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【推しへの愛をカタチに】フラワースタンド製作入門

筆者紹介

ZiM(ジム)

肉体派アクティブ系アラサーオタク。個人サークル「朝倉工務店」代表
 
オタクになるきっかけは、エ■漫画だと思って手に取った「最終兵器彼女」。学生時代は部活に打ち込みつつも、その他の時間はひたすらアニメとエ■ゲの消化に専念。ある日、光の女神てんし(水樹奈々)との出会いがオタク度をさらに加速させた。また、"無い物は創る"をモットーに、クリエイター気質を持ち、痛車や痛板の製作経験あり。 
 JIBA(日本痛板協会)では、5年7ヶ月の活動期間中に副代表を務め、オタクとウィンタースポーツを組み合わせた"痛板"文化の普及と推進に貢献。主な成果として、国際的な"痛板"展示会やチャリティーイベントの成功、声優のトークショーなどを通じて、ウィンタースポーツとコミュニティの発展に貢献した。


 このような経歴から、この何かを創造したり、人を組織することに自信を持っています。今回は、フラワースタンドの製作プロセスを紹介しつつ、ものづくりやファンコミュニティの構築について述べてみたいと思います。


第1章:フラワースタンドの概念

フラワースタンドの定義


 フラワースタンドとは、花や緑を飾るための装置やスタンドです。通常、イベントや特別な場所で、特定の人物や団体への敬意、祝福、サポートを示すために使用されます。形状とデザインは様々で、目的やテーマに応じてカスタマイズされます。花の種類や配置、装飾品で個性を表現することが可能です。

目的と使用

  • 敬意と祝福の表現: アーティストや著名人へのサポート、結婚式や記念イベントへのお祝いとして使用されます。

  • ビジュアルの魅力: イベントや空間を美しく彩り、参加者に特別な体験を提供します。

  • メッセージの伝達: フラワースタンドに添えられたメッセージは、感謝や愛情の言葉を伝える手段として使用されます。

人気の背景

  • 個人化とカスタマイズ: 自分たちの感情やメッセージを直接的に表現できることから、ファンや支持者に人気です。

  • SNSとの相性: 視覚的に魅力的なフラワースタンドは、SNSで共有するのに最適で、イベントの盛り上がりをオンラインで広める効果があります。

  • コミュニティの結束力: 共通の目的や支持する人物・団体に対する支援により、ファンコミュニティの結束力を高めます。

  • 記念としての価値: イベントの思い出や特別な日の記念として、象徴的な価値を持ちます。

フラワースタンドは単なる装飾以上の意味を持ち、個人やコミュニティの感情やメッセージを形にする独特の方法です。そのため、多くのイベントや記念日において重要な役割を果たし、多くの人々に愛されています。

第2章: フラワースタンド制作への第一歩

大切なのは気持ち

  • 感情の表現: フラワースタンドを作ることは、あなたの気持ちや敬意を形にする素晴らしい方法です。大切なのは、豪華さではなく、その気持ちの表現です。

  • 多様性の価値: フラワースタンドはそれぞれ異なるスタイルやメッセージを持つことができます。多様性はコミュニティを豊かにし、個性を反映します。会場も賑やかになります。

コンセプトと計画の重要性

  • 明確なビジョン: しっかりとしたコンセプトと計画を持てば、他の人々もそのビジョンに共感し、プロジェクトに賛同する可能性が高まります。

  • 計画の共有: 自分のアイデアや計画を他の人々と共有し、フィードバックを得ることで、プロジェクトはより具体的で実行可能になります。

最低募集人数の設定

  • 目標設定: 不安を感じる場合は、最低限の参加者数や資金を設定して、プロジェクトの実行可能性を見極めます。これにより、目標達成に向けた明確な道筋が立てられます。

賛同者の重要性

  • サポートネットワーク: プロジェクトに賛同し、協力してくれる人々を集めることが重要です。彼らはアイデアのブレインストーミング、資金調達、実行面での支援を提供し、プロジェクトを成功に導く鍵となります。

