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ゲームで「面白さ」をリ・パブリッシュする

ゲームデザインは、モノゴトの「面白さ」のリ・パブリッシュです。ある場所で見つけた“強度のある面白さ”を、ゲームというメディアに載せて改めて届けることと言えます。

強度とは、モノゴトの面白さの普遍性のようなイメージです。他のメディアに移しても感動が薄れないような。

この手法はストーリーのあるコンテンツで行われることが多いです。いわゆるメディアミックスです。マンガ原作のドラマだったり、映画の小説版だったり。僕らがマンガなどを読んでいて「ドラマ化しそうだなぁ〜」と思うのは、無意識にこの強度を感じ取っているからではないでしょうか。

以前コルクの佐渡島さんが、「作家の価値を最大化するために、作家の頭の中をパブリッシュする」とおっしゃっていました。これはつまり、強度のあるコンテンツを世に出す手段は、一種類や似た性質のメディアだけに限らなくていいということじゃないでしょうか。

僕はその手段としてゲームを選びました。「面白い!」と思った、強度あるモノゴトをゲームにして、届いていなかったところや面白がってくれそうな人たちに伝えることです。

ゲームでのリ・パブリッシュの強みは、プレイヤーに面白さを体験してもらえる点でしょう。“やる”ことによる感動の浸透率は、けっこうすごいです。

ナイスプレー!