N大あれこれ

中央線沿線の付属校から中央線沿線の学部に進学した生え抜きのN大生なのでタックル以来のビッグウェーブに乗るしかないので投稿です。
付属高編と大学編に分けて外部の人間がそんなに知らなそうなネタを集めてみました。

なお多大にフィクションが含まれますので面白半分に読んで下さい。

付属校編

他校との交流はほぼない

これ、大学編でも同じことなんですが別の付属校との交流はほぼ無かったですね。部活や生徒会に所属していれば無いことはないですが、部活の練習試合ってN大付属に限った話では無いですし生徒会も在籍中に一度イベントで顔合わせる程度なので恒常的な関わりは無いと言えます。
都内だと豊山、豊山女子、櫻丘、鶴ヶ丘、一高、二高、三高とかがありますが、定期的な交流は全く無かったです。野球部が三高と対戦して負けるくらいでしょうか(西東京に限る)。正直なところ同族意識は皆無でした。

というか内部生と外部生ですら中悪かったりするのでそれこそ…って気がします。

内部進学について

N大への内部進学に当たっては全付属校統一の試験の成績で学部学科が決まります。有り体に言えばN大付属クローズでやるセンター入試みたいなものがあります(した?)。
難易度的にはセンターより簡単か同じくらいで偏差値の高い学校(二高とか習志野みたいなMARCH狙うとこ)だと適当に受けても医学部以外は行ける感じで、他校だとある程度真面目に勉強してセンターの前哨戦兼滑り止めみたいな位置づけになります。

英数国+理or社の4科目の偏差値の合計で順番に席を取っていくスタイルで戦略の組み立て方はセンターと少し違うかもしれません。

試験の時期が10月くらいなのでAO/推薦の生徒は棄権するか手を抜くのが暗黙の了解だったような記憶があります。
行先が決まると形だけの面接と小論文の練習をして、年明けに本番やって3学期中に課題が出されるのでそれを提出して入学式に備えるという流れでした。
ちなみに、ある時までは文系でも点数しだいでは歯学、医学に行けました。

付属校の名前について

Wikipediaにすら書かれているので大雑把に行きます。

N大〇〇:本店系列…某ラーメン屋でいうと〇〇二郎ってやつ
N大第n高:元々直系だったが戦後の財閥解体の余波で分離…生郎とか富士丸
なんちゃらN大:提携店なのでフランチャイズのようなもの…ラーメン大とかフーズ系(二郎は違うけどまぁそんな感じ)

ちなみに在学中の荻窪店は殆ど稼働していなかったので行ったことは無いです。なんなら未だに行ってないし豚山に行きがちです。

大学編

入学式

日本武道館で学科ごとにローテーションでやります。学科ごとです。学部じゃありません。
内容は手短で殆ど武道館周辺で記念撮影するようなもんでした。下手なワンマンライブより人が多いので注意です。学長ワンマン武道館や!
4月1日前後に九段下周辺で予定のある際には注意しましょう。

翌日以降から各キャンパスでこれまた学科ごとにローテーションでオリエンテーションと健康診断を受けて履修選択となります。

必修科目

私が在籍した法学部は法律学科を除いて大半が選択必修なので結構自由に科目を選べましたが、英語と第二外国語に関しては必修なので大変な競争になります。
というのも資格試験演習ではない常識的な難易度の定数が全く足りていないので必修のくせに抽選になります。

こぼれてしまった場合には演習でゴリ押すか「何故か4年生が多い講義」を先輩に教えて貰ってそこで単位を取得する必要があります。

他学部との交流

これも前述のとおり無いです。といっても学生証は大学で共通なので学食や図書館(これらも各学部毎にある)で他学部の学生を見かける事が”稀に”ありました。
法学部と経済学部は白山通りを挟んで立地しているので、ちゃんとした飯の出る経済学部の学食に行くこともできましたが私は結局行きませんでした。

就活について

採用実績校にN大が無いことがほぼ無いのですごく困りました。全く選ぶ基準として使えねぇ…超一流から無名まで何処でも採用実績あって笑いました。グループ面接なんかでも「アレ、A君とBさんは同じN大なんだ」って言われても「(他学部やし知らん!)」って感じです。
専科大学の群れというのがN大の実態なのでお間違いなきよう…というかN大卒は出身校聞かれると確実に学部まで答えるのはそのせい。

こんなに偏差値にい振れ幅ある大学というのもそうそう無いんじゃないかと思います。

どんな組織?

これはあくまで私の「個人的な印象」であり「フィクション」です。

一次団体:N大本部
二次団体:各学部
三次団体:各付属校
本部直轄:保健体育審議会(保体審)

よくできてるなぁ…
N大本部というのは市ヶ谷にあるキャンパスでもないビルのこと、高校生の時に全付属校の生徒会(とそれに準ずる委員会)が一堂に会するイベントで行ったことがあります。
なんというかその…「〇が如く」に出てくる東城会本部みたいな感じで人気がない癖にやたら厳かな雰囲気のある建物です。なんか偉い人の写真とかいっぱいありました。

二次団体の分担として法学部は一般公務員、警察、消防、自衛隊にMARCHの成り損ないと付属校の生え抜きを送り込む研修所です。
最近はITエンジニアになる卒業生も増加傾向にあるので時代に合わせて手広くやる方針のようです。

理系各学部は文系各学部と付属校からのアガリで研究してるのでレアな学科があったりで、コネ以外にも本学でしか(資金的に)できない研究とかが強みらしいです。

唯一例外なのは藝術学部で、ここは単体でTire1藝術大学とタメ張れるので最早別物と言えなくもない…
ただ、全国の付属校の演劇部や放送部のエリートが内部進学するのでWin-Winというかなんというか…

反社会的勢力と大きく異なるのは出ていくのに特段の手続きが要らないことですかね。
人はいっぱいいるので。

最近話題の運動部(保健体育審議会)所属の学生は初年度の必修で見かけたけどいつの間にか見なくなりました。
下手を打って穴倉に入れられたとかでなければいいのですが…

・・・

とまぁ思い出せるのはこの程度でしょうか。
何度も書いているように帰属意識が希薄なので勝手に思い込んでるだけで大学として見ると全然違うのかもしれません。

どっちかというと大グループ企業に身を置くようなもので、他部署や子会社の話なんか知らんってのと同じようなもんです。

N大ネタは多分もう出ないと思いますが、付属校ネタを結構思い出したので忘れたころにやるかもしれません。

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