1年生日記(13日目)
ウッチャンは「あと数センチで彼岸に手が届く」ところまで行き、しかしその後此岸にものすごい勢いで戻って来たことがある。
3年前、3度目の心臓の手術のすぐ後のことだ。
あの時のウッチャンは、わたしがシロウト目線で数えただけでも25個のシリンジポンプ、3台の吸引機、人工呼吸器、人工透析器、ペースメーカー、アイノフロー、それからエクモと呼ばれる補助循環装置、その他諸々のなんだかわからないものたちに繋がれていた、あれがウッチャンにとって過去最大の医療機器装備だったと思うし、ICU在