45杯目:吉本芸人闇営業のマスコミ報道について考えてみた
連日テレビを賑わせている吉本芸人の闇営業のニュース。
ワイドショーなどでも掘り下げて伝えていますが、
観れば観るほど分かりづらくなっていく。
何が分かりづらいかって?
真実が!
視聴者を煽るように、面白おかしく伝えてるだけじゃないの?
って思うことも…
なので、掘り下げて詳しくお伝えします、って言っておきながら、
視聴者である自分は逆に???になってる。
自分は、いち視聴者で芸能界は無縁なので、
芸能人って、所属事務所以外の仕事はNG、もちろん副業やバイトもNG。
芸能事務所に所属して芸能活動をするという事は、
そういう事だと勝手に思っておりました。
でも、吉本芸人と呼ばれている芸能人はそういう事ではないみたい。
6000人いると言われる吉本芸人全てを副業やバイトを禁止にして、吉本の給料で雇うという事は不可能なようですし。
2年ほど前に出された書籍
西野亮廣 著 『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』
233ページ〜234ページを読んでいくと、
「吉本芸人」は吉本と何の契約も交わしていなくて、
吉本芸人が所属しているのは、
吉本興業の子会社の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」
だそうで、芸人専門の代理店的な役割のようで、
吉本が持ってきた仕事に関して、売り上げを分けましょうね。
というシステムらしい。
ということなので、吉本が持ってくる以外の仕事、
いわゆる直営業は別に悪いことではないという事が分かります。
それに、当然仕事だから金銭のやり取りだって発生します。
所属事務所からの仕事以外の副業やバイトがNGという契約の芸能事務所の芸能人だったら、事務所に内緒で仕事をして金銭のやり取りをすれば、マスコミが使いたがる闇営業という言葉も正しいでしょうけど…
しかし、吉本芸人の場合は、昔から直営業といって認められている芸能活動形態みたいですね。
という事は、今回の一連の出来事は、
該当芸人さんがコメントしている
『反社会グループだというのは知らなかった。』
というのを信じるとすれば、
お金をもらうことも含めて全て正規な方法の仕事。
今回の問題は、後から知ったとはいえ、相手が反社会グループだったという出来事になります。
しかし、各マスコミの伝え方は、
会社に内緒で隠れて仕事をした。
ギャラとしてお金を受け取ってる。
そのお金は会社も知らないから脱税行為にもなる。
などなど…
当事者に負い目があって、反論出来ないのを良い事に、
世間をそちらに誘導して、世間を味方につけて、
畳み掛けるように伝えているように思えてならないです。
芸人さん達が、最初はお金を貰ってないと言っていたのを、
実は貰っていたと翻して、嘘を言ってたのはいけないと思います。
それが、マスコミに、さらにそのような勢いをつける結果になってるとは思いますが。
これからの時代、改善していかなければならない営業形態なのかもしれません。
しかし、もちろん悪い事は悪いのですが、
いち視聴者としては、各マスコミの思惑で、真実が分かりづらくなるのは、
勘弁していただきたいです。
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。