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酪農経営を考える

こんにちは、酪農コンシェルジュの西園です。

鹿児島は晴天続き。牧草収穫の季節なので忙しくなります。

それではいってみましょう!!

生乳と牛乳は違う

酪農家が出荷しているのは生乳になります。

牛乳ではないです。

ざっくり言ってしまえば、生乳と牛乳の違いは、加熱殺菌をしたかしていないかです。

酪農家が絞った生乳は集乳され、品質のチェックを受けます。異常風味がないか、抗生物質の残留がないかなどを調べます。

なんと、風味については検査する専任の人がいて、匂いや味覚に問題がないか検査しているのです。

品質に問題ないことが確認できたらようやく加工する施設にいきます。そこで加熱殺菌処理が行われ、パック詰め。

牛乳の誕生です。

殺菌方法とホモジナイズ

殺菌方法は大きく分けて、高温殺菌と低温殺菌があります。

高温殺菌は120~150℃で2,3秒という、とてつもない速さで殺菌されます。処理スピードが速いため、一般に売られている牛乳のほとんどがこの高温殺菌牛乳です。

そして、ホモジナイズという工程が含まれています。

ホモジナイズとは、牛乳の品質と栄養の安定を目的に脂肪球を粉々にする処理です。

ホモジナイズしていない牛乳は、時間がたつと脂肪分だけ表面に浮かんできてしまします。表面がヨーグルトみたいになります。

それを避けるためにホモジナイズの処理を行うのです。

成分が均質になるので、牛乳自体はさっぱりとした味わい。

次に低温殺菌牛乳は63℃で30分以上加熱する方法です。

こちらは、小さいスーパーなどでは置いていないところも多いと思います。

六次化に取り組んでいる酪農家さんなどは、この方法で殺菌処理していることが多いです。

牛乳本来の味がするのはこの低温殺菌牛乳だからです。

ホモジナイズをしていない(ノンホモ)なので濃厚な味がします。

でも、僕的には高温殺菌のさっぱりした牛乳の方が好きだったり、、(笑)

飲み比べてみると違いが良くわかるので、飲み比べてみてください。

おすすめは熊本県の阿蘇にある阿部牧場さん。濃厚過ぎてびっくりしました。

ここで僕の牧場の牛乳を紹介できたら良いのですが、まだ商品化されていません。無念、、、

いつか僕の牧場の牛乳を飲んでもらえるように頑張ります!


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