見出し画像

ぞんびのリミテッド大考察『カルロフ邸殺人事件』ザ・リスト+スペシャルゲスト編

こんにちは、ぞんびです。

通常セットの中に紛れ込んだ特別枠「ザ・リスト」及び「スペシャルゲスト」枠です


前提となる序文はこちら
カード個別評価白編はこちら
カード個別評価青編はこちら
カード個別評価黒編はこちら
カード個別評価赤編はこちら
カード個別評価緑編はこちら
カード個別評価多色+その他編はこちら
カード個別評価アルケミー編はこちら


雑感

まーーー何とも言えない統一感のないジャンルですね。過去のボーナスシートのような「エンチャント」「アーティファクト」などの統一感もなく、かなり雑多にカードが選ばれている印象があります。
更に元々ザ・リストは強さが度外視されがちに選ばれていて、今回もかなり当たりはずれが激しいですね。一応アーキタイプとかに寄り添ったり意識されているカードが多めな気はします。
どれも再録になるんで「知ってる!」でつい取ったりしちゃうカードもあるかと思いますが、ちゃんとこのカルロフ邸にフィットしているかどうかにもフォーカスして評価していこうと思うので皆さんもよろしくね。
ちなみに各出現率は以下です。コモンですら1ドラフトに2.4枚、レアやスペシャルゲスト枠は2ドラフトに1枚あるかどうかです。だからまぁあんまり詳細に書きすぎても役立たないかもw

第7枠:コモンまたは「ザ・リスト」のカード
 ほとんどの場合(8回中7回、あるいは87.5%)、この枠からは7枚目のコモンが出現する。しかし8回に1回の割合(12.5%の確率)で「ザ・リスト」のカードが手に入る。この枠から出現するカードの出現確率は以下の通り。87.5%――メインセット収録のコモン 1枚
9.38%――「ザ・リスト」収録の通常再録のコモンやアンコモン 1枚
1.56%――「ザ・リスト」収録の通常再録のレアや神話レア 1枚
1.56%――「ザ・リスト」収録の「スペシャル・ゲスト」カード 1枚

個別評価

今回も個別評価は以下の5段階で行っています。カードの直接的な強さの上下というよりは、ピックするタイミングや条件が影響している評価となります。特に1パック目での評価が軸です。

・ノータイム:初手級。色を変えてまでも使うべき強力なカード。
・優先   :1~4手目の、『進むべき色を探るタイミング』でその目安となるカード。時には捨てることもありますが、上からどういった優先カードが流れてきたかで立ち位置を考えることになるでしょう。
・次点   :3~6手目程度でデッキの中軸を担わせるために取っていくカード。ただし、最序盤の1~4手目では『色のあっている次点』よりも『色のあっていない優先』を取って積極的に立ち位置をアジャストしたほうがピックがスムーズになると思われます。
・抑え   :5~9手目あたりで保留として取ることが多そうなカード。一周させるほどではないが、今後の流れによっては使わない候補となる事も多いグループ。特定のアーキタイプでのみ強いカードをこの評価にしておき、とりあえず抑えて様子を見ることもしばしばありそう。
・見送り  :原則として積極的には取らないカード。色があっているほかのカードがあればそちらを優先するだろうというカード。最終的にデッキから押しくも抜けるレベルから絶対に使わないだろうカードまで混在しているが、『1週目では取ることがほぼなく、他に取るものが何もない』といった状況で取るだろうという共通点で評価をまとめています。



ノータイム
筆者の魂の故郷である神河物語で登場して、実際にリミテッドで猛威を振るっているのを見たカードです。
1体につき2マナの税は大変重く、相手の攻め/展開を大きくスローダウンさせることができます。今回は手掛かりなどで終盤までしっかりマナを使いがちなのでこのカードの影響が少なくなることもあまりないでしょう。
特に赤系、白系のビートダウンには非常によく刺さりますし、変装クリーチャーでの戦闘も満足に行えなくなるあたりが環境に合致していて非常にうれしいカードです。大当たり。


