ADAM A3Xを買った話
※2022/5/18日追記、購入後数年経過した感想とかの記事を新しく書きました。
はじめまして。普段はボーカロイドなどを使用してEDMなどジャンル問わず様々な音楽を作れたらいいなと思っているZutq/ラングドシャP( http://twitter.com/zutq74 )です。
購入までのドタバタ
詳細については最後の方に書いてありますが、最近ヘッドホンでの作業に支障をきたしているというか、面倒になってきたり。ヘッドホンをいくつも使い分けていると正解が見つからなくなったりで、そろそろ基準となる媒体が欲しかったというのがあります。
が、私の住んでるところは某山しかない県の山間部と市街地の間というなんとも言えない地域であり。交通の便も良いとは言えず、安易にスピーカーを楽器店へ聞きに行くとか都会人にしか味わえない贅沢だろって思っていました。
ところが8月上旬、そんなこと考えているときに東京へ出かける用事があり、たまたま空いた時間を利用して楽器店をはしごして、聞ける機種を片っ端から確認してする機会がありました。今思い出してもあれは楽しかったですねぇ…(恍惚)
そんな中、様々な機種を聞いた上でいくつか候補を絞り、更に予算の都合上残ったのが
・ADAM AUDIO A3X
・EVE AUDIO SC204
・YAMAHA MSP5
・IK Multimedia iLoud Micro Monitor
という状態で地元に帰って再度考えていました。
それから一ヶ月ほど悩みに悩み、予算の問題なども思い保留にしようと思ったり、買ったほうが幸せになるよななどと戯言を言いながらどの製品にするのか決めたわけです。
ついでにおまけ的にスタンドだとかインシュレーターとかも考えながら
それで予算が一番高い方のSC204とA3Xの2つのうちどちらか決めようという結論になり、まあなんかあやふやな決め方でA3Xに選んでみました。
というか、A3Xのウーファーサイズって4.5inchなんですね。調べてて初めて知りました(てっきり型番に3とあるので3inchかと
いやほんとなんで?と思いつつ、ひとまず心はA3Xに傾いたので善は急げというわけでここから一気に進んでいきます。
で、注文してようとして
実際問題、このご時世に通販サイト使ったことない人の方が珍しいのではないでしょうか? 誰のことかって? ええ、私です。
いつも眺めるだけだったみんな大好きサウンドハウスさんを利用してなんとか注文を行い、どうやってお金振り込めばよいのかというところから始まり、ちょっとどうでもいいトラブルと戦いながらなんとか注文して、振り込まれたので発送準備中になったときにあれに重なるんですよ
台風に。(サウンドハウスさんの本社は千葉県)
それでも予定から数日遅れでスピーカー届いたときはほんと忙しいときに頼んでしまって申し訳ない気持ちでした。
それでも通販って便利なんだなって、ついでにそれなりにポイントが入ったので次何買おうと心が踊りますね。
セッティングと最初の印象
早速届いた物を片っ端から開封してみたところ、大事なことに気づくのです。
あれ?A3Xのコンセント3ピンなんだって。
冷静に考えれば海外製品なのだから当たり前だよなと思いつつ、急いでホームセンターに駆け込み、変換用のプラグを買ってたり。
そんなことをしながらようやくセッティングを終わらせて音を鳴らしみて最初の感想は
ここまで長かった……というのが第一声でした。(実際スピーカー必要と思い始めてから数ヶ月以上経過(下手すると数年?)
