見出し画像

ファスティング6日目

やぁどうも。かずです。

朗報です。ついに、今日から固形物の摂取の許可がおりました。申請が認められたのです。やったね。

最初の2日間が、導入食。中3日が、流動食。そしてこの後半が、回復食と呼ばれる。この回復食が非常に重要で、下手したらリバウンド王への道を一気に歩き始めることになってしまうと。そんな花道は歩みたくない。ここまで頑張ったのだから。

朝はみんなで集まれないので、各々で取ることにした。おかゆが食べれると思って、プロマートで買い物をした。

これとかいいんじゃない!?と思って、仲間に「これ食べるね!」って言ったら、添加物多そうだからダメと言われた。すみません、ちょっと舌打ちさせていただいてもよろしいでしょうか。チッ。

とにかく僕は今イライラしているので、小さなことでもブチ切れそうだった。とにかく楽しみにしていた固形物を否定されたので、おとなしくまた豆乳だけ貪っていた。

ランチ

「あ、中原さん?明日午後から来れる?打ち合わせしたいんですけど」

そんなことを昨日言われたので、今日はランチの時間も取れそうにないな、と思って、とにかくひたすら豆乳を飲んでました。みなさん、無糖の豆乳も、慣れれば甘さを見つけられるんですね。僕はそれに感動していますよ、本当に。

本当は固形物を食べ始めたいんだけど、時間と選抜が許されないんです。インストラクターがちゃんといないと、僕は自分で食べられるものも決められないんです。

さすがに夜は固形物食べたい。固形物食べたすぎて、塩舐める。こんな毎日はもう嫌だ。

「夜はどうする?なんか作って食べようよ」

神のご提案だった。食べよう。もう飲むだけなんか嫌だよ。

「おけ、買い物していく!任して!」

イライラ

僕は、自分が並んだ列が一番時間かかってしまう呪いにかけられていまして、お、ここ人が少ないぞ、って思って並んだら、なぜか機械が故障したり、お釣りがなくなったり、担当者が休憩に入り出したりするなどというハプニングに見舞われたりします。

そういうこと、ありません?

この日もそうだった。まず、並んでいた列に割り込みが入った。

「列に並んでるんよ。後ろ並びなよ」

「ごめんね、急いでるの!いいでしょ!」

「いや、ちょ…」

こういうときのおばちゃんのアイテム数は、はっきり言っておかしい。ちっさい商品をこれでもかってくらい詰め込んでいた。

くそ、このおばちゃんのせいで余計に時間くってしまう。だったら、列の変更か。いや、待て。他の列のおばちゃんたちも、膨れ上がった買い物かごを持っている。ここが一番早いはずだ。

よし、次だ。おばちゃんが買うちっさいお菓子が、バーコードリーダーの前を通り過ぎていく。しかし、最後の一つで止まってしまった。果物だ。果物は、別の場所で重さに応じてバーコードを貼ってもらわないといけない。このおばちゃんは、それを怠った。このレジでは値付けできない。

スタッフが、レジから離れていく。無慈悲に。ふざけないでほしい。はやく精算して食べたいんだ。お腹が空いているんだよこっちは。

スタッフはお釣りがなくなっていたようだ。1000チャットの束を持って、のんびりと歩いてきた。できれば駆け足で来てほしかった。急いでるよ、みたいなアピールって結構大事だと思う。急いでなくても。見せ方大事。

ついに

なんとか帰宅した。仲間がすでに待っていたが、ご飯を作るのはこれから。頼まれていたかぼちゃと大根と白菜をゆりこに渡したら、白菜の豆乳煮、大根と白菜の煮物になって出てきた。最高じゃないですか?

僕は、どうして今日はこんなにイライラしてしまったんでしょう。こんなにも素敵なものが食べられる日なのに、小さなことでイライラしてしまっていた。本当に情けない男でした。本当に気が小さい男でした。よくないですね。こんなにまろやかで素敵なご飯で、幸せを感じられるのだから。

ありがとう。白菜の一枚ずつを丁寧に噛み締めて、喜びも噛み締めている。そうか、この一枚一枚が幸せなんだな。

寝よう。この幸せなまま僕は寝よう。

帰りのタクシーをGrabで呼んだ。明日はきっといい日になる。

ピロン

「タクシーがキャンセルしました」

「ふざけんな!!!!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?