本当に好きな事に夢中にならないと「お前、すごいな」と言われない
先日、たまたま偶然で「この人にはずっと勝てないだろうな…」と思っていたバンドマンの先輩と話をさせていただく機会があった。
その時に感じたことがあるのでまとめておこうと思う。
「到底その人の出すバンドサウンドの音圧には勝てないだろう…」
僕がバンドマンだった現役当時からずっとそう思っている。最初にライブを見た時の衝撃は今でもハッキリと覚えている。
初めてその人のライブを見たのはちょうど10年前くらいだ。スピーカーから飛び出してくるサウンドにいつも圧倒されて同時にそのステージングにも興奮していたことを忘れることはない。
しかも僕がDTMをやり始める前からずっとDTMもしている。DTMerでもあり、バンドマンでもあるのだ。僕が言っているハイスペックバンドマンとはまさにこの人のことだ。
その人とまさか偶然のタイミングでお会いさせてもらって話をさせてもらえるとは思ってもいなかったので緊張しながらも待ち合わせのファミレスに向かった。
その時に言われたことが予想もしていなかったことなのだが
「お前、最近すごいよな」この一言から始まった。
まさかその人から言われるとは思ってもいなかったし、自分としては何がすごいのかがわからない。嬉しい気持ちもあるが何か不思議な気分になっていた。
音楽でお金を稼ぐというステージの最初の入り口に立たせてもらったくらいで毛が生えたくらいのひよっこも良いところだ
他の人にもそう言われる時があるがその度に好きなことに時間とお金を惜しみなく使ってきただけのことだから自分としてはこれがすごいことなのか?と思ってしまう自分がいる。
でも周りの目からすると結果としては出ていることだからどうやらすごいと認識されるらしい。
その後も機材の話だったりDTMの話だったりをさせてもらったのだが逆にこちらからソフトウェアの使い方を紹介させてもらう時もあったがその時もずっと真剣に話を聞いてもらえた。
最後の方は過去の笑い話などもして次にまたの機会でお会いさせてもらうことができるかもしれない。
「ずっとこの人には勝てないだろうな」と思っていた自分が何だか少しでも近い距離に行けたのかもしれない。そう思える時間でもあった。
「お前最近すごいよな」と尊敬する人に真剣な表情で言われた時に振り返ってみて思うことは「本当に大変で苦しかったですがうまくいきました」と言っている自分がもしいたと想像したらおそらく周りから見てすごいと言われることはなかったと思う
その時に僕が発した言葉は「いや、本当に単に好きなことに夢中になってるだけで他のことは人並み以下です。」と言ったのだ。本当に一社会人として欠如している部分はたくさんあると思う。
見方を変えればステータスを好きなことだけに一点集中させていたから周りのことなど見えていなかったのだと思う。
実際に久しぶりにFacebookを見た時には浦島太郎状態だ。
↑浦島太郎状態を自分なりに具体的にまとめた記事
周りから見たら苦労に見えそうなこともそれくらい好きなことだから苦に感じられなかった自分がいたのだと思う
だから周りからすごいなと言われても何のことなのかがピンとこない
苦労していると自覚していたらおそらくメンタルが弱い僕は苦労することから逃げていたと思う。だから「大変でしたがうまくいきました」なんて言葉が出るくらいだったらすごいなとは周りから見られる自分はその場にはいなかったと思える。
最終的に何が言いたいかと言うとすごいことをするためにはその事を本心から好きでいる自分がいるかという事をこの出来事から言いたい。
好きでもないのにすごい事をしようと思ったら並大抵のエネルギーでは済まないから凄まじいメンタルの持ち主でもない限りモチベーションが持たないはずなのだ。
そして僕は今後、自分以外の人のためにすごい物を作りたいと思っている。わかりやすいものだとバンドのレコーディングを手伝って良い音源を作る事だ。
そのためには相手を好きにならないことには良い事を作るための条件は揃わないことになる。
だから自分を信用してくれた人には相手の良いところをたくさん知って好きになっていきたいと思う。
もちろん今まで人に騙されてきたことや裏切られてきたこともある。
しかし自分がコントロールできない部分にまで腹を立てていては誰も好きになることなどできない。その考えだとずっと今まで通り季節は止まり、1人で生きていく事になる。
だからこれからはすごい事をたくさんの人たちとしていくために好きな人や好きなモノが増えていくようになりたい。
↑人に好かれ、好きな事に一点集中しているKさんの話
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