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カードゲーム上達講座①『先ドロー警察』

はじめに


 普段はデュエルマスターズについての発信をしているZweiLanceです!

 このコラムでは、カードゲームを上達させていく上で重要な考え方を、短く分かりやすくまとめることを目的としています。

 具体例を挙げる場合、メインであるデュエルマスターズかポケカを用いることが多いと思いますが、各カード画像に補足を用いて、できるだけ普遍的な例え方になるよう心掛けます。

 参考になりましたら、noteへのいいねよりも、TwitterでのフォローとRTをしていただけますと幸いです。引用でコメントまでいただけると心の底から嬉しいです!


先ドロー警察とは?


 造語なので明確な定義がある訳ではありません。したがって本記事では以下のように定義します。


 そのターンに使いたいカードが複数ある際、まずドローするカードから解決しないと出動してしまう警察


 実際に警察が出動する訳ではありませんが、これを怠ったせいで負けてしまう可能性は大いにあります。


具体例で考える


 先攻3ターン目、3マナが使え、場には《卍 新世壊 卍》があり、このターンに手札から使える魔導具呪文は、現状《堕呪 ゴンパドゥ》《堕呪 ゾメンザン》の2枚のみの状況

このカードが場にある状態で「魔導具」とある呪文を唱えると1ドローでき、更に4回唱えると、
ほぼゲームに勝てるレベルのコンボが発動する。デュエルマスターズのTier1デッキ
2コストで最も多くの山札を参照できる強力な魔導具呪文
効果こそないものの、わずか1コストで新世壊のカウントを進められる強力な魔導具呪文


 Q.どちらのカードからプレイしますか?











 A.《堕呪 ゾメンザン》

 このターンに《堕呪 ゾメンザン》をプレイしない理由がない状況であれば、こちらが正解となります。

 《堕呪 ゴンパドゥ》は山札から任意のカードを回収できる効果に対して、《堕呪 ゾメンザン》の1ドローは不確定なものです。

 したがって、《堕呪 ゾメンザン》を先に解決し、その1ドローを確認した上で《堕呪 ゴンパドゥ》をプレイした方が、次のターン以降に必要となるカードを回収しやすいという訳です。

 イメージがしにくかった方に向けて、更に具体的な例を出すと、

「《堕呪 ゾメンザン》の1ドローで《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を引くことができたので、続く《堕呪 ゴンパドゥ》で見えた《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》は回収しなくて良い」

新世壊の効果で唱えられる必殺呪文。大体勝ちます

 このように少し…というか勝敗に関わるレベルで相当お得な状況になっているのが分かります。

 更に踏み込んだことをお話すると、その1ドローで《堕呪 バレッドゥ》などを引いた場合、《堕呪 ゴンパドゥ》を次のターンまで温存する選択肢すら生まれています。

手札に捨てたいカードが嵩張っていた場合、ゴンパドゥより重宝します


おわりに


 まとめると、ドローするカードをプレイすることが確定している場合、先にそのカードからプレイすることで、次に使いたいカードをより強く使える可能性があり、ドローした内容次第では別のカードを使う選択肢も生まれる、ということでした。

 この他にも、相手に不必要な情報アドバンテージを与えないことで、前後の手札のキープを予測しにくくする、という利点もあります。

 ポケカで言うなら基本的に「カイ」の前に「かくしふだ」ですし、ポケモンを進化させる場合も、引いた瞬間に進化させてしまう人を多く見掛けますが、まずできるドローを全て行ってからの方が好ましいです。

 この逆をすることで相手にブラフを仕掛ける…なんてことも全くないことはないと思いますが、基本的にはこの原理を守って損することはありませんので、癖になるまで意識して練習するようにしましょう。

 最初は意識するだけでも大変かもしれませんが、原理を理解した上で反復練習することで、次第に身体に染みつき、全く意識せずとも自然に行えるようになります。

 また、こちらの内容は後ほど動画化もする予定ですので、是非チャンネル登録もよろしくお願いします!
※公開しました!


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