厳しかった（本当に厳しかった）夏も過ぎ、よい季節になりましたね。
いかがお過ごしでしょうか。秋薔薇の季節がやってきましたが、我が家は今年はあまり咲きません。枝葉の元気がよすぎて、花のことなんて忘れたようです。秋に咲かなければ来年の春がその分楽しみ、といいますが、ちょっとつまんない笑。

さてさて、11/3〜6の４日間、秩父にある友人のギャラリーカフェで、ちいさなテディベアのおみせを開きます。
15体ほどの、大きいのだったり小さいのだったりするこぐまたちを連れて行きます。

テーマは「子供部屋の記憶」です。
わたしは自分の縫うくまに、【子供部屋の鍵】というブランド名をつけています。

いいのか悪いのかわかりませんが、わたしには物心ついた時から自分の部屋がありました（妹と一緒でした）。
いわゆる子供部屋です。夜は親と離れて眠りました。

夜は長くて、暗くて、古い洋間の天井は高く、ドアはいつもぴたりと閉まっていました。
眠る時、わたしはいつも手足も頭も毛布の中にしっかりしまって、「あのドアが開いて、おばけが入ってきたらどうしよう」と思っていました。

子供部屋に鍵をかけたいとよく思っていました。そうでなければ、頼もしいくまのともだちがいればよかったな、と。
わたしのくまは、小さな頃のわたしが「こんなくまがそばにいたらよかったな」という思い出から生まれてきます。

おみせの名前は『いばら舎』です。
オンラインストアの名前をいばら舎にしているので、今回は出張いばら舎というイメージでしょうか。
季節のいいなか、くまたちを直接見ていただきたいなという試みです。

開催場所
カフェギャラリー・こぐま座α
友人の人形作家・近未来さんが経営されているお店です。
♦︎住所：埼玉県秩父市熊木町17-13
♦︎営業時間：11時〜17時（ラストオーダー16時半）
※カフェですので、ご来店の際はワンオーダーお願いします（おむすびおいしいよ！）

作品の販売について
①お支払方法
現金、クレジットカード、各種Pay

②ご購入制限
今回は特に設けません。ご購入いただいたくまはご希望があればお持ち帰りいただけます。
会期後の発送も承ります。その際は宅急便の着払いです。
※３体以上お迎えくださった方は、作品の残り数によって最終日まで一部お預かりさせていただき、会期後の発送をお願いすることがあります（会期後の送料はわたしが負担いたします）。

夏の高円寺での個展の際、「この子！」と決めてお迎えくださったくまさんとみなさんが別れ際に名残惜しそうにされているのが、とても嬉しく印象的でした。
そうですよね、出会ったくまさんは一緒に連れて帰りたいですよね、と思いました。
そのため、今回は初めての試みですが、「展示」というより「おみせ」です。
会期の後半になるにつれお品が少なくなるかもしれませんが、どうぞご理解ください。
（最終日でも案外残ってるよ、となるのもそれはそれで悲しいので、良いご縁があることをわたしは祈っています笑！）