第2章: テーマとデザインの決定

花材とアクセサリーの選定

  • 花材の選択: テーマやデザインコンセプトに合わせて、色、形、サイズ、季節性を考慮した花材を選びます。

  • アクセサリーの選択: フラワースタンドの雰囲気を高める追加装飾品(リボン、ライト、装飾品など)を選定します。

  • 耐久性と新鮮さ: イベントの日程に合わせて、花が長持ちし、当日最高の状態であるように配慮します。

花屋やアーティストとの連携

  • パートナーの選定: 信頼できる花屋やアーティストを選び、デザインコンセプトを共有します。

  • コミュニケーション: プロジェクトのビジョンや細かな要望を明確に伝え、定期的なコミュニケーションを維持します。

  • ビジョンの共有にはパワーポイント資料がまとめやすくコンセプトも伝わりやすいです。

  • フィードバックの活用: 制作過程でのサンプルやプロトタイプを確認し、必要に応じて調整を行います。

製作プロセスと品質管理

  • 計画とスケジュール: 制作に必要な時間を考慮し、イベント前に余裕を持ったスケジュールを立てます。

  • 品質チェック: 制作過程での品質を定期的にチェックし、デザインの精度や花の鮮度を維持します。

  • 最終確認: イベント前日には、フラワースタンドの最終的な確認を行い、必要な修正を加えます。

予算の立て方とコスト管理

  • 全体予算の設定: フラワースタンドの規模、デザイン、設置場所に基づいて、必要な全体予算を見積もります。

  • 詳細コストの分析: 花材、イラスト制作、装飾品、輸送費、設置費などの各項目に対する予算を細かく計算します。

  • 予備費の設定: 予期せぬコストに対応するための予備費を計画に含めます。

ここまでがフラワースタンドの大まかな製作の流れです。
ここからが実際に使用したツールや具体例を紹介していきます。

参加者募集プラットフォーム

  • ツイプラ (Twipla):

    • SNS連動: Twitterユーザーに特化しており、Twitterのフォロワーを活用したイベント宣伝や参加募集が可能。

    • ユーザビリティ: Twitterアカウントで簡単にログインでき、使いやすいインターフェースを提供。

    • イベント情報の共有: イベントページから直接Twitterで情報を共有できる。

  • Minsaka (ミンサカ)​​​​:

    • クラウドファンディング特化: ファン企画に特化したクラウドファンディングサービスで、簡単かつシンプルな操作性。

    • 集金・管理の一元化: 企画作成、集金、管理を一つのプラットフォームで行える。

    • 手数料の柔軟性: 花通販Sakaseruを使用する場合、手数料が0%。多様な決済方法を提供し、海外からの参加も可能。

  • Googleフォーム:

