どうも雑水です。
今日は自分の中の占いスタンスを書こうと思います。

占いは必要か不要か

まず占いが必要か不要かですが、相談できる人がいるなら不要です。
占いは自分の中にある先行きの不安を明確にして、どう対処していくのかをその時点からみていくというようなものなので、占いで人生が変わった！っていうことはないです。

依頼者（相談者）の頑張りや、元々持っていたものをみるというものです。
占い師が凄いってことはないです。あくまで、こういう性質（性格や思考）を持っているから、こういうパターンを選んできたのではないか？そうすると次はこう選んで、こうなっていくのでは？と問いをして、依頼者が納得するかしないか。それだけです。

この納得するかしないかもなかなか線引きが難しいですが、遊びと本気で占いのスタンスは変わると思います。
わりと寄り添う占いを目指す人がいますが、そういう人はだいたい飽きられるか、自分が潰れて占いを辞めてしまいます。
仕事で占いをしていると定義して、書いていきます。
適度に適当な距離感。そして、肩入れしない。これは接客をしていたら覚えることです。

占い師をするなら、接客業は経験しておく方がいいです。接客ができないのなら辞めた方がいいです。ストレスがたまるだけなので。

誰かを救いたいとか思うのであれば、占いではなく、もっと世の人の役に立つ仕事をするべきでしょう。
もちろん、自分はこの仕事しかないという人もいますが、崇高な仕事…というようか、変なプライドを持って占いはしない方がいいでしょう。
人の不安がなければなくなる仕事なのですから。

占いマニアにならない

占いが好きな人が占い師になるのはよくあることです。友達を占うとかはまだいいんですが、知らない人を占ったり、お金をもらうことになったら、気を付けた方がいいことがあります。
それは占いマニアにならないことです。

占いマニアはこのカードの意味は…この星でこうで…のように、依頼者に向き合わず占術にしか向き合っていない人です。
依頼者は占いにきていますが、占い師の知識には興味がないんです。いってしまえば、当たっているか、すっきりするか。それだけです。
自分はゴミ箱のようなものと思っています。どうしてもその気持ちを捨てたいから、話してすっきりしたいから…そう思って依頼が来ているので、ゴミ箱の性能なんてどうでもいいんです。しっかり、捨てれるのか。それだけです。

例えば、自分はこんなこともできる！こんなことを勉強してできます！ということをいう占い師がいます。
それは所属するときのオーディションでは必要ですし、依頼者から問われたら答えればいいです（占術の選択など）
極端な話、占術はツールであって、占い師の力ではありません。誰が結果をみても同じことをいうのが占いです。

スピリチュアル系はちょっと違い、個人で違うので言い方はあれですが、宗教的なものです。信じるものしか、信じない系です。
他の人が同じことをいう確率は低いです。

人気なんですよね、わりと。個人的にはそれは占いというか霊媒師だと思うんですけどね。
オラクルカードとかも、占術としてだいぶスピってるなとも思います。
上手い人は上手いんですけど、説教くさくなる人とか、お前は間違っているという風にいう人が多い印象です。

占いが好きとか、スピが好き、オカルトが好き。そういう気持ちがあるのは当然ではあるんですけど、占いは対人のものなので、人に相対してやらないといけません。
自分の世界観の押し付けに占術がなっていると、確実に次はないです。

商業的なこと

占いで生計をたてたい、生業にしたいという人は少額でもいいので依頼料をとるべきです。
無料に来る人は無料でしかこないものなのと、自分の中で依頼料の分は真剣に向き合わねばならないという風になるからです。

自分は19歳からきちんと依頼料をいただくようになりました。
それまでは手伝いだったのと、師匠が亡くなって急遽独り立ちが早まったのもあります。
修行で飲み屋とか喫茶店で、興味ありそうな人を見つけて声をかけて占っていました。受け入れてくれそうな人をみつけるのも修行の一つでした。
占いだけの仕事ではありませんでしたが、当時の若い自分を頼ってくれた方や、依頼をしてくれたお客様には今でも感謝しています。

とはいえ、占いだけで生きていきたくないという気持ちもあって、別な仕事をしつつの副業です。
正直なところ、所属をしても売れる人は売れるし、売れない人は売れない厳しい業界です。依頼がなければ収入ゼロの日もありますから、上手くマーケティングしていかねばなりません。

最後に

占いは誰かにとっての救いにもなりますし、呪いにもなります。
血液型占いなどで、自分はこうだからと選択肢を狭めたり、失敗をしても学ぶ気持ちがなくなってしまって、人としての成長が止まる人もいます。

できれば、占いはエンターテインメントの一つとして受け止めれるぐらいの余裕をもって受けてほしいと思います。

それではここまで読んでいただきありがとうございました。