テストプレイは「意見」と「感想」の切り分けが大事

ボードゲームをつくるとき、少なくとも一度は、「テストプレイ」をします。

テストプレイとは、つくったボードゲームを製品化する前に遊んでみることです。頭の中で考えたルールを、現実でやってみて面白いかどうか試す行為です。

作者本人は自分のゲームを面白いと思いこんでいるものですが、それが他の人にとってもそうであるかは分かりません。

だから、ゲームを見知らぬ人に販売するのであれば、その前のテストプレイは欠かせません。お金をかけて印刷したけど実はつまらなかった…では悲惨なので。

本noteでは、そんなテストプレイをするときに、僕が大事にしていることをお話します。

テストプレイでは「感想」を重視しよう

どんなテストプレイでも、一度はゲーム全体を通しでプレイします。そしてプレイ後、協力者に「どうだった?」と聞くはずです。

大事なのは、そこで協力者から出てくる「意見」と「感想」を切り分けて受け取り、「感想」を重視することです。

なぜか。まずは意見と感想の定義をしておきましょう。僕はそれぞれ、下記のように考えています。

意見
「ここのカードは1枚増やしたほうがいい」「設定は△△の方がよさそう」「こういうルールの方が面白くなるのでは」など、ゲーム内容の変更を促すアイデア
感想
「むずかしかった」「〇〇するところが楽しかった」「✕✕してるときにつまらなくなった」など、ゲーム時のプレイヤーの感情の動きや印象

ではなぜ、これらを切り分けて受け取るのか。それは、意見は間違っているかもしれませんが、感想は間違いようがないからです。

意見は噛み砕けば「仮にその人が開発者だったらこうする」ということなので、開発者がそれに倣う必要はありません。自分のゲームなんですから、好きな内容にすればいいのです。しかも、やってみたらつまらないかもしれませんし。

一方で感想は無視できません。感想は事実です。協力者がウソをついているのでない限りは、絶対正しいです。少なくとも、その人はそう思ったのです。

開発者にはきっと、「プレイヤーには、このゲームを通じてこういう感想をもってほしい」というビジョンがあるはずです。それと現実がズレているのなら、内容の変更を検討すべきでしょう。

ちなみに「意見」を活用したいなら、「感想」を達成する手段として使うのが望ましいです。

以上です。テストプレイをするときにはぜひ、思い出してみてください。
ビジネスシーンでも、意見と感想の切り分けは大事ですが、ボードゲーム作りでも大事なのです。

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