初めてのケモノイベント~はつじゅー会10の感想~

挨拶&自己紹介

どうも雑水です。
普段はVRCというVRSNSで日常を過ごし、イベントやゲーム参加をしています。
今回は久々にリアルでのイベントに参加をしたのでその感想などを書いていこうと思います。

まず初めに、私は俗にいうケモナー…ではありません。たまたまケモノのアバターがいいかと着ていて、気づいたらケモナーの友人だらけになっていたという一般人。
どちらかというとピグマリオンコンプレックスがあるので、参加してもレイヤーイベントなど、遠くからみるイベントのみで、ケモノイベントに参加するなど考えもしていませんでした。

VRCでの筆者

初めてのケモノのイベントへ

参加のきっかけは着ぐるみを持つ友人からイベントがあるので参加してみては?という誘いがあったから。
場所は千葉の四街道文化センター。イベントの名前は「はつじゅー会」
そういえば、友人の着ぐるみは写真では知っているが、リアルでは見たことがない。ケモノイベントも同様でどちらも未経験だ。どんな風に感じるのか気になったので参加することにした。

ケモナーではない筆者がはつじゅー会へ

2023年4月1日、土曜。春というより初夏のような陽気ではあるが、風はまだ冷たく日陰は涼しいよりも先に肌寒さを覚えさせる。そんな噓みたいな良い天気で、嘘の日だからかな?とも思い、どんなイベントになるかと期待していった。

開場につき、二階で受付を済ませる。すでに着ぐるみがいた。
(※ケモノになっている人を獣化しているという。獣化中は着ぐるみではなくキャラ(名前)として接する方が無難なようだ)

初めてのケモノの着ぐるみをみての印象

着ぐるみの瞳は怖いという人もいるが、ピグマリオンをこじらせている自分には無機質な瞳の方が好感を持つという点を引いても一つの言葉が先に出た。

『すげー!』

一瞬でそのこだわりや、キャラが歩くという行為が面白く思ったのだ。
レイヤーの人が細かい衣装でキャラになっているのと違いはまったくない。なんなら着ぐるみは厚みがある分そこにいる存在感はかなり強いなと思った。レイヤーでも一部の人が着ぐるみになることもあるが、あくまで一部であってメインは人であったからここでは「反対なのかと思うと、それもまた面白くなる要因になった。
だいたいイベントは受付のところで察するところがあるが、、楽しくなりそうだなと感じれたので受付中からわくわくが止められなくなった。
実際、楽しかったので感想をまとめるなどをしているわけだが、初イベントが面白くなるにこしたことはないし、直感は間違っていなかった。

受付を済ませたあと獣化組が荷物を置いて、先に昼食を済ませた。

いざイベント開始!そして第一のケモノ邂逅

昼食後、獣化中の友人を待っていると目の前に動画で見たことがあるキャラが通る。思わず声を出すと聞こえたようで反応してくれて、隣で座ってお話することに。
犬工房の工房長歌犬さんことリオ君だ。
かなり優しく声をかけてくれた。

配布物のおかげでスムーズ

理由ははつじゅー会で配られる初心者マーク。これはかなり助かるアイテムだったと思う。
初モフ(着ぐるみとの触れ合い)をしつつ、ケモノイベントの距離の違いに驚いた。
なぜならレイヤーはお触り厳禁なため、触ってもいいですか?などきけば一発で退場か出禁であるからだ。
もちろんキャラによるが、触れ合いをしてもいいキャラが多いなとその日何度も感じた。

友人が獣化完了したので行動を一緒にする。可愛い。VRCと同じだし、キャラのときはツンが少ない。オーナー(キャラの所有者。中身=オーナーとも限らないが基本的にオーナーである)である友人も楽しむ気満々である。可愛い。重要な要素である。
他の友人たちも準備万端。いざ、会場内へ。

イベント中でのあれやこれ

さてメイン会場に行くと人とキャラがぼちぼちといて、まず考えた。
どう楽しむか。

初ケモノイベントではあるが他のレイヤーイベントや演劇活動で得た知識を元に動くことにした。
まず、挨拶。
キャラに手をふりつつ、声を少し大きめにしてこんにちわー!とか、かわいいー!という感想を短く伝える。
見えてない、聞こえてないことも考えて反応なくても気にしない。とはいえ、だいたいの人が反応してくれたので満足した。
大事な点として、しつこくしない。忙しかったり獣化を解きたい(キャラを脱ぐ)かもしれないからだ。それにキャラも同じ参加者なわけで、遊園地などのキャストではないので、いってしまえばナンパしてるのと変わらない。

それでも気持ちを伝えたい

『君、かわいいね!』

ナンパと本当に変わらない言葉であるが、人生は一期一会。推しは推せるときに推せ!という気持ちで伝える。喜んでいるキャラの動きはとてもよい。そこで得れる栄養素がそろそろ発見されるかもしれない。ケモニウムとかそういったものが次元の狭間あたりで出現しているかもしれない。
とはいえ状況をみつつ、声かけをしましょう。周囲に迷惑をかけるのは、ダメ、絶対。

