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飲み会で違和感。

この間、職場の人たちとの飲み会があった。

コロナ禍でずっと開催されていなかった飲み会。今年になって初めての大人数飲み会で、お店も貸し切りだった。

そこで疑問に思ったことがいくつかあったので、このモヤモヤをnoteに落として行こうと思う。

社会人1年目の私は、お酒の席で何も行動を起こせなかった。が、2年目の女性の先輩はベテラン勢にお酒を注ぎに行っていた。

お偉い人たちにもきちんとお酒を手に、挨拶をしたり。席替えでも率先して上司の隣に行ったり。

乾杯の時は20年目くらいの先輩が「若者ついてこい!」って言ったので、その後に続いて一人ひとりに乾杯をすることができた。

でも私はずっと違和感だった。なんか、自然じゃない。

みんな「こうすべき」というお酒の席でのルールをちゃんと全うしていた。でも私は、そんなルールに従いたくないと思ってしまっていた。

「みんなと乾杯したいから、する」じゃなくて
「乾杯すべきだから、する」になってる気がして。

若者は率先して上司に乾杯しにいくべき。という考えをみんなが持っていて、そのルールに則って乾杯しに行っている。でもそんなの、ただのヤラセじゃない?と私は思う。

「若者ついてこい!」と言ってくれた先輩は、社会人としてのお酒の席でのマナーを教えてくれたのだと思う。こうやって振る舞うんだよって。

でも上司たちは全くそんな素振りはなかった。自分から動こうともしない。ただ乾杯しに来る人を待つ。そんな人に私は乾杯したくない、と思ってしまう。

私は料理を取り分けるのも、取り分けられるのも嫌だった。自分で好きな分だけを自分で取るのは、ダメなのだろうか。

上司たちはトングを握ろうともしない。瓶ビールを持とうともしない。ただ料理を取り分けられるのを待って、ビールを注がれるのを待っている。当たり前のように。

そして若い先輩たちも、当たり前のように料理を取り分けて、当たり前のようにビールを注ぐ。

私は不思議でならなかった。なんで他人にやってもらうのが、当たり前なんだろうと。職場以外の場で、しかもご飯を食べる時に誰も気を遣いたくないだろうに。

実際に飲み会離れする若者は多いと聞く。確かにこの感じだと、私ももう参加したくないなと思ってしまった。

なぜ若者ばかりが動かないといけないのか。めちゃくちゃ後輩だけど、でもなんか、違う気がする。

私がまだビールを飲めないから、まだ1年目だから、そう思うのだろうか?

若者が気を遣わない雰囲気を作って、お互いにとって楽しい飲み会にすることの方が大事だと私は思う。

上下関係は必要だけど。それは職場だけでいいと思う。仕事のことは忘れて、ご飯とお酒とお喋りを楽しもうっていう場だからこそ、もっと人と人が対等に扱われるべきだし、対等に振る舞うべきだと思う。

正直、こんな飲み会の文化はもう無いと思ってた。一昔前の話だと思ってた。

まだまだその文化は残ってるし、その文化に馴染めない人間はどんどん離れていく。確かにこんな気疲れする飲み会で5000円も取られるなら...と思ってしまうな。

もっとみんながお互いのことを思いやれたらいい。
「こうすべき」なんてルールを無視して、やりたいことをもっとやれたらいいな。

と思った金曜日でした。長い1週間だった。

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