事態になるなんて誰が想像したか…。

少なからず騎手や競馬関係者の方々は昔の死亡事故があったので常に頭の片隅にあったと思う。

福永祐一騎手(現調教師)の本でも述べられていたのでぜひ読んでほしい。
まさかこんなタイムリーになるなんて。

いくら競争馬といえど相手は生物。

どんなことが起こるかなんて分からない。
急に暴れ出すこともあるし、予後不良になることもある。
スキルヴィングのダービーでの予後不良も非常に悲しい出来事だった。

馬たちを相手に命を懸けて戦っているのが騎手という仕事。

そこへのリスペクトが今までの自分にどれだけあったのか考えさせられた。

あれから2週間が経ち、落馬事故は続いている。
松山騎手や吉田隼人騎手、木幡騎手などの無事も祈っている。

「競馬はギャンブル」という思考から始まった私と競馬。

競馬について色んなことを知っていくことで「競馬を楽しむ」ことに価値を見出した中で自分なりに競馬の良さを伝えていけるようにと取り組んでいる今。

私は今後どのように競馬と向き合えば良いのか?

色々と考えさせられる出来事となったが我々にできることは競馬を今までのように楽しむこと。

それが競馬界に貢献できること。

事故を防ぐことなど競馬の改善はトップの方々が真剣に取り組んでくれている。

全てが完璧になるとは思わない。

もしも完璧ならこういった事故は起きないのだから。

「競馬に絶対はない」

これはよく言われることだがオッズに関して言えば元返しでもぶっ飛ぶことはあるし、レースにおいても全ての馬が何もなくゴールをできる保証もない。

馬という生き物と人間という生き物が作っているのが競馬だから。

思いがけない事故は起こり得る。

我々はそのことを念頭におかないといけない。

そして理解を深めないといけない。

競馬の本質を。

だから大金を賭けるな!ということではない。

私がなくなって欲しいと思うのは誹謗中傷といったマイナス発言をなくして欲しい。

騎乗ミスとかについての意見はあって当然だと思う。

騎手が人生を懸けているのと同時に我々も自分たちで稼いだ大事なお金を賭けているのだから。

色んな意見が競馬界にとってプラスになることは多くある。

どんなスポーツでも同じ。

批判はあって当然。

ただ、安易に誹謗中傷はして欲しくない。

騎手だってまずは無事にレースを終えられるために危険回避のために手綱を引いたり、レースをやめたりすることはある。

そう言ったことまで理解した上で我々は競馬を楽しまないといけない。

競馬を始めた当初はこんなにも素晴らしいスポーツだとは思ってもいなかった。

私がずっと続けてきたサッカー、4年に一度のオリンピックと何ら変わりない世界。

サッカーや野球でもボールが頭にぶつかって亡くなる事例はある。

2024年4月の出来事は1ヶ月、1年、10年と経てば人々の記憶から少しずつ薄れていってしまう。

私は少しでも多くの人にこの時に味わった悲しみや今の私の気持ちを忘れないでもらえるように時々、藤岡康太騎手の思い出も話したい。

我々が競馬を楽しむことで藤岡康太騎手や塚本騎手をはじめとする天国で見守ってくれている方々が喜んでくれる。

そのために私は変わらず自分のペースで競馬を楽しんでもらえるようにしていくし、そのために複勝を広めていきたい。

いつも通り話がまとまらずわけわかめな文章になっていると思うが、ありのままの気持ちで綴っているのでご了承を。

クリーンなスポーツとして競馬がもっと大きくなっていくことを願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?