と、読み始めてすぐに思った。
いま、やることがどさっと積み上がっていて、それなのにやりたいこともいっぱいあって、でもnoteは書きたいので、何か読まなきゃと思ってページを開いた。

文章、良すぎ。何これ、と思ってしまった。
1ページ目から完璧だった。わたしは、リズムのある文章が好きだ。しかも、ドラムのリズムでも、メトロノームのそれでもなく、声に出したときにいちばん心地よいリズム。膝でとる感じのリズム。それが最初から、おそらくは最後までずっと続いていく。

リズムのおかげで読み進められたけれども、立ち止まりたくなるような場面ばかりだった。最初から。

だから、今日はもうこれ以上読まない。もっと大切に読む。時間をかけるってことだけじゃなく、もっと、自分の心に彼の声が響くようなときに読む。