必要な英文法 VI

必要な英文法 V までとはちょっと違った方向で動詞をいろいろ考えてみたいと思うのですが、その前にこちらを。

Mario is red.

マリオは赤い、ってやつですね。マリオ=赤って事です。確かに赤い服ばっかり着てますね。

is とか are とか am とかって、be 動詞とか呼ばれたりしますけど、めんどくさいことは考えず、だいたい = だと理解しておきましょう。

= なので他動詞です。= の左と右にそれぞれ何かいりますからね。

5 = 

じゃダメですよね。

5 = 2+3

とかじゃないと。 

それでは普通の自動詞考えてみましょう。

Mario runs.

マリオは走るんですね。Bボタン押せばの話ですけど、走ります。

Mario sleeps.

これも自動詞ですね。結構寝ずに働いてるイメージがありますけど、寝るみたいです。

さて、run と sleep という動詞ですが、自動詞なので主語がいりますし、主語をつけると文になってしまいます。誰かは走るとか寝るとかそういう話をしないといけません。そうじゃなくて「走っている」とか「寝ている(こと)」の話をしたいときはどうすればよいのでしょうか。

running, sleeping のように ing をつけると、走っている、寝ているという状態だったり、走るとか寝るという行為の話になります。動詞を使って状態や行為の名詞を作ったと思ってください。

なんだそれ?って話だとは思うのですが、実際に使ってみましょう。

Mario is running.
Mario is sleeping.

マリオは走っている。マリオは寝ている。is っていうのは = でしたね。

Mario = running
Mario = sleeping

マリオが走っている状態である、マリオが寝ている状態である、と言う意味なんです。現在進行系と呼ばれたりしますが、「現在進行」の意味になるのは、マリオがその状態にあると言ってしまってるからです。マリオが時々走ったり、寝たりするだけで、Mario runs. とか Mario sleeps. は成り立ちますが、Mario is running. や Mario is sleeping. はそれを言った時点で走ったり寝てたりしてないとダメです。(マラソン大会の前に、マリオは出走するという意味で"Mario is running." と言えたりするので、未来にも使えるというのはあるのですが、今は無かったことにしておきます。)

動詞+ing は厳密に名詞なのかどうかは微妙かもしれませんが、名詞と考えることにしましょう。で、名詞なので 他動詞動詞の後ろだけでなく、前に来ることもできます。

Running helps Mario.
Sleeping helps Mario.

Running is good.
Sleeping is good.

走ることはマリオを助ける、眠ることはマリオを助ける、走ることは良いことだ、寝ることは良いことだ。走る行為や寝る行為を指しています。マリオが走るとも寝るとも言ってません。実際に走るか寝るかには言及してないです。

+ing で動詞であることを無効化して、名詞みたいに使えてしまう、そういうことだと理解しておきましょう。「無効化」に関しては他にも方法があるのですが、また今度にします。

必要な英文法 VII に続きます。


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