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ゲームマーケット2020大阪&春の開催中止を決断したアークライト社の買うべきゲーム10個

「新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにゲームマーケット2020大阪が中止」というニュースはボードゲーマーの間を衝撃をもって駆け巡りましたが、先日、ある意味それ以上に衝撃的なニュースが飛び込んできました。

出展料金、まさかの返金…!公式ツイートを見たあと、思わず会場のインテックス大阪の利用規約を見に行ってしまいました。当然このタイミングでのキャンセルは利用料金の100%支払い。つまり今回、アークライト社は使わない会場への支払いを満額自腹で支払うわけです。

会場の料金表を見るに、しめて大体400万円ほど…実際の損金はそれ以上でしょう。それくらい出費があっても大丈夫だ、という経営判断があったのでしょうが、ボードゲーマーの端くれとしてこの素晴らしい対応を応援しないわけにはいかないなと思いました。そしてボードゲーマーにできる応援とは、ゲームを買うことです。

【2020/03/24追記】なんとその後、4/25・26に東京にて開催を予定していたゲームマーケット2020春も開催中止が決定しました。そして、そちらも出展費の返金措置を行うとのこと。中止の誠意あふれるお知らせ文は、ボードゲーマーなら涙なしには読めません。これはもう、もっとアークライト社のゲームを買うしかなくなりました。

そこで本noteではそんな気持ちになった時に買うべき、アークライト社のゲームをまとめました。気になるものがあったらぜひ。

ボルカルス

去年ボードゲーム界では大きな話題になりました。怪獣プレイヤーと人間プレイヤーに分かれて、東京を舞台に戦うゲームです。『シン・ゴジラ』好きならぶっ刺さると思います。基本的に怪獣がめちゃくちゃ強いので、人間側で勝てた時はすっごく気持ちいいです。

あやつり人形

暗殺者、商人、奇術師…などなど様々な能力者の力を借りながら、いち早くポイントの高い都市を作り上げるというゲーム。どの能力者を使えるかは他プレイヤーとのかけひきしだい。新版には拡張セットも全部入りなので、セットを入れ替えて一日中遊べる奥深さです。

セレスティア

飛行船の搭乗員になり、より遠くの目的地を目指すゲームです。ただし船が進めるかどうかは船長になったプレイヤーの運次第。搭乗員たちは毎ターン、船長を信じるか船を降りるかを決断しなくてはなりません。進んでも進めなくても盛り上がるチキンレースです。

タイムボム

ボマーとポリスに分かれて、お互いの正体が分からない状態でボマーは爆弾の爆発を目指し、ポリスは解除を目指します。人狼ゲームのような、いわゆる「正体隠匿系」ジャンルなのですが、推理したり嘘をついたりするための材料になる情報(爆弾や解除スイッチ)が各プレイヤーの手元にカードとしてあるので簡単に遊べるのがすばらしいです。

イリュージョン

カードに4つの色を使って描かれた不思議な模様を見て、指定された色の割合が多い順に並べるというゲーム。言葉もいらず、すぐにルールが分かって遊び始められます。デザイナーさんがうまかったりと、個人の強みが出るのもいいところだと思います。

ジャスト・ワン

お題の言葉を親に当ててもらうために、みんなでヒントを出すゲーム。ただし、ヒントは被り禁止。ヒントが出そろったら親に見せる前に確認して、被っていたらなくなってしまいます。だから、「他の誰かが書いちゃうかも…」というヒントを避ける必要があります。これだけのルールで、ただの連想クイズが超面白いゲームになっているというデザインの見事が体験できます。

インカの黄金

襲い来る災厄を避けながら、遺跡から多くの黄金を持ち帰るゲームです。遺跡に深く潜るほど多くの黄金が手に入りますが、その分災厄に襲われるリスクも高まります。「セレスティア」同様、チキンレースですね。僕はこういうゲームで最後まで潜って死ぬタイプなんですが、それでも楽しいのでスゴイです。

ふたつの町の物語

両隣りのプレイヤーと一緒に町をつくっていき(つまり、ふたつの町ができあがる)、最終的にできた2つのうち、低かった方のスコアが高い人が勝ち、というゲーム。勝ち点になるのはスコア低かった方の町だけなので、両方の町をバランスよく育てなければいけません。プレイヤーたちの思惑がミックスして思わぬ方向性の町ができあがったりして面白いです。

ミツバチマッチ

シンプルに言うと、カードに特殊能力があるババ抜きです。ただし、プレイヤーはジョーカーを押し付け合うのではなく、女王バチを取り合います。いわば、逆ババ抜き。同じカードが二つ揃ったら、捨てつつ能力を発動できます。かわいいパッケージですが、本気で勝とうとしてカードの読み合いをしようとすると、すごい思考ゲームになります。

テラフォーミングマーズ

火星に入植する企業になって、最も多くの発展貢献ポイントを稼いだ人が勝ちというゲーム。ポイントを得るためには緑を増やしたり、気温を上げたりと色んな方法があるので、自分の好みのスタイルで楽しめます。たまに隕石を落として他プレイヤーの戦略を台無しにするのも一興です。遊ぶのに広い机が必要になるのでそこだけ気を付けましょう。

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以上です。購入せずとも、アークライト社のゲームを遊んだらSNSに写真をあげるとかするといいと思います。がんばれアークライト社!がんばれボードゲーム!


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