見出し画像

統合報告のカタチ|統合報告

レポートの構成

短期的な財務的視点と長期的な戦略的視点の2つの視点から構成できる。財務的視点からは経営リターンを、戦略的視点からは社会リターンを、明らかにすることができる。
次の価値創造プロセスを通して経営活動について再確認でき、経営の持続性を図ることができる。
レポートは、6つの資本と8つの要素から構成されている。

(参考:チャート例)
統合報告の概念図 / ビジョン図 / 戦略マップ / 中長期戦略フロー / 企業目的 / 価値創造プロセス / ビジネスモデル図 / マネジメント概念図 / フロー図 / 組織概要 / ガバナンスモデル / リスクマネジメント / 結果-支援目標と約束
など

価値創造プロセス図

価値創造プロセス図は、「アウトカムで生まれた資本が、インプットに再投資(循環)される」ことを表現している。
資本を従来の狭義の意味(財務資本・製造資本)で捉えるのではなく、広義の意味(6つの資本)で捉えることで、ビジネスモデルだけでなく事業活動すべてにおけるプロセスを、対象としてみることができるようになる。

( 6つの資本 )
財務資本、製造資本、知的資本、人的資本、社会・関係資本、自然資本

( 8つの要素 )
使命とビジョン、外部環境、ガバナンス、ビジネスモデル、リスクと機会、戦略と資源配分、実績、見通し


経営の見える化

資本の流れがみえる
・ 6つの資本の関係性をみることで、不足している資本、必要な資本が明らかになる(リソースの整理)
・ 中長期に必要な資本がみえる
・ アドボカシーなどの政策提言に活かすことができる
など

事業活動を捉え直すことができる
主観的に行動している経営活動を、客観的に見直すことができる。
・ 今必要な活動か、将来必要な活動か
・ 単独でする活動か、協働でする活動か
・ 貴団体がする活動か、他の団体でもできる活動か
など

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?