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日記:結婚式、自由と呪いと共に生きる

先日、友人の結婚式に参列してきました〜!
すごくよかった…。ひょうきんな女とひょうきんな男の式なので、超笑って泣いた…。
やっぱり良いよね〜結婚式って。ベッタベタなやつが大好きです。

遠方に住む友人なので、式場までは新幹線に乗って行きました。
「来られる…?無理なら良いんだけど…」
と言われ、行くに決まってるやんけ!!と準備を整えました。
周りの人間が結婚していなさ過ぎて、足りない知識をネットで補いながら準備するのは、中々楽しかったです。こ、これで合ってたっけ…!?遙か昔過ぎて覚えてない…!!
とにかく、周りの方にご迷惑をおかけしないように頑張らないと😭ただそれだけ!
綺麗に着飾って目立ちたいとか、そういうのじゃ無いんだよ。とにかくしれっと空気の様に馴染んでいたいんだよ。わかる?クソダサオタクの気持ち。

同じテーブルの方々はすっごく良い方々で、初対面の誰かわからない人と仲良くなって、駅まで一緒に帰りました。誰だったんだろう?また会えたら良いな〜。

今ってさ、全くの身内での式や、お写真を撮るだけの方が多いじゃないですか。
この時代に結婚式をしてくださるってすごく嬉しいよね。
きっと、流行病のせいで諦めた方が沢山いるよね。タイミングが合わなかったりね。
お金に余裕があるならいくらでもやってくれよ!見せてくれよ!テメェらの晴れ姿!って思うよ。

件の友人夫婦は、遠距離恋愛から8年のお付き合い経てご結婚されたんです。
彼を追いかけて地元を離れた友人が、幸せそうに暮らしてるのが嬉しいです。
すごく勇気があるよね!
地元の家族や友人と離れて、彼の元へ行って、自分のコミュニティを作って、働いて生きてるの、すご過ぎるよなぁ。
彼女の底抜けにポジティブな性格を尊敬しています。
すっごく綺麗だったな〜。

次の日に予定があったので、二次会には参加せずにすぐに地元へ帰りました。
宿泊も無しの日帰りは、交通費が勿体無い気もしたけど、一人旅がめちゃくちゃ苦手なので早く帰りたくなってしまって…。
1人行動は好きなんだけど、1人旅が好きじゃないんですよね、多分。
見るもの食べるものを誰かと共有したくなってしまうので。
お土産をしこたま買って、家に辿り着いたらホッとしました。

思い出を共有させて貰えてありがたいです。
おめでとうね〜。またゆっくり話したいな。



上の話の繋がりじゃないけどさ、10年以上お付き合いして同棲してる友達がいるのね。
彼女が初めて、「私は絶対に結婚しない」と告白してくれました。

彼女にはご病気のお姉さんがいます。それは精神的なもので、治る可能性は極めて低いです。
なぜなら、お姉さんご自身に治す気がないからです。
今のままの生活を続けたいと、心の底から願っているから。

ならば好きにしたら良い、と言うのは簡単だけど、その生活を続ける為には家族の支援が不可欠です。
友人は、ご両親が亡くなった後、お姉さんの面倒を見るのは自分だと思い込んでいます。
それは呪いの様に、彼女がまだ10代の時から彼女の思考を縛り、それはきっと解けることはありません。
私は彼女に心療内科を勧めましたが、優しく断られました。
彼女もお姉さんと同じく、今の状況を本気で変えたいとは思っていないんです。
もう諦めています。

友人が結婚できない理由は、姉のことでお相手とお相手家族に迷惑をかけるわけにはいかないと、己に言い聞かせているからです。
もし子供ができてしまったら、姉のような人が産まれるかもしれない、と思うからだそうです。
そうなった時に、自分を許せないからだそうです。

友人が私にこの話をしてくれたのには理由があって、それは、私が彼女に似ているからです。
常に怒っている姉と、優し過ぎて疲れてしまう弟と、自分と他人が信じられず、好きな人から逃げる私。
私は、兄弟の様な、あるいは、自分の様な子供が産まれてしまったらと思うと、恐ろしくて仕方ありません。
事実、私はこの歳になるまで、自分は価値が無い人間で、幸せになってはいけないと思い込んでいたし、友人も同じです。アホだよね。アホってことに大人になってやっと気付いたんですよ。
子供が、自分達と同じ人生を歩んでしまうのではないかという途轍もない恐怖が、常に私達を襲います。

結婚をしない、子供を持たない自由と呪い。
それらと一緒に生きていける時代に生んで貰えて良かったと、自分に言い聞かせています。
それはとても贅沢なことで、同時に、強烈な劣等感と罪悪感に苛まれます。なんてわがままなんだろうか。
2人で一緒に泣いて、また明日も頑張ろう、と言い合いました。
私達は健康だし、体力があるし、仕事があるし、毎日ご飯が食べられて自分の家に帰れます。幸せなことです。
彼女には幸せでいて欲しいです。
私も自分と周りの人を幸せにできるように頑張ります。

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