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それは、ゲームであっても遊びではないかもしれない

個人的に考えている「ボードゲームとは」という話をしたいと思います。

ぼくはボードゲームを、ボードのゲーム、そこから転じてテーブルなどの上でアナログに遊ぶゲームと解釈しています。

よってトランプや、『ニムト』『お邪魔者』といったカードのみを使用するゲームもボードゲームです。

一方、「ボードゲーム」の後半部に含まれる、「ゲーム」という単語にも注目したいと思います。

Wikipedia先生によると、日本で一般的に使われている「ゲーム」という言葉は、英語圏ではちょっとニュアンスが違うみたいです。

ゲーム(英: Game)とは、勝負、または勝敗を決めること。守るべきルールがあり、環境または他人との相互作用を元に行なわれる活動である。
邦訳ではプレイ(英: Play)と混同され遊びや遊戯の言葉が当てられることが多いが、英語圏では明確に区別されている。本項では「遊び」にも重点を置いた解説をする。

肌感覚ではゲームとプレイがそんなに違う…?という気もしますが、プレイステーションという名称はこれを意識しているのかなとも思います。

以上を踏まえると、ボードゲームとは「アナログに行われる勝負、あるいは守るべきルールがあり、環境または他人との相互作用を元に行なわれる活動」です。注意したいのは、それが遊びだとは限らないというところです。

お金を賭けるカジノだってボードゲームです。ぼくがお仕事で提供するゲームの研修も、ボードゲームです。どれも、ただ楽しむためだけの遊びじゃありません(楽しめるならそれはそれでOKです)。

ゲームという言葉をそうしたゆるやかな誤解を解き放って、もっとフォーマルなシーンにも浸透させたいなぁというのは、ぼくの密かな野望です。必ずしも、ゲームをすること=遊び、ではないんですぜ。

ちなみに余談ですが本noteのタイトルは『ソードアート・オンライン』(SAO)という作品の中に登場したセリフをもじったものです。

SAOのストーリーからして、原作者の川原礫さんは、上記の「ゲーム」の意味を知った上でこのセリフを生み出したんだろうなぁと勝手に想像しています。

というわけでとりあえず今は、ボードゲームについてこういう風に定義しています。でも、物事の解釈は自分の都合のいいように変化させていくべきものだと考えるタチなので、明日には変わってるかもしれません。

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