「地頭」って一体、どうすりゃ良くなるのさ? その答えは、ボードゲーム『ドメモ』にあった。

「地頭が良い人」って、あこがれちゃいますよね。

こんがらがった問題をスマートに整理・解決したり、何気ない会話の中でセンスの良い切り替えしができたりするイメージです。人生楽しそうだし、モテそうです。

でも「地頭が良い」って結局どういうことなんだろう…というのがずっと疑問でした。

そうしたら先日、ビジネスパーソン向けWEBマガジンのBooks&Appsの記事「「地頭の良い人」と、そうでない人の本質的な違いはどこにあるか。」でこんなフレーズに出会いました。

つまり「地頭の良い人」というのは、同じ情報に接していても、そうでない人に比べて、そこから読み取ることができる情報が桁違いに多いのだ。

なるほど! と膝を打ちました。情報から読み取れる情報量が多いから、判断や行動が早くなり、ひいては正解を選び取りやすい(=地頭が良い)ということなのでしょう。

これで「地頭の良い人」がキチっと定義できたので、あとはどうやってそうなればいいのかを考えれば、地頭を良くできるはずです。

というわけで本noteではこの仮説を前提に、地頭が良くなるボードゲーム『ドメモ』をご紹介します。読解力を鍛えたい方に、大変おススメです。

『ドメモ』で鍛える情報の読解力

『ドメモ』はイタリアの天才ゲームデザイナー、アレックス・ランドルフが1975年に発表した作品です。

その完成度の高さから、40年以上たった今でもヨーロッパを始め、世界のファンに愛され続けています。日本では、幻冬舎が販売しています。

内容物はとってもシンプルです。1~7の数字が書かれたプレートだけ。各プレートの枚数は、1が1枚、2が2枚…という具合になっています。合計28枚です。

これらのプレートを、下の写真のように並べます。こちらは3人で遊ぶ時の図です。

そしてする事もたった1つ。それは、“自分の目の前のプレートに書かれた数字を全て当てること” です。

プレイヤーは自分の番が来たら、自分の目の前にあると思う数字を一つ宣言します。

それが実際にあれば、他のプレイヤーは該当するプレートを1枚(その数字が複数あっても1枚です)を表向きに倒してあげます。

これを繰り返し、一番最初に全部のプレートを倒せた人が勝ちです。

ではなぜこのゲームで、情報を読み取る力が鍛えられるのでしょうか?

その秘密は、プレイヤーに与えられている情報と、ゲームの進行にあります。写真でお分かりの通り、自分視点で最初に持っている情報は、他のプレイヤーのプレートの数字だけです。

ここからどうやって、自分のプレートを推測していけばいいのでしょうか。それは「他プレイヤーの発言」の読解です。

たとえば写真と同様のシーンで、自分から見て右手のプレイヤーが「6」と宣言したとしましょう。

正解なのですが、これはセオリー的にちょっと変です。なぜなら、『ドメモ』において一番多いプレートは「7」。つまり確率的に、最初に宣言すべき数字は「7」なのです。

しかし、「6」と言った。そこで、これはどういうことなのだろうか…と発言の裏側を考えるのが『ドメモ』の醍醐味であり、読解力が鍛えられる理由でもあります。

この場合は、「右手のプレイヤーは手元に6があると思った」ということ以外に、「7と言えなかったということは、自分のプレートに7が多くあるのかもしれない」などと推測することができます。

このように、1つの発言の裏を読んだり推理して、複数の情報を得ていくのです。『ドメモ』は、これができないと勝てません。

ここで再度、「地頭の良い人」の定義を振り返ってみましょう。

つまり「地頭の良い人」というのは、同じ情報に接していても、そうでない人に比べて、そこから読み取ることができる情報が桁違いに多いのだ。

身の回りにも、覚えがある人がいないでしょうか。

たとえば困っている人に何も聞かずとも、スッと必要なものを差し出せたりする人。

そんな人はきっと、困っている人を見ただけで、「その人が何を必要としているのか」という目に映らない情報を読み取っているのです。

でもいきなりそんな応用問題を出されても、クリアするのはむずかしいですよね。

ですが、『ドメモ』では最もシンプルな形で無理なくその練習ができます。勝ちたいと思ったら、「地頭の良い人」が普段やっていることを自然とやるようになるからです。

何かを自然にできるようになりたいなら、ゲーム化するのが一番。というわけで、読解力トレーニングにおススメのゲーム、『ドメモ』でした!

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コメント1件

なるほど!地頭とは「戦略的思考」に読める。まるでシベリアの「囚人ゲーム」理論って感じですね
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