見送り
アーティファクトを探すカードですね。
今回はほぼ赤青でカバンが入ってるデッキ専用かなと思います。
このカード自身が重いため、よほどのアーティファクトじゃないと探したくないんですが、カバンはそのよほどですね。アーティファクトにボムレアとかが極めて少ないのも残念。鞄がない時に取ることはないと思ったので見送りにしました。鞄取ってたら割とすぐとってもいいかも。


見送り
レガシーを代表するカードで、長年その名前を冠したデッキが存在し続けているほどです。
で、リミテッドでは使いません。自分のみがファッティを出せると嬉しいですが、変装の関係で相手にも序盤から実質ファッティが存在している可能性が今回十分あります。あまりにもリスクが高いですね。使わないでください。不安定すぎます。


次点
イニストラードのギミックだった除去です。
普通に打つとー1とかなり物足りないですが、クリーチャーが他に死亡していればほぼ1マナの確定除去として扱えます。
軽いので他の除去と併用もできますし、相手から除去を打たれた場合の返しとしても使えます。構えやすさが非常に高いので簡単に打てるんじゃないかな。優先かは悩みました。ほぼ勘で次点です。


優先
ウルザズサーガで登場した特殊な蘇生カードです。よく使ってた思い出のカードですね。
自分のクリーチャー1体と引き換えに2体を蘇生できます。数の上では2:2なので特に得はしませんが、質は大きく向上するでしょう。
変装で早期に死亡したファッティや土地サイクリングなどを蘇生していきたいですね。黒にEtB系のカードが実は今回少ないのはちょっとマイナス評価。
クリーチャーが墓地を離れるカウントは1回分にしかならないのは気を付けましょう。誤差ですが。


抑え
1マナのサーチカードなんですが、代償としてランダムハンデスが発生してしまいます。
非常に使いづらいカードですね。何がまずいって土地も捨ててしまう可能性があるので序盤に打つと簡単に計算が狂うんですよね。その一方で遅くなると探したカードを捨ててしまう危険性も高まってしまいます。良いタイミングが少ない。
赤青なら手掛かりで手札枚数確保できるのでリスクは少なめでしょう。
あるいはあまりにも強いレアが取れていて、リスクとらないと勝てないくらい残りが弱いなら採用していいと思います。


次点
すんごい評価に迷ってるカードです。
待機は、マナを支払ってゲームから除外しておき、決まったターンである4ターン後にただで打てるというカードですね。
額面だけみたら1マナで4/4×2と破格のカードです。1Tに待機出来たら圧倒的ですね。ただもちろん、後で引けば引くほど弱くなり、場合によっては完全に無駄カードになるタイミングもあります。
3T目以降はちょっと間に合ってないと感じて、評価を下げました。でも上振れが凄まじいのでそれに期待しての次点ですね。
これをマナを払わずに唱える手段は今回ほぼないのが残念です。


ノータイム
すんごい強いクリーチャーですね。
手掛かりシナジーだけでなく、シンプルにこれ単体でサイズアップする3マナ+ドローもできるため今回の緑のゲーム速度にサイズ感的にもあっていると思います。
赤緑アーティファクトとかみたいな裏アーキタイプもこれだけでできるかも。別のカードの効果で手掛かりを生贄に捧げてもちゃんと育ちますしね。


抑え
エルドレインからの再録ですが、相手を切削する手段が今回は全然ないですね。墓地が溜まってきたら使いやすいんですが、そこに至るまでの期間が長いし弱いしで使いたいカードではないです。
変装は実は墓地0でも消せて、そこは結構大事だと思って見送りにはしませんでした。

見送り
スタンダードでは禁止になったほどのカードですが、リミテッドでは無理です。7種類の土地を集めることすら満足にいかないでしょう。
MTGAでたまに特別イベントとしてやっているキューブドラフトでは強いのでぜひそっちで取ってね。
ギルドパクトの事件などの基本土地サーチが多ければ、基本土地を1枚ずつ入れて無理やりやってもよさそうではあります。二ヴミゼットよりはいいかも?


