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子どもにとって親の言葉の影響って大きいんだな

妊娠して、お腹の子が女の子だと分かったときに思ったことが、
「女の子らしい子になってほしいなー」でした。

「女の子らしい」には2つの意味が込められています。


①ほわ~んとした柔らかい雰囲気の女の子

私自身、柔らかい雰囲気の女の子とかけ離れているので、正反対の女の子に憧れているため。

色が白くて、髪の毛はフワフワで少し茶色がかっていて、スカートがよく似合っていて、お花のような女の子が、私が思う柔らかい女の子(アニメの見過ぎですね(笑))

娘の名前は、そういう願いを込めてつけました。

私は活発で、色黒で、ショートカットで、男の子との方が気が合うような幼少時代だったので、娘には女の子らしい子になってほしいと思っていました。


②女の子らしくいることを恥ずかしく思わない子

これも私と正反対の女の子。
私は、女の子らしいと思われることが恥ずかしいと感じていました。

なんでかな~????

大人になり、化粧したり、オシャレしたり、女子を満喫するようになってから、子どもの頃を思い出して、ふと不思議に思いました。

長いこと、その答えは見つからなかったのですが、娘を妊娠したときに答えが見つかります。

「娘には女の子らしい子になってほしい、私のようにならないでほしい」
と無意識に思っていることに気付いたのです。

私のようにならないでほしい???
どういうこと???

自問自答。

「女の子らしいことを恥ずかしがらずにやってほしい」

なんで恥ずかしいの???

「男の子っぽい私が女の子みたいなことしてると笑われる」

誰が笑うんよ???

「お母さん」

あぁ。
思い出した。
そうだった。

お母さんに言われたことある。
「えだでも女の子らしいことするんだね」

あれかぁ。

自分でも気づかなかったけど、実は傷ついていたんですね。

その言葉を言われたくないから、女の子らしいことを避けてきていたんですね。



私の記憶の中の話でしかないですが、保育園までは女の子らしい見た目をしていました。

髪の毛も長かったですし、スカートもよく履いていました。

母が若かったのもあってか、流行りの服を着ていましたし、髪型も可愛くしてもらっていました。

チャイナ服みたいな服を着たり、うさぎの耳がついた服を着たり、寝る前に三つ編みして寝てパーマみたいな髪形をしたり、そんなことを覚えています。

見た目は女の子ですが、活発な悪ガキでした。

どこでも登るし、どこからでも飛ぶし、男の子に交じってよく遊んでいましたね。

小学校に入るとショートカットになりました。

たぶん母がそうしたかったんだと思います。
1年生のときに髪型に興味はなかったので。

流行っていたのか、プールがあるからなのか、当時は顔が小さかったからなのか。

ショートカットで、真っ黒で、男の子と一緒に遊んでて、走り回ってたら、もうそりゃ女の子らしさなんて欠片もないですね(笑)

母の言葉も今なら理解できます。

でも、小学校1年生の私は傷ついたのでしょう。

鮮明に思い出したのは、「セーラームーン」です。
当時かなり流行ってました。

セーラームーンを見ているときに、あの言葉を母に言われました。
「えだもセーラームーンとか女の子みたいなの好きなんだ」

なんだか恥ずかしい気がして、「好きじゃない」と答えた気がします。

それから、セーラームーンは好きじゃない私、になりました。

たぶん、本当は好きだったんじゃないかな。
あの当時、セーラームーンを好きじゃない女子なんかいませんよ。



長くなりましたが、娘には恥ずかしがらずに女の子らしさを発揮してほしいというのが、私の願いでした。

今のところ、私の願い通りに育ってくれています。

小さい頃からプリンセスが大好きで、ドレスを着たり、お化粧をしたり、女の子を満喫。

小学生の今もプリンセスが好きですが、アイドルも好きで、肩が出る服を着たり、自分で髪の毛を結んでみたり、オシャレが大好きな子になっています。

休みの日は、自分で好きな服を選ぶのですが、めっちゃ女子!!なんです。

お母さんは嬉しいです。

女の子であることに全力で。

私ができなかったことを、娘にはやってほしい。

可愛い服を着て、可愛い髪型をして、お化粧もして、恋をして、制服でデートして、可愛いって言われまくってください。

可愛いを味わい尽くしてほしい!!
それが母の願いです。


小学生の頃、可愛いを恥ずかしがらずに満喫できていたら、また違う人生を送っていたかもしれません。

こういう経験から感じることは、親の一言って子どもに大きな影響を与えるということ。

何気ない一言でも、子どもの胸には深く刺さっていたりして、子どもの可能性を潰しているかもしれないってこと。

言葉には気を付けないといけないと思い知らされます。

我が子が、のびのびと自分らしく生きていけるように、私も努力していこうと思えた、幼い頃の思い出でした。













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