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「わたしのからだはだれのもの、」

「わたしのからだ」をテーマに、
2020年1月初個展をひらくことにしました。

トルソー(マネキン)をかいました。
それぞれをわたしのからだと見立てて、
傷をつけてみたり、言葉を刻んでみたり、
たくさんの思い出をぶつけてみました。

展示ではたくさんの作品を展示したいけれど、
イマイチな出来の作品をならべることはしたくないので、
(あと予算の関係で。。。)
(いつもサポートしてくださっているかた、ありがとうございます!)
結局7体くらいになりそうです。

半分くらい作成しおわってだいぶ形になってきたので、
すこしだけコンセプトについてかたってみます。

わたしとからだの関係についてかんがえることがすきです。
デカルト的な心身二元論に則った解釈もできるし、
ベイトソンみたいな群れから自己を形成する考え方もすき。
人間をいぬにみたてて飼う、そんなメタもかんがえうるし、
輸血や義体による身体の所有、キーボードやマウスによる身体の拡張。
レッテルを貼る、みたいな言葉遊びもおもしろい。

ずっとこころのなかにあるモチーフがあります。
中学生の頃に先生にすすめられてよんだ
田口ランディーさんの「できればムカつかずに生きたい」の一節。
「自傷行為も売春もダイエットも整形も、
自分の体は自分のものだと思っている点で同じなんだよね」(うろおぼえ)

たしかに、じぶんのからだはじぶんのものだと思う。
でももし、ハヤカワの展示を見て、
違和感を感じてくれるひとがいたらとてもやりがいのあることだとおもうのです。

たとえば、もしこれを読んでくれているあなたがカメラマンだったら、
撮影会で被写体さんに詳細に指示を出している時、
被写体さんのからだはじぶんのものだとおもっていませんか?
みたいなはなしです。
被写体さんの容姿に対して、ポージングに対して、
どんなことばをかけていますか。

ちょっと話がそれてしまってすみません。
でも、そういうズレも、一緒にはなせるひとがハヤカワはすきだなあと最近かんじます。

そんな色々なコンセプトがつまった初個展ですが、
2020年1月14日から、たった3日間だけです。
デザフェスギャラリー(原宿)さんまで、
ぜひ足を運んでいただけるとうれしいです!

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