ザ・リスト枠


ノータイム
悪名高い禁止カードがついにMTGA実装ですね。
どの色でも使え、2マナで3/3飛行が出せ、しかも戦闘ごとにルーティングもできると文句がありません。
取らない理由、使わない理由がどこにも思いつかずむしろ単純に強いのでほめたり解説する部分もわかりませんね。
証拠収集や2枚ドローとシナジーを一応形成するんで一応覚えておきましょう。そういうレベルじゃないですが。
ひよっこ捜査員で乗る動きは往年のスタンダードの今日ムーブなのでぜひやってみたいですね。


見送り
部族支援のバーン効果を持っています。
ただ今回は別に部族エキスパンションではないです。吸血鬼はロクな枚数集めることがさすがに難しいですね。
本人も5/3/3とサイズ的に落第なので使う機会はないです。


抑え
かなり弱いですが一応除去です。毎ターン1マナかかってしまう除去ですね。
他のものに使うマナが少しとはいえ圧迫されるので原則は使いたくないです。それでも一応確定除去であり、場合によっては3マナで追放するよりトータルのテンポが軽くなりえることもあります。次点にはできないですが除去の確保として抑えにはなるかなという感じです。


抑え
クリーチャーを”進化”させれるエンチャントです。起動にもクリーチャーの出し直しにもマナがかかるのでちょっと重めのカードですね。
基本はクリーチャーを入れ替えるだけで得はあまりできません。除去されるクリーチャーやチャンプブロックしたクリーチャーを生贄にするとおいしいですが、使い方が受動的で評価しづらい項目ですね。
ただ、緑白においてだけは内通者や犬の散歩者で簡単にトークンがでますしひよっこ捜査員などを進化させてもいいです。トークンを戦力に変える手段としてかなり大事なんじゃないかな?緑白に進んでいるときは次点でも良さそうです。
損失なくクリーチャーを墓地に遅れるんで証拠収集ともシナジーするんですが、出し直しのマナが気になりすぎるんであんまり考えたくないかも。

次点
モダホラ2にて”トークン”が色アーキタイプだったときに生まれたカードですね。
トークンに飛行を付けたうえで、トークンを4/4に入れ替えていくことができます。起動し始めたらかなりの戦力で一気に勝てるんじゃないでしょうか。
ただ今回は緑がややトークン生成能力に欠けるので色に不安があります。青がわの調査カードをうまく使って何とか、でしょうか。
起動にも色マナを使う関係でタッチで使いづらいカードです。出したターンにトークン出せないのはゲームの終盤だと結構手遅れですからね。
そのため緑青という色にかなり紐づいたカードであり、色故にやや評価を下げました。


次点
分割呪文の一種の余波です。手札からは青で、墓地からは黒で唱えれるという特殊な分割ですね。
とりあえず普通のバウンスよりはハンデス分強そう。重いんですが今回は結構手札に呪文残ると思いますし、そうでない相手にもバウンス→ハンデスで除去になるんで見た目より使いやすそうですね。


見送り
MtGAのみの差し替えカードとなります。が、なぜこれ???
モダンとかだと特殊なコンボデッキもありますがリミテッドでは原則使わないですね。何が起きるかわからな過ぎますし、結局何も起きてないことの方が多いので。
一応変装を唱えてファッティを呼ぶ!みたいな上振れはありますがそもそもこれのために5マナ使うのがね・・・


見送り
初代ラヴニカのカードです。毎ターン継続的な切削ができるものの、令和のマジックってそうじゃないですね。普通に重いし1枚ずつだと何もしてないも同然です。使わないです。


優先
アラーラにいた続唱を持つカードです。6/5/5に+αで何か呪文が無料で手に入り、ただただ強いですね。タッチカラーでも余裕で使います。
変装でプレイするコストは代替コストではないため、この効果で唱える際にも行えます。ただ、そもそも5マナ以下じゃないと唱えることができないのは重々気を付けましょう。そもそも6マナのカードがあまり採用されないと思うのであんまり関係ないと思いますが。



