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平成限りのエンジニア、令和ニートついに脱却

語呂が良いな〜という軽いテンションで、平成限りのエンジニア、令和に入ってからは令和ニートを名乗っていたずんばです。

実は、転職活動として唯一選考を受けていた企業から内定をいただいています。
「令和ニート職」は早速辞職することになりそうです。安堵。

……と言いたいところですが、ぶっちゃけ気持ちとしては安堵していません(笑)
スタートはここからなんです。いや、まだスタートラインにすら立てていないんです。

どういうこっちゃ?と思ってくれた方々のためと、気持ちを整理したい自分のために、今日は書きますよ。

新たな職は40過ぎたらやってみたかった職

まず、どんな職に決まったかといいますと、バス運転士職です。
かねてより路線バスが大好きな私は、趣味を仕事にするという選択をしたことになります。

この選択は、かなり悩みました。

好きだからこそ知っているんです。

・バス運転士さん達がひたすら寝不足を押して残業しまくりで仕事していること。
・その仕事は、人の命を預かるとてつもなく重要な任務であること。
・車内で乗客がコケるだけでも事故扱いになり運行中断&免許減点というリスクに晒されること。
・そんなことも知らずにバス運転士をストレスのはけ口にして暴言を吐きまくる客もいること。
・同じ道を走る一般車もバスの前に急な割り込みなどをしてきて、バス運転士は一般車に乗る以上に危険な思いをすること。
・心身を削られる大変なお仕事の割に低賃金がすぎる企業が多いこと。
・それでも愛想よくお客さんを迎え入れてくれる運転士さんがたくさんいること。

知り合いの運転士さんや関係者の方々から、本当にいろんな負の側面を見聞きしてきました。

何より自分は、慢性的な睡眠不足の中で体調を崩さずにバスを運転し続けることが自分に可能かどうか。その点に特に不安を抱いています。

だから元々は、多くの睡眠時間を必要とする若いうちにはやりたくないと思っていました。
ある程度歳を重ねると睡眠時間が短くなってくると聞くので、ならばその時になったら考えようかと。

ところが、転職活動を進めていく中で、自分の気持ちは誤魔化せませんでした。
他の会社に適当に入ってしばらく経験積んで、それからにしようなんて思ってみても、それで一体何を得られるんだ?と。

どのみちたくさんの給料をもらえるような職に就けるタイプの人間ではないし、人生何年生きるか分からないんだし、だったら40歳という来るか来ないかわからない時を待つよりもやりたいことをやった方が良いのではないかと考えたのもあります。

一人立ちするまでもその後も厳しい

さて、バス運転士として一人立ちするまでに、まずは自動車学校を卒業し大型二種免許を取得する必要があります。

自動車学校については費用が会社負担で、一定の日給もいただくことができるというのが内定先の会社の入社パターンのひとつ。
私はこのパターンを使わせていただきます。無事に一人立ちして3年間続ければ費用は免除となるありがたいシステムです。

それが終わると会社での研修。接客に関することも運転技術も学んでいき、ある程度の段階からは実際にお客様を乗せながら教習をし、全ての段階をクリアしたら一人立ち。

さらに自分の場合、この中に“はじめての一人暮らし”というカテゴリーも入ってきたりします。

……頭パンクしそう。

ちなみに一人立ちしたら、早朝でも深夜でも働きます。日によっていろいろです。
当たり前ですね。バスは早朝から深夜まで走っているんですから。
間に休憩時間が挟まる日は拘束時間が実質14時間ほどになることも。

これももう、バスヲタの自分の場合は説明を受けるまでもなく重々承知なわけですが、やはり身体がどこまで耐えられるかがカギです。

眠気と安全運転との戦いです。きっと。

がんばろう。だからできれば、がんばってるって知ってほしい。

バス運転士さん達を比較的間近で見てきただけでこれだけのことを思うのだから、実際に仕事をすれば本当に大変だと思います。

安全快適になるべく定時でお客さんを運べるようにがんばるから、どうか皆さんも。


どうか、車を運転している人には、バスのすぐ前に割り込まないでほしい。
バス停を発車する時は道を譲ってほしい。
バス停に車を止めないでほしい。

どうか、バスに乗ってる人には、バス停に着いてバスが止まるまで席を立たないでほしい。
他のお客様に迷惑をかける乗り方をしないでほしい。
バス停には発車時間までに来て待っていてほしい。

頼む。がんばるから。


……って、走ったこともないうちから切に願っています。
がんばろ。ひとまずチャレンジだ。

1番なりたいと思った職に無事に就けるというのにあまり喜ぶ様子もなく暗いことを言っているのは、ずんばの性です。仕方なし。

いつか、眠くとも(また言ってる)謙虚に胸を張れるように、環境の変化に負けずにやっていきます。


(※写真で都バスの写真使わせてもらいましたが、このバスで走る訳ではないです。悪しからず)

現状、自分の生き様や思考を晒しているだけなので全記事無料です。生き様や思考に自ら価値はつけないという意志の表れ。 でも、もし記事に価値を感じていただけたなら、スキかサポートをいただけるとモチベーションがめちゃくちゃアップします。体か心か頭の栄養にしますヾ(*´∀`*)ノ