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新作ボードゲームのクラウドファンディングを終えて。

10月31日、9月から挑戦していた、新作ゲーム『トポロメモリー』のクラウドファンディングが終わりました。応援とご支援、ありがとうございました。
ファンディングいただいた方にはメッセージをお送りしましたが、noteでも報告と御礼をしたく。

結果、計116名の方から、目標金額150,000円に対して314,000円のご支援をいただき、達成率は209%でした。トポロジーという不思議なテーマのゲームをつくるプロジェクトに、たくさんの方にご期待いただけたという事実が、ただただうれしいです。

この結果は、ボードゲームづくりを商売にしている者として、勇気づけられることでもあります。

ぼくは、そんなにお金持ちではありません。だから自分の(あるいは会社の)お金を使ってゲームをつくるときはいつも、ひやひやしています。ゲームは売れなかったら単なるお荷物です。

いくつあっても遊ぶ以外の用途がありません。だけど、つくればお金は先に出ていくし、在庫はかさみます。

じゃがいもだったら、煮たり焼いたりふかしたりできますが、ゲームの楽しみ方はルール通りの1通りだけ。自分の分なら、1個あれば十分です。

ウン十万もかけて、何百個作ったところで、売れないかもしれません。するとゲームづくりはとたんに、お金と時間を文字通り浪費する作業になってしまいます。これが失敗したら、次のゲームをつくることはもうできないかもしれない。そう思うと、怖くてやってられません。

だから、クラウドファンディングでまだ世に出ていないような状態のゲームが「売れる」のを知れたことは、とても心強いです。

おもしろいものをつくって、おもしろいと伝えられれば、対価をちょっと早めにいただくこともできる。購入いただける方の言葉がもらえる。そうすると、つくり続ける勇気も湧いてきます。

ゲームを作ってると、「人はインセンティブで動く生き物だ」とつくづく思うのですが、クラウドファンディングはまさに、ボードゲームデザイナーに「ゲームをつくるインセンティブ」を付与するサービスであるなと実感できました。

というわけで、クラウドファンディングやってよかったです。本当にありがとうござました。

ナイスプレー!