見送り
ちょこちょこ出て気はするカードですね。で、リミテッドで使った記憶ないです。つまりそういうことです。使うことはあり得ないくらい言っていいでしょう。



見送り
フラッシュバックを持ち、墓地肥やしと相性がいいことは嬉しいんですが、それにしてもやることが結局ライフゲインだけなのが全然そそらないですね。リミテッドで3マナ払ってライフゲインするの、ただ弱いです。使わないでください。

見送り
3/2/2ヘイストですね。変装よりは強いんですがその程度です。
ゴブリンはほとんどいませんし、いるとしても最初からヘイスト持ってるクレンコだったりしますね。さすがに純粋に自分だけの勝負だとちょっと使わないかも。


次点
さながら青のひよっこ捜査員ですね。かなり似ています。
あちらも強いので概ねこちらも強いと思うんですが、パワーがなく戦闘要員として弱いこと、探偵シナジーを(特に探偵帽を)受けれないことを理由としてあちらより低く評価しました。
青赤であれば非常にうれしく使いやすい調査カードでしょう。

見送り
かなり使いづらいカードに思ってしまいます。
タフネスの方が極端に高いクリーチャーは今回あまり多くなく、満足な全体強化として扱えないでしょう。
更に3/2などのクリーチャーを弱くしてしまうことすらあり、しかもそれはかなり頻繁だと思います。3/2が多くて使いやすい色ですからねこれ。結果として非常に使いづらくなってしまっていると感じました。
3/2が多い問題を相当気にして見送りとしています。
なんかうまい使い方募集中ですね。


次点
変異が初登場したオンスロートにて、その変異を創り出したイクシドールです。結構イケメン。
裏向きのクリーチャー全体に対するロード能力と、それらを3マナで表にする能力を持っています。
今回の変装はどれも表になるのは結構重めのカードもあり、特に緑や赤と組んだ時はそれらを表に出来るのはかなり恩恵が高いように見えますね。
ただし、弱い色である青緑や、赤青の本来やりたいアーキタイプと全くかみ合っていないことにかなり問題を感じます。
青黒の方がまだましかもも?
肝心の青に、イカくらいしか恩恵を受けれるカードが無いことが最も問題に感じています。もしかしたらそのせいで抑え以下になることあるかも。イカだけに。


優先
本編以外では唯一となるプレインズウォーカーです。
盤面に干渉する能力は一切持っていませんが、切削とドローを同時に行い自身のその他の能力につなげて最終的に勝利に持ち込むPWですね。
灯争大戦のころは実査しこれを使ったコントロールが強かった記憶があります。とはいえあちらは今よりもクリーチャーの展開テンポが緩やかで除去も結構強く、動員などのギミックでコントロールを組む土壌がありました。それを思うと純粋に強いと言っていいかは正直怪しいのかも。
青系のコントロール今回はあまり期待していないんですが、これならできるかもという淡い期待込みの評価です。


次点
筆者のかなり青春時代のカードです。師匠が特にこれ大好きで、にちゃこんされまくりました。
土地確保とドローが行え、緑ながら簡単に手札が増えますね。素で出したときの7/6/5はあまり脅威ではないですが、それでもファッティほどではあります。
装飾庭園より手札が増える分でちょっと上だと感じました。まぁ3マナサイクリングは正直かなり気になりはしますが。使ってみたら弱いはちょっとありえる。


次点
悩んでちょっと高めに評価してみました。
1マナで3体分という破格の横ならべができるカードです。
とはいえアーティファクトのコストが必要で、打つターンは3T目以降になりがちだと思います。ついでに、赤青で使いたいカードなんですがアーティファクトの破壊であり生け贄ではないので、一部カードとシナジーできなくなるのが結構気になってますね。もしかしたら次点無い可能性もあります。
赤白でひよっこ捜査員からつなげて使うほうが本命かも。ちょっとまだ赤白がどれほど手掛かりでるかわからなくて、それ込みで評価していいかわからなかったです。


見送り
ラヴニカには人間全然いません。特に緑には。そのため全然カード引けないでしょう。
ライフゲインの効果も、カウンターがそこまで乗らないことに加えて効果が結局2点ゲインと頼りないものです。使わないでしょう。


