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231231_2023年

「良い1年だった〜〜〜!」とは、言い難い。僕は生きるのが下手すぎるので、そういう感情に至ることが稀なのだが。周りには本当に助けられた1年だった。そういう意味では、とても良い1年だった。阪神も優勝したので、その意味では、良かった。あとは引っ越しをしたり、色んなところに旅行に行ったりした。一方でメンタルをぶっ壊したりもした。年末ジャンボは900円しか当たらなかった。
9月のコンサートが大きな出来事だった。自分の音楽人生の第1章、長い長い、15年にも及んだ第1章は、最後の銅鑼の音とともに終わった。若干の悔いとともに、ラフマニノフ『交響的舞曲』を終わらせることができた。
ストーリーは、銅鑼の音とともに終わり、ゆえに始まる。チェロを始めた。音楽人生は第2章だ。それ以外にも、あのコンサートから色々な始まりが生まれていくのだろう。

ストーリーを始めていきたい。様々なストーリーが無いと、一つのストーリーで詰んでしまったときに目の前が真っ暗になってしまう。僕は少し目の前を暗くしすぎていたのかもしれない。シナリオは一本ではないのだから、手持ちを変えても良いし、違う道に向かっても良い。様々なストーリーがあれば、様々なゴールがあり、それを終わらせることで、また新たなストーリーを始めることができる。自分の力だけでストーリーを量産していくのは無理で(残念ながら文化資本も人的資本も乏しいし発想力にも限界があるから)、新たなストーリーに誘ってくれる人を、そこから生まれる新たなストーリーを、大事にしていきたい。

「良い1年だった〜〜〜!」と、したいな。2024年の大晦日には。「良い1年だった〜〜〜!」と思えるくらいに上手く生きられるようになりたいし、良い1年にしたい。したいね。良いお年を。

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