    • 汎用性: あらゆる種類のイベントや活動の参加者募集に使用できる。

    • カスタマイズ可能: フォームの質問内容や形式を自由に設定できる。

    • データ整理と分析: 収集したデータをGoogleスプレッドシートに直接反映し、分析や管理が容易

金銭的な透明性を保つ方法

  • 詳細な予算報告: どのように資金が使われるかを参加者に透明に報告します。

  • 収支の明確な記録: 全ての収入と支出を詳細に記録し、必要に応じて公開します。

第3章: フラワースタンド製作のステップ

花材とアクセサリーの選定

  • 花材の選択: テーマやデザインコンセプトに合わせて、色、形、サイズ、季節性を考慮した花材を選びます。

  • アクセサリーの選択: フラワースタンドの雰囲気を高める追加装飾品(リボン、ライト、装飾品など)を選定します。

花屋やアーティストとの連携

  • パートナーの選定: 信頼できる花屋やアーティストを選び、デザインコンセプトを共有します。

  • コミュニケーション: プロジェクトのビジョンや細かな要望を明確に伝え、定期的なコミュニケーションを維持します。

製作プロセスと品質管理

  • 計画とスケジュール: 制作に必要な時間を考慮し、イベント前に余裕を持ったスケジュールを立てます。

  • 品質チェック: 制作過程での品質を定期的にチェックし、デザインの精度や花の鮮度を維持します。

集金ツール

  • PayPay

    • 手軽さ: スマートフォンを利用した簡単な決済プロセス。

    • 幅広い利用者層: PayPayは多くのユーザーに利用されているため、参加者にとって馴染みのある決済方法。

  • 銀行振込

    • 安全性: 伝統的な決済方法であり、安全性が高い。

    • 公式性: 公式なイベントや大きなプロジェクトに適している。

  • パスマ 

    • スピーディー: 電子マネーによる迅速な決済が可能。

    • 小額決済に適している: 小額の集金に最適。

  • 現地集金:

    • 直接性: イベント当日に直接参加者から現金を集めることができる。

    • 柔軟性: 事前の決済手続きが不要で、参加者にとって手軽。

    • バタバタしたり当日が忙しいのでお勧めしない。

イラスト発注について

  • 二次創作の慎重な取り扱い: 特定のガイドライン(例: RIOT MUSICの二次創作ガイドライン)に従い、明確な発言を避けることが重要です。二次創作はルールを守りながら楽しむべきです。今回はこれ以上は自重。

花屋との打ち合わせ

  • フラワースタンド制作の時間流れ

    • 花屋の選定

    • 依頼メールの送信

    • 初回打ち合わせ

    • 参考資料の送付

    • 二回目の打ち合わせ

    • イラストパネルの送付

    • 支払い

    • イベント当日

  • 注意事項の確認:

    • 花屋のウェブサイトとイベントの注意事項を確認。

  • 追加の注意点:

    • 依頼はイベントの1か月前に行う。

    • 参考資料を多く用意する。

    • 予算に余裕を持つ。

    • 自作アイテムの追加は追加作業が必要。

各種文章作成

  • チャットGPTの活用: ビジネス文書や依頼文などを簡単に作成できるツール。本記事の大部分もチャットGPTによって作成されています。

  • フラスタ製作のタイミング: フラワースタンドの作成は2か月前から始動するのが理想的。しかし、概要発表は通常1ヶ月前かそれ以下。事務所への改善要求にもかかわらず、予測可能なイベント(例: 誕生日や周年祭)に向けて事前に動き始める企画者が増えています。

まとめ

 この記事を通じて、フラワースタンドの製作の楽しさとその深い意味について探求しました。フラワースタンドは単なる飾りではなく、感謝やお祝いの気持ちを美しく表現する方法であり、その魅力を伝えるために、まずはフラワースタンドとは何かを紹介し、その製作プロセスとそれが人々に与える影響を詳しく見てきました。
 この記事ではフラワースタンドがどのように人々に感動を与えるかに焦点を当てましたが、一番大切なのは製作プロセス(経験)と、それを通じて築かれる人々とのつながりです。
 

最後に

 今回このような形で自分が持っている知識を共有させていただいた企画者様には本当に感謝しています。
 私もRIOT MUSICを推し始めて2年が経とうとしています。最初はこういったファンによる活動や交流はそこまで活発ではなかったのかなと感じています。
 しかしながらこういった、フラワースタンドやオフ会などを通じたファンとアーティストとの関係性だけでなく、ファン同士のコミュニティの拡大に一役立てたのではないかと思っています。
 他にも最近は自発的な同様の活動も増えてきたので、おじさんはそろそろお役御免なのかなとも思っています。私自身「一度きりの人生、楽しむべきだよね、絶対」という女神てんしからのお告げを元に今日まで生きてきました。
 次回Re:volt2024がひとつの区切りとして、残りは若い世代に任せたいと考えています。

 いい意味でも悪い意味でも、私の限界オタク道を参考にしていただければ幸いです。

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