次点
ダブルシンボルながら多少使いやすい2マナかなと思います。
主に相手の序盤の手掛かりを追放して潜在的なアドバンテージ差をつける担当ですね。ほんとにダブルシンボルが気になりますが基本的にはとって入れて損がない2マナ域に見えます。
繰り返しなんですが白のダブルシンボルは気になってます。白いデッキの4T目などに夜警などと色マナを食い合ってしまうことが十分あり得るからですね。混成変装ともやや同時にプレイしづらいのでそのあたりも気になる。
でも手掛かりはみんなすぐ出すと思うのもあって次点にしています。



優先
当時よりさらに今回強くなったカードだと思います。
本人サイズはちょっといまいちですが、パーマネントであればなんでも生贄にして1点ダメージに変換することができます。しかも飛ばし先は自由ですね。
参考人や犬の散歩者のトークン、手掛かりやその他アーティファクトなどと、シナジーを発揮するメカニズムは今回多くて太くて強いです。それを享受できるのでこのカードも非常に強くなってると言っていいでしょう。
それらが取れないとパワーダウンするのが気になってノータイムにはできませんでした。ザ・リストが出る枠はレアと争うことになるんでちょっとだけ厳しめ評価で、こういうギリギリノータイムでもいいかも?みたいなカード下げてます。
ちなみに英語名だとMagmaw/マグモーって言います。いろんなパーマネントをもぐもぐまぐもー、って感じで覚えましょう。


見送り
おたがいにヘイストをつけます。おたがいなのが厄介すぎますね。1マナで済むとはいえこのカードの分で手札1枚とマナを失うので、基本的には相手の方に攻めるターンが渡っちゃい本末転倒に感じます。
ヘイストはあればうれしい能力ですが、カード1枚の、しかもデメリット付きの価値はないでしょう。


ノータイム
急に迷い込んだ問題児ですね。あまりにも強い。
そもそも5マナで1/1飛行を2体連れてくる2/2、というだけで順当に強めなんですよね。横ならべとしても生贄確保としても価値があります。
その上で、即席という能力を持っています。アーティファクトをマナに変えれるような能力ですね。非常に強力です。調査トークンなり他の飛行機械なりをタップしてとてもスムーズに出てきます。ひどいと3T目に普通に出てきますからね。圧倒的な強さを持っていると感じました。ほぼ絶対取ります。


ノータイム
昔も強かったですが、環境でさらに拍車がかかったカードですね。
1マナかかるものの変装やトークンでドローできるためかなり機会が多いです。ドローで土地が伸びると、変装の解除や自身の能力もどんどん使えるので雪だるま式にアドバンテージが増えていくでしょう。
変装以外でもサイズの小さめなクリーチャーが多いですし『パワー2以下のシナジー』を持つカードであるともいえます。白が強い&これと全体的に相性がいいことも相まって取らない理由思いつかなかったです。

抑え
カラデシュの組細工サイクルでありい、黒マナでの起動ができますが5マナで2ドローと正直弱めです。
このカードの真価は先払いできる手掛かりと捉えたときだと思います。つまり赤青で使う場合ですね。生贄に捧げるアーティファクトとして程よく、かなり使いやすいと思います。『アーティファクトを生贄にしてドロー』系の能力がいくつかあるのでそれらできちんと使っていきたいです。
ほぼ赤青限定のカードなので、その分で評価下げ気味という感じですね。


見送り
リミテッドのライブラリーアウト系のカードは基本好きなんですけど、もはや石臼程度では戦えない時代になってしまったと感じています。お互いコモンもアンコモンも強くなったので、相手が変に攻めあぐねることが少なく、このカードを出して起動している分のマナを取り返すチャンスが全然ないでしょう。
極度に試合が遅く、青黒の除去満載のコントロールとかだと考えますが、そういうデッキになるときって大抵ちゃんとレアがあって勝てるようになってると思うので(そうじゃないと進みにくいため)、結局これ必要ないと感じました。卒業です。石臼からの。


