IT経験を持たない中小企業診断修得者と、彼のITストラテジスト試験の年
はじめに
私は2022年8月の中小企業診断士1次試験に合格し、2022年10月の中小企業診断士2次試験に落ち、2023年4月のITストラテジスト試験に独学で合格しました。
某SNSでは中小企業診断士やその受験生の間で、来春のITストラテジスト(ST)試験に興味を持っている方を何人かお見かけします。
私は自らの受験経験から、「他のIPA資格も持ってるしIT業界でブイブイ言わせてまっせ!」な人と、「中小企業診断士は勉強したけど、IT業界でもないし、IT資格も特に持ってないし……」な人とでは、ST試験でやらなければいけない勉強が結構違うんじゃね? と感じています。前者の人あんま知らんけど。
私の場合、中小企業診断修得者(※)ではあるものの、関連資格はITパスポートしか持っておらず、仕事もまったくIT関係ではありませんでした。なのでさっきの二択で言うとバッキバキの後者ですね。
※中小企業診断士1次試験に合格した人。参考(中小企業庁HP)
そういう人間がITストラテジストという試験にどう取り組んで合格したのか書いておけば、あくまで個人の経験に過ぎないにしても多少は誰かの参考になるんちゃうかと思って、ずっと放置していたnoteを書き始めた次第です。
(ちなみにこのnote、コロナ禍の深夜テンションで「アストラゼネカと藤原紀香は音の響きが似ている」とか、「京阪電車は出町柳から乗ると中書島越えたあたりで酔う」とか、そんなんばっか書き殴ってずっと放置してました。そんなんもいつか書きたい)
ITガチ勢ではなく、非ITガチ&中小企業診断士勉強した勢に向け、今後こんな感じの記事を書いていこうと思っています。
イントロダクション①(自己紹介とか。今あなたが見てるこの記事です)
イントロダクション②(教材とかスケジュールとか勉強方法とか全般的な話)
午前Ⅰの対策(同じ問題が繰り返し出てるからTACの午前Ⅰ問題集ぶん回しは効いた、YouTube「まさるの勉強部屋」は超有用、応用情報のぶあついテキストは結局使わなかった、、、)
午前Ⅱの対策(中小企業診断士勉強した人ならほぼ対策不要、ネットで見つけたチートシートを直前に見てたらそこからめっちゃ出た、、、)
午後Ⅰの対策と開示請求した本番答案(独特のクセがある、「課題」と「問題点」混同されてる説、文字数は不安になるくらい余る、公式の模範解答ドンピシャじゃなくても点数もらえてそう、、、)
午後Ⅱの対策 前編(ネタ探し、ネタ作り、ネタは幅より深さを追求した方がよさげ、相互レビューがよかった、2時間で3,000文字くらい手書きするのめちゃしんどい、本番でぜってー落ちたと思った理由、もう1年やるならこうするつもりだった、、、)(前後編分かれそう)
開示請求した本番の午後Ⅱの答案と振り返り(絶対落ちたと思ったのに受かってた理由の仮説。これだけは有料記事にするかも。開示請求にも費用かかってるし、、、)
書いてるうちに変わるかもしれませんが、現時点ではこんな感じ。遅くとも年内には最後まで書き終わりたい。。。
自己紹介
プロフィール
大阪在住。30代前半。文系。男。なんちゃってハルキスト。
経理、経営企画の仕事を中心にやってきた。IT業界は未経験(当時)。
ITパスポートは2015年か2016年くらいにとった。当時の会社の会計システム更新プロジェクトに経理部員として参加することになり、そこに入ってた外部のITコンサルの人たちが何言ってるのか意味不明だったので、その勉強のため。
令和3年度中小企業診断士1次試験の情報システムは過去マスぶん回しで80点。アプセトネデブとかは覚えたけど結局それが何なのかはよくわかってない。
ITに対して、得意な意識も苦手な意識もない。
受験の動機
中小企業診断士2次筆記試験に落ちて傷心し、もう1年診断士にチャレンジすることを決意したものの、丸々1年間診断士の勉強だけやると煮詰まりそうで、いったん別の勉強を挟みたかった。
身近な診断士の先輩でST持ってる人がいて、なんとなくおもしろそうだなと思っていた。
(当時転職を考えていたので)何らかの形で転職に役立つかも、将来の診断士活動でも邪魔にはならんやろ、と思った。
結局、試験本番~合格発表の間に転職活動を行い、ご縁あって現在の会社(IT系! でも職種は経理)に入りました。
ただ、選考時点では合格発表前だったので、ITストラテジストを持った状態での転職活動は経験していません。
(ちなみに、そのときの転職エージェントのおっちゃんにITストラテジストの結果待ちである旨を伝えたら、「え? なんですか? ITスト……? ストラジ……? ストラテラ……もっかい言ってください、え? ストラディバリウス?」みたいな反応でした。とっても悲しい)
また、6月末のST合格発表から10月末の中小企業診断士2次試験まではそちらに集中していたので、ITストラテジストとしての活動も2023年11月時点ではしていません。ただ試験に受かっただけのおじさんです。
まああえて言うなら、このnoteを書くことがITストラテジストとしての初めての仕事……かもしれません。
ITストラテジスト試験について
概要
まあ試験制度とか午前Ⅰ免除の仕組みとかは、公式や各予備校のHPを見てもらえればいいと思います。
毎年4月に試験なので、年度末でお仕事忙しい人は直前期の勉強時間の確保が大変かもしれません(大変でした)。
なお、ST試験の合格率は約15%となっていますが、
試験会場に現れない人、途中で諦めて帰っちゃう人が結構いた。
試験対策期間の短い人がそこそこいるっぽかった。
ということで、ある程度時間をかけてガチで対策した人の合格率はもうちょい高いように思っています。
じゃあなんぼやねんと言われても、具体的な数字はわかりまへん。すんまへん。
そして、中小企業診断修得者である私は、各科目に対して次のような印象を持っています。
午前Ⅰ(選択)⇒診断士1次の情報システムのガチ版。正確に言うと出題範囲は情シスより広くて深いが、問題自体は情シスより素直。
午前Ⅱ(選択)⇒診断士1次の企業経営理論・財務会計・運営管理の超マイルド版。
午後Ⅰ(記述)⇒国語の現代文。この科目に関してIT関係の知識は不要。
午後Ⅱ(記述)⇒小論文。ST試験最大の山場。壁。騎士団長。
各科目に関して私が考えていたことや、対策として行っていたことなどの具体的な部分は、次回以降書いていければと思います。
これだけは言っておきたい
これだけは言っておきたい。ITストラテジストの勉強はとーってもおもしろかったです。マジで受けてよかったです。
特に午後Ⅱは自分の新たな能力を開発してる感覚があって、筋トレしてるがごとく自分の成長を実感できました。それだけでも受験した値打ちがあったなと思います。
次回予告
書こうと思ってるのは、勉強に使ったテキスト・問題集、勉強の全体的なスケジュール、受けた模試の話あたりです。
テキスト・問題集だけ先に紹介しときます。具体的な使い方は追って書きます。
次回! ずんずんずん、死す! デュエルスタンバイ!
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