触れ合いについてはハグが多いように思っていたが、自分は握手とかそういうので十分だった。緊張もあるがリアルケモノであるハスキー犬に幼少期に遊ぼう!と飛び掛かられて大きなケモノが苦手だったからだ。あちこちでハグをしているのをみて、ここが一番他と違う点だなと思った。
距離が近い。
もちろん、VRCのように距離感がバグっていて、なめたりだとかは私が見ているときにはなかったので、むしろ平和のように思った。

友人たちの写真を撮ったり、階段の登りおりの手助けや、体調の確認などをしていて気づけば時間はあっという間に集合写真の時間になっていた。

一斉に集まるキャラには驚いた。こんなにもいたのかということと、こんなにも楽しんでる人が多いのかということだ。

かなり個人的な話になってしまうが、私は人が多いところや雰囲気が悪いところに行くと体調がかなり悪くなる体質だ。その日は体調が悪くなることもなく過ごせたので、一日楽しんだということに驚きとそして、もう終わるのかというさみしさが沸いていた。
しばらく友人たちと会話をするなど交流をしていたら閉会時間となって閉会式に参加した。

楽しい時間の終わりが近づく

閉会式なのに閉会しない。いや、閉会しているんだけどそんなかたっ苦しいものではなく、わいわいがやがやというか、漫才のようにぽんぽんと言葉が飛び交う。
最後までげらげらと笑えたイベントで、初めてのケモノイベントにはいいなと思えた。

何しろ、ゴミがない。落とし物の対応も早い。
スタッフの巡回もあるが、スタッフじゃない人のサポートも多い。写真撮影などのときに行動が早い。
がちがちに何か明確にするというイベントではなかったので、ほどよいゆるさもあってしてみたいことをしてみるというイベントの楽しさを知るきっかけにはなると思った。

気になったところ

気になるというのが初心者でもイベント初参加者の動きだ。
何かしらのイベントに行っていれば行動しやすいが、どうみても本当の意味で初イベントな人がちらほらといた。なんとなくその人たちははつじゅー会に参加するということで勇気を使い切ってしまって、イベント中は戸惑っているように思えた。

そして、撮影ブースだ。
撮影ブースの存在を認知している参加者はあまりいないように思った。スタッフもここにあると教えてまわっているわけではなかった。
せっかくのライトや背景がもったいなく感じた。私は全力で友人を撮りまくった。
小道具、例えばフリスビーとか散歩紐とか、持ち歩きが厳しいものがあれば嬉しいなと感じた。

あと、個人で参加している人、特にキャラの初出しの人をここに誘導して写真を撮るなどがあればいいなと思った。初出しの人はスタジオを借りてなどは様々な事情や、人集めなどで難しいし、自宅の場合では照明機材も限度がある。

仮にスタッフがいて、撮ってもらえたなら、それを今後のイベントなどに利用する参加者もいるのではないだろうか。初だからこそ写真を撮ってもらいたいと思うのではないだろうか。
そう考えた理由がレイヤー文化は自撮りが多いが、撮ってもらうことでキャラとして認められるという感覚を覚える人が多いと思えるからだ。
実際、キャラを撮ってもらった友人たちは喜んでいたし、私が撮影したのを送ったらとても感謝された。

また声をかけにくいと感じてる初心者とかが、撮影の初めてを経験するのにはいいかもしれいなとも思った。もちろんワニ(獲物を狙ってずっと待機している人々の隠語)になって迷惑をかけないように、ある程度で撮影者の移動などはしてもらわないといけないなど、考えないといけないことはでてくると思うが、撮影環境があった分、今でももったいないなと思っている。

撮影もその場で撮ろうとするのは時間的なものもあるが、撮る場所が今一つなかったからだとも感じた。
ここで撮れるという場所がわかっていれば、わりとスムーズに撮影できたかなとも思った。無論、スタッフの負担を考えれば厳しい話なのだが、イベント参加者がどこまで利用可能なのかが少々わかりにくかったので、スタッフに尋ねるなどをした。
撮影禁止や立ち入り禁止の場所の確認など、初心者が浮かぶかはわからない。

なんだかんだといってはいるが

とはいえ、よくなかったというよりも、個人的に気になったという話なので初心者は行けたら行くのはかなりありだと思う。
なぜなら、ケモナーではない私が一日楽しんで、このようにまとめを作ろうと思うほどにいい思い出になったからだ。
つまりケモナーや、着ぐるみ好きな人ならきっともっと楽しめて、今の私のように余韻を噛みしめて、また行こう!他にはどんなイベントがあるのだろう?と気になってしまうだろうからだ。

終わりに

最後に、主催の方、スタッフの方々、誘ってくれた友人たちに感謝を述べたい。
疎外感というのも感じないほど、スタッフや参加者さんたちの声かけなどで楽しめました。

『ああ!本当に楽しかった!』

楽しかった。もう終わったのか。何度も繰り返し思い出してもいいイベントでした。ケモナーでない人も楽しませれる、稀有なイベント。
次回の開催も楽しそうだなと、楽しみをもてる喜びを感じつつまとめを終えたいと思います。
良い思い出をありがとうございました!

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