見送り
タップ状態で出る上に1マナしか出ないというだけで使いたくない度が高いんですが、それを受け入れて且つ白いパーマネントを2個用意した末に出来ることが『墓地のカードを1枚戻す』とあまりにもささやかです。まぁ土地なんで・・・って感じですね。
取らないです。


見送り
これもよくわからない赤のカオス系カードですね。つまり法律上取っちゃだめです。
おたがいの手札を戻して引き直しますが、正直妨害になるか全くわからない効果です。そのうえで自分は手札1枚と3マナ失ってますからね。正直に言えば負けるための効果といえます。
金属術を達成していると相手にある程度のダメージが入りますが、アーティファクト3つ用意した後だと相手の手札もある程度減ってると思います。3マナ4点くらいだと全然割に合わないと感じているので(3マナが重いため)、評価を上げる理由にはなりませんでした。



見送り
ラヴニカ名物口からお金吐き出してる系エンチャントですね。名物か?
宝物を継続的に作ってくれるカードで、それ自体は嬉しいんですが条件が厳しいです。
3T目に置いたとしても宝物がもらえるのはしばらく時間がかかるどころか、変装解除などでうまくマナを使われて全然取り返せないことも多そうです。
これに払った3マナを回収することすら難しく、使えば単に不利になるカードだといえます。3マナでこんな物置かないでください。


優先
ちょっと不安なんですが、やっていることは合計3マナで3ドローとすさまじい効率のドローです。青は飛行を抱えるいるでもあるので比較的簡単といっていいんじゃないでしょうか?
生け贄に捧げてくれるのでその辺のシナジーも達成はできますね。
デッキの中の飛行や2マナ域の数次第だと評価を大きく落とすと思われるので、そこだけは気を使ってピックしましょう。

優先
緑黒のカードの中だと全体で一番強いんじゃないでしょうか。
切削は一回置いておいて、3/2/3到達が、ですね。緑黒のゲームレンジに自然に運んでくれるカードだと思います。
3マナがやや重いもののインスタントタイミングで墓地回収も行うことができますね。切削で落としたカードを回収できるので、デッキのボムレア類に辿り着きやすいともいえますね。序盤はかためてその間に切削して、これの回収や他のカードでの利用につなぐ時間をしっかり作ってくれるでしょう。
起動しないまま置いておくと普通にLOがあり得るのだけは気を付けましょう。ちゃんと起動しましょう。


次点
大体2/2/2ですね。使いづらいわけではないです。
ダメージをクリーチャーでもプレイヤーにでも与える度、ライフを変動させる能力がありますね。これがアタッカーでダメージを通しているのであれば互いに失うことを選んで3点打点分に、そうでないならライフゲインで延命も視野ですね。
癖はややありますが取りあえず素直な2/2/2で使えるカードだと判断しました。
この微妙にやる気なさそうでありそうな表情、好きです。


見送り
スピリットは全然いないし、赤と白は証拠収集も、他の手段で墓地を離すことも苦手で環境にマッチしてないカードですね。ここはロアホールドではなかった。
黒や緑と組んでわざわざ3色にするのも、そもそも3色自体の安定性を考えると敬遠するべきでしょう。ちょっと使う機会なさそうです。


ノータイム
これもモダホラからの登場ですね。そのおかげでカードパワーが明らかに高いです。
サーチした時のマナコスト1サーチは、主にひよっこ捜査員がいますね。サーチからドローにつながって手札がしっかり増えてくれます。これ自身が3/3/3なので展開中の隙も特に生まれないですしね。手札が増える3/3/3、基本最強だと思います。
生け贄にしての呪文封じは効果がやや不確実な上にこれを失うのが大きく、あまり使いたくないです。ここで相手から除去がなければコンバットトリックでリーサル!みたいな時があるかもですがインスタントだったら起動したタイミングで打たれるので、それすらも潜り抜けれる状況というとかなり狭いと思います。使うつもりなくてもノータイムにしました。有名なカードの中では最も強いほうなんで折角なんでみんな使いたいですよね。


