射幸心をそそられた お話
世代がバレますが私がパチンコを始めた頃は初代パチスロ北斗の拳全盛期。パチンコ店は毎日がイベントでしたね。ユーザーはイベントの質を吟味していい店悪い店、出る店出ない店を判断していたような時代だったと思います。
「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」っていう条文の元、パチンコパチスロが色々制限されてきて、見た目だけならキレイなパチンコ店になってきている世の中。マイクパフォーマンスとか設定示唆の札、本日何枚獲得!!とか、いやはや懐かしいですね。パチンコ店からこういった射幸心をそそるおそれのある行為が排除されてきました。
そんな現代において、パチンコ店内において射幸心をそそられた体験をお話しようと思います。
・データカウンター
最近はデータカウンターも高級品で見やすいものが多くて、聞けば1台10万はくだらないとか。そういったデータカウンターはかなり昔まで遡ってデータが見られますし、過去最大獲得枚数なども見られて「この台でこんなに出した猛者がおるんかい!」って感じる事多々です。
で、先日私がディスクアップを打っていた時のことですよ。最近は負ける日が多くて不調を感じていた中で珍しく3000円でBIGが当たったので、これを伸ばしたら低投資でいい感じに勝てるぞ!と意気込んでいました。運よくDT突入、シンディが出現。目押しもノーミスで70Gほどもってスタート!
程なくしてREG当選。まぁまぁ、まだチャンスはあると思っていると
「連荘継続中!!」
とデータランプくんが教えてくれました。「そうだな、もっと継続させて最近の負けを少しでも取り返さなきゃな」と思いながらARTを消化。程なくしてハイパーBIGゲット!
「連荘継続中!!」
「よし、いいぞ。このまま1000枚くらい出ちゃえ」と期待を込めて打っているとある項目がデータカウンターにある事に気が付きます。
「現在一撃獲得枚数 〇〇〇枚 過去最大一撃獲得枚数 〇〇〇〇枚」
その店は過疎店でサンドに1000円しか入らないようなこじんまりとしたお店です。なのでこの記録もあとBIG2回ほど続けば記録更新が狙えるような枚数でした。
「よっしゃ、記録狙っちゃるで!」と大志を抱くと大体そこで終わるのですからよくできたものです。そのまま消化して200Gほどで交換。久々の勝利に酔いしれました。
普段全く気にしない表示ですが、追い詰められたというか切羽詰まったというか、そういうマイナスな気持ちの時にはちょっと追い風を吹かしてくれるような気分になりましたね。
・ハナ連 とかいうヤツ
そういえばと思い返してみますと、ジャグラーのランプだったら「ジャグ連中!」、沖スロのランプには「ハナ連中!」とか。沖ドキだったら「ドキドキゾーン!残り〇〇G」みたいな表記がされている事がありますね。
沖ドキはまだしも、ハナハナ連やジャグ連は機械的なプログラムじゃなくて〇村先生レベルのオカルトです。それを信じ込ませるようなデータカウンターってのは〇村先生レベルの煽り文句を表示している事だと思いますが、〇村先生を叩く人は居てもデータカウンター叩く人いないなぁって思いました。なんでなんでしょう?
また、他にも「ココアツゾーン」とかかいてあった気がしますが、過去に当たった回数が多いゾーンがグラフで表示されていて、ここが良く当たるみたいな表示がされているカウンターも見かけた事があります。もちろん、台によってはゾーンが搭載されている台もありますが、ノーマルタイプにもそういう機能がつけてあります。あれをみて「そろそろ当たるだろう」みたいに思ってお金を使わされたお爺ちゃんの気持ちを思うと夜も寝られません。
・無知を喰らう
〇村先生もこの手の台のオカルティックな表示も、突き詰めると養分に養分のままでいて貰う為のものなのだと思います。だって、勝つべくして勝っている人って、そういう浮ついた(?)言葉や誘惑には騙されませんから。
そういう意味では、著しく射幸心をそそる行為よりもタチが悪いかもしれません。今の世の中、インターネットで調べれば何でもすぐに出てきます。情弱は淘汰されるだけです。私もそうならないように常日頃から気を付けようと思いながら、明日もディスクアップを打ちにいくことでしょう。
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