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推しはみんな灰になった。

主にメンタリストDaiGoさんについて書くのですが、好きだった人が変質して推せなくなっていった苦い思い出を他にもつらつらと書きます。とばっちり的に具体的な人物を何人も(他5人くらい)連想させる内容になってしまったので鍵をかけました。誰について述べてるのかゴシップ的に興味があるけど課金はしたくない、という人はYoutubeで「炎上したことある人の名前+大島育宙」で検索すると私が苦しそうな顔で喋ってる動画がたくさん観れたりします。記事の下の方に推してる人の名前も書いて自分への救いにしました。

メンタリストDaiGoさんが好きだったという恥の歴史を書かねばならないと思う。

悪や逸脱は突然発生するものではない。手のひら返して糾弾するのは簡単だが、旧いファンにできるのは目撃してきたプロセスの証言だ。

テレビから意識的に距離を置くと宣言し、Yotubeとニコ生、年に数冊出る著書に軸足を移していた頃のDaiGoさんをよく見ていた。科学的研究を根拠に生活に役立つセルフコントロール術を教えてくれる動画は面白く、その通りにしたらうまく行くこともたくさんあった。DaiGoさんに倣って立ったり足踏みしたりしながら読書するのは今でもやめられない癖だ。

Youtuberの動画を習慣的に視聴するのはティーンだけだった2010年代半ば。
今では当たり前になった大人向けの自己啓発心、向上心を刺激するジャンルをYoutube上で開拓したのは間違いなくDaiGoさんだ。


私は飲み会や友人との雑談でよくDaiGoさんの話をした。
「スプーン曲げや心理当てで売れたダイゴ」が今Youtubeでこんなことやってて勉強になるんだよ!と。


公になる仕事で彼の著書や考え方をポジティブに紹介したこともある。
「物やお金は消えてしまうけど知識は消えないから人に知識を贈りたい」
とか
「いじめられていた時にキレて鉈を投げたら周囲の見る目が変わり、それから行動で人生を変えるようになった」
という意外と熱く、かつ一見ロジカルな信条にかなり影響も受けた。

しかし、ある時から私は彼の名前を口にしなくなった。
口にしていた過去もなかったことにしようとした。

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文章を書くと肩が凝る。肩が凝ると血流が遅れる。血流が遅れると脳が遅れる。脳が遅れると文字も遅れる。そんな時に、整体かサウナに行ければ、全てが加速する。