見送り
装備品なんですが、タフネスが特に上がるわけじゃない+効果も別に強くないと弱い装備品の条件を満たしていますね。使わないです。
切削をよほどほしいデッキなら…という感じですが今のところそういうデッキ存在しない予定です。


見送り
下環境では非常に強い打消しなのですが、これもリミテッド向けではないですね。マナコスト2は強いカードも多いとはいいえかなり限定的すぎます。使えないと言ってしまっていいでしょう。いっそ1以下が消せるほうだったら変装を消せたので使ったんですけれど。


優先
恐ろしい効果を秘めた3マナクリーチャーです。それは吸血鬼のロードであることではありません。吸血鬼はほんとに全然いないので。
そう、これ自身が2/2先制であることですね。変装を非常に楽に相手取ることができ、環境の支配者を狙える戦闘能力です。
そこだけを目当てで優先としました。ショックとかもより一層使いやすくなるのがうれしいですね。



優先
昔のエルドレインにいた5人の『卿』ですね。黒らしさを詰め込んだカードです。
誘発条件がかなり長いですが、とにかくクリーチャーが墓地に行く、あるいは墓地から離れる度に相手に1点ダメージを与えます。相手のクリーチャーでもいいしトークンでもなんでもいいので戦場にいるだけでかなりダメージを稼いでくれるカードだとでした。今回はトークンを出す戦術もありますしね。
切削能力はダメージのダメ押しになりますね。ゲームが長引いたときに毎ターン3回とか起動すると見る見るうちに相手のライフが減っていくと思います。1回の起動で1点前後入りそうですしね。
黒いカードとして非常に強力です。


抑え
基本地形サイクリングがあるんで大体装飾庭園ですね。あちらより素の使いやすさはかなり劣りますが、ゲームが極端に長引いたときはX火力以上の効率でとどめを刺してくれる可能性があります。装飾庭園もどっちみち使うのでこれも使ってみていいかな?一応どのデッキにも入れれますし。

見送り
圧倒的なサイズと、更に死亡時のトークンまで残してくれるカードがラヴニカに帰ってきましたが、当時も正直誰もとりませんでした。いくらなんでも11マナは無理です。墓地に行った後にライブラリーに戻ってしまうのでリアニメイト的なギミックでも使えないですね。いくらなんでもどうしようもないカードだと思います。
切削した時に勝手に墓地を離れるんで墓地から離れる誘発と相性がいいとはいえますが・・・



以上で『カルロフ邸殺人事件』のザ・リスト編を終わろうと思います。
カード枚数が多かったのでやや手はかかりましたが、正直力不足なカードがあまりにも多く、全体的にあっさり風味な記事になりました。そもそも出現率も低いですしね。


最後になりますが二つ宣伝です。

意見交換やドラフトを一緒に観戦したり交流する場としてDiscordのサーバーを立ち上げました。

もしよければどなたでもお気軽に来ていただいて一緒に活動やご意見いただければMTGAのドラフトを楽しみやすいと思います。この記事を読んでいただいたことをきっかけにドラフトを始めてみたいという方もぜひ!

リンクはこちら。


また、筆者は非公認MTGA大会『まじ☆すと』というものを運営しております。Vtuber/配信者/動画投稿者/記事執筆者/etcと、インターネット上でMTGAの活動をされている方を広く集めた大会になります。ぜひこちらも公式アカウントから気に留めていただけると幸いです。ちょうどこの記事期間中に次回となる「まじ☆すと ~じゅうろっかいめ~」の募集を始めました。是非参加もお待ちしてます。

MtGAstreamer_tournament/まじすと(@mtgastreamer)さん / Twitter

また、今回の記事は無料公開としています。が、もし記事読まれたかたでご厚意でサポートしていただける方がいましたら是非今後のMTGAでの活動や主催しているMTGA大会企画『まじ☆すと』の運営資金とさせていただきます。記事や大会のモチベや質にも大きくかかわりますねw!
是非よろしくお願いします!励みにもなります!


では、次の記事でお会いしましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?