ComfyUIでWebUIと同じようにプロンプトを使う方法を試してみた
以前からComfyUIでイラストを描く際に、強調したいプロンプトがなぜか反映されていないなあと思いながら、でも何回かやれば大丈夫だろうと思って繰り返していても何故かうまくいかない。
しかし、よくよく調べてみるとComfyUIってそのままだとBREAK構文とかAND構文が使えないことが判明。
説明書や解説書をちゃんと読まない悪癖が…。
ということで、今回はBREAK構文とAND構文が使えるという拡張機能を試してみたいと思います。
ComfyUIを使ったことがない方や拡張機能を導入されたことがない方は以下の記事を参考に導入してみてください!
拡張機能導入
拡張機能一覧で「smZNodes」と検索してもらえば出てきます。
使い方
ノードの検索ボックスを出して、「smz」と入力すると、「CLIP Text Encode++」が出てくるので、選択します。
parserを選択すると、プロンプトの種類(反映の仕方)を「A1111」を選択します。
そしたら、BREAK構文やAND構文を利用することができます。
実際に試してみた
SDXLプロンプトの表示方法
今回はSDXLモデルで実行したいと思います。
ここでちょっと補足ですが、SDXL用の細かい指定をしたい場合には非表示になっている設定項目を表示させることができます。
ノード上で右クリック「Hide/show with_SDXL」を選択します。
すると、with_SDXLというトグルボタンが出てくるので、こちらを選択します。
そうすると、SDXL用の指定ができる表示に切り替わります。
生成を試す
それでは早速イラストを生成していきましょう!
プロンプトを以下のようにして、通常パターンイラストと比較してみます。
通常パターン
猫ちゃんが2匹出ちゃっていますね。
A1111パターン
ちゃんと女の子と猫が別々で描かれましたね。
折角なので他の選択項目も試してみようと思います。
comfy→いつもの
comfy++→comfyのparserを使いつつ、WebUIと同じ方法でプロンプトの平均を取る
A1111→WebUIと同じ方法でプロンプトを読み取る
comple→compelという方法のプロンプトの反映方法を試せる(https://github.com/damian0815/compel)
fixed attention→プロンプトに対して特に何もしない
まずは「full」で試してみます。
fullパターン
こちらも猫ちゃんと別れて生成されました。
次は「compel」のパターンを試します。
compelパターン
猫が2匹描かれましたね。
というか猫ちゃんの持ち方、もっと優しく抱いてあげて。
最後に「fixed attention」を試します。
fixed attentionの場合
ぬこの霊圧が消えた…。
試してみた感想
ComfyUIとWebUIでプロンプトの書き方が違うというのはどこかで見ていたのですが、まさかここまで違うとは知らずにずっと使っていました。
また、プロンプトの反映方法に関してもまだまだ研究が必要だなと改めて感じました。
もっと色んな表現方法を試してみたいですからね!
それでは皆様よき創作ライフを…!
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