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減るバンドマン、そして増えるDTMer

先日、僕がツイッターで「5.6年前まではバンドマンがまだ地方にはたくさんいて逆にDTMユーザーが少なかった、でも今はその逆で地方はライブハウスがツアーサポートのブッキングを組むだけでも苦労するくらいになっててDTMユーザーは年々増えていってると感じる」とツイートした

これは僕がバンドマンだった時からも感じていたことでブッキングマネージャーがライブイベントを企画しようにも「また同じメンツになってしまった」ということがよくあるのを目にしていた

実際に僕のバンドがツアーバンドのサポートを断ったがためにツアーバンドのライブを1つ潰してしまったこともあった

それだけ地方のバンドが今、減っているのだと感じていて当時のバンドメンバーは「そんなことは俺たちが考える必要はなくて箱(ライブハウス)が考えるだけの話だ」で済ませていた。だが今となっては

自分たちのホームと呼んでいる箱がそういった状況に直面している中でよくそんな他人行儀なことを言えたものだ!と感じる

僕がライブハウスに行き始めた頃、もう8年前ほどになるけれどその頃は確かにDTMは今ほど敷居は低いものではなかったしバンドマンの中で主流だったのはMTRだった

高音質のオリジナル楽曲の音源を作るためにはバンドをしてエンジニアさんにレコーディングをお願いするものだと思っていたから

当時の僕は「とにかくバンドをやらないとオリジナル曲は音源にできない」という考えでバンドをした

だがしかし、今は「オリジナル楽曲はDTMで作れる」という考えが自然と出てくるくらいにDTMの敷居が下がったと感じる、

ということはわざわざ今まで自分の楽曲を形にするためにバンドをしていた人たちはDTMで一人で完結できる時代になったということだ

バンドマンが減っている理由は単純にCDが売れなくなったというわけではなくバンドをやる必要がなくなってDTMerに転向した人たちが増えたということなのかもしれない。実際に僕もその一人だ

これは時代の流れなだけであって悪いことではないと思うが今後の更なるライブハウスの活性化のためには「バンドマンであり続ける理由」が注視されてくるのかもしれない


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