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『俗物』刊行記念展示レポート

燕三条 工場の祭典の期間と同じ、2022年10月7日(金)〜10月9日(日)に1日加えて、10月10日(月)まで「WASH AND BOOKS」にて「WASH AND BOOKS exhibition#01『俗物』刊行記念展示」を開催した。

入って右側にある天井までつづく本棚の一部に、2014年から2018年までツバメコーヒーで開催された「鎚起銅器職人 大橋保隆個展」で発表されてきた作品を展示し、その脇に当時のパンフレットを再編集したパネルを掲示することで、時系列でこれまでの過程そのものを振り返ってもらえるようにした。その中心にはこれまでの展示をまとめることをきっかけとして、10月7日(金)に刊行された『俗物』を配置し、手に取ってもらいやすいように工夫をこらした。

本棚をくり抜いたような展示空間は、その外周に展示に関連する本を配置することで、展示そのものをまた別のしかたで説明することを試みたり、展示を鑑賞するなかで、思わぬ本が目に入ってくるという本との出会いがなされうるような、特異な展示空間になったような気がしている。

「俗物」グッズとして、華雪による篆刻をベースとして、新潟県は五泉市にある「田中刺繍」製作による俗物ブローチと、イケウチオーガニックのシルクのような光沢を持つバンブータオルに刺繍をほどこした5色の賑やかなタオルを販売した。ブローチはオフホワイトのフェルトにシルバーの刺繍で、タオルは地の色と対極的な刺繍糸を選び、色のぶつかり合いをたのしめるような組み合わせとした。

『俗物』販売ページはこちらから

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