Geminiを使ってみたけれど、 AIチャットはまだChatGPTでいい。
GoogleがAI、Gemini(ジェミニ)を発表し、その体験動画が早くも話題になっています。
この動画は、ふせんにアヒルを描いたりする様子をGeminiが「これはアヒルですね!」などと応える動画で確かに未来感を感じるものになっています。(日本語字幕つきなので、安心してご覧ください)
ただすごいのはわかるけどだから何なんだと思う方がほとんどだと思うので、その実際を試してみました。
Gemini 1.0
リリースされたのは「Gemini 1.0」。
性能の比較対象になるのは「GPT 4.0」なのでこれをベンチマーク(基準)にするのが良さそうです。
Gemini 1.0はUltra/Pro/Nanoの3つがあり、現在試せるのは「Gemini Pro」。Ultraから順にややこしいことができるようです。
Google Bard
ではこのGeminiを試すにはどうしたらいいかというと、「Google Bard」を使用することになります。
この「Bard」は、GPTにおける「ChatGPT」にあたるもので、チャット形式で AIを利用することができるアプリです。
以上が日本語版Google Bardのやり取りになりますが、ChatGPTと比べレスポンスが非常に遅く、回答も結構微妙で無駄に長いです。
プロンプトをしっかり考えないと、使うにはちょっと難しい感じ。
これが今までの「Google Bard」で中身はGeminiじゃありません。
Geminiを試してみる
現在Geminiを使うには、Googleアカウントの言語設定を英語にする必要があります。
英語にすると「Google Bard」の AIはGeminiになるはずなのですが、見た目が全く変わらないのでまずそれを聞いてみました。
ということでさっきと同じお願い(英訳)をしてみますが…
きちんとしたプロンプトを投げるのがめんどいので、一旦英語で「これから送る日本語を英語にしてね!」と投げかけてから、先ほどと同じ文章を送ったのですが、英訳してくれず…。
まぁ送った日本語文が混乱させるものではあるんですが。
ということで「違うよ!」ともう1度お願いしてみました。
今度はちゃんと英訳してくれました。
ただレスポンスはChatGPTより遅く、親切心からかお願いしたこと以上の回答もついてきてちょっと邪魔…。
まだChatGPTでいい
AIチャットはまだChatGPTが良いと思います。
Geminiは課金しなくて良いというアドバンテージはありますが、レスポンスがあまり良くないので、まだ乗り換える段階にないと思います。
というか無料で使えるGPT3.5のほうが、Geminiより軍配が上がりますね。
Googleの言語設定を英語に変えてまで使うほどのものじゃ現在のところありません。
本日の一曲
「AI」と聞いてすぐに浮かぶ映画は『2001年宇宙の旅』と『エクス・マキナ』。
『エクス・マキナ』に主演したアリシア・ヴィキャンデルは、この映画で注目されたと思ったら、その勢いのまま『リリーのすべて』でアカデミー賞を受賞までは想像の範囲内だったのですが、その翌年の『光をくれた人』で共演したマイケル・ファスペンダーの嫁になったのはビックリしました。
『エクス・マキナ』サウンドトラックより。
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