それはさておき、実際数時間ほどDAW開いて過去のプロジェクトを片っ端から漁りながらどんなものなのだろうと試してみて。
今までの曲ぜーんぶミックスをやり直したい気持ちとこれを投稿してたのかって気持ちで穴があったら入りたい気分でしたね。
わかるんですよ。リバーブが多すぎるとか感覚で。
うっわボワボワwとか、ここ変wだとか一人でずっと笑っていて、多分かなり挙動不審だったなと思いながら修正点探してしまうのは曲作る人あるあるなのかなと。
スピーカーの背後が左右対称じゃないとか、サブディスプレイが邪魔してそうな配置だとか、それはこれからのセッティングを追い込んでいくなかでなんとか解消しようとは思ってます。
あと見た目がかっこいいのってモチベーションになりますね。良い。非常に良い。
一週間ほどミックスを少しやってみて
しばらくすれば耳も慣れてきます。というのもあるのかな。なんとなく弱点(?)も見えてきたりいなかったり。
まず、出力が大きくない?
全然オーディオインターフェース側のつまみ回してないのに部屋が爆音に包まれる驚きと恐怖。
これ動いてる?って程度につまみを回せばもう十分な音量になってます。
これはデメリットというよりはただの機能的な話なのでまあそれはそれでありと。いつか目一杯使うときが来るかもしれないですし。
低音がある程度で見えなくなるのは妥協
このサイズというか、コンパクトなスピーカーって低音が聞こえないとか色々ネット上には情報もあるわけですよ、実際試してみたらアレンジ段階やある程度のミックスする上では困らない程度には低音もわかるので、細かい部分のチェック時にヘッドホンと一緒に合わせれば弱点でもなんでもないですね。
妥協点というか、どうせ細かいノイズはヘッドホンじゃないとわかりにくいのでケースバイケースかなと思います。
弱点っていうほどの物も見つからず、多分これから数年使い続けてから困ったポイントが見つかればいいなレベルじゃないのかなと。
あと、スピーカー導入後に慣らし運転がてら一曲ミックスしてみて思ったのが若干綺麗に分離というか、前より聞きやすくなったりと、目標に一歩近づいた感があり非常にやる気になってます。(え?気の所為?いいじゃん別に
書けば書くほどいろいろ増えていきそうな内容なのですが、初スピーカーとしてA3Xを選んだ私の感想としては
はじめからこれを選んでよかった。
の一言に尽きると思うのです。様々なスピーカー聴き比べた上で選んだ機種ですし、長い付き合いになればいいなと思います。
ただ、あの…今度はオーディオインターフェースをグレードアップしたくなってしまい機材沼の入り口に足を入れてしまったような気分も……。
モニタースピーカーの意義ってなんだろう?
大体タイトルで何が言いたいかわかってしまうような出落ち感ありますが、最後にこれだけ。
何か特殊な事情がない限りスピーカーって必要なんじゃないかなって。
時間を見つけてはスピーカーで過去のミックスを聞き返していて死にたくなるくらいに変になっていたり。これがとあるヘッドホンによっては平気だったりとか。先週からなんどこう思ったことか(遠い目)
高い買い物なのでよくよく自分の納得する製品を見つけれるまでが長かったですが、それに見合うものだったかなと。
ただ、私はそれとは別の事情があって。
詳細はこちらのURLを見てもらった方が早いと思います。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/torisetsu/cat_hearing.html
ヘッドホンとかイヤホン使ってるとどの曲でも特定の帯域が少しあるだけで頭痛がしたりとか。
日常生活に支障があるので普段は耳栓して生活してます。
が、曲作る場合はそうもいかず。試しに家に転がっていた安物のスピーカーで音楽流していたら頭痛とかしなかったんですよね。手持ちのヘッドホンやイヤホン全てで駄目だった曲が。
多分、耳元で音が発生するのと一度空気を挟んでるのとは違うんだと思います(当てずっぽう)
そんなことがあったのが6月の終わり頃で、それから本格的にスピーカー探しとか始めて、今PCから出る音は全てA3Xへ出力してるのですが、ヘッドホン使用時の頭痛がなくなって精神的に楽な状態にという。
曲作る目的よりも日常的にPCを使う私がヘッドホンの疲れをなんとかしたかったという本音と共に一番最初のnoteは締めにしたいと思います。
次回はまたネタがあれば。
では。
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