ヲタクに"婚活"は難しいのか

Part1;ハイライト

気になっていた相手との初デート。
ランチをしながら弾む会話。
旅行の話で盛り上がる二人。
旅先の写真に食いつく彼女。
そこで目にされた大量のFSK写真______。

カメラロールから押収された大量のFSK芸写真

Part2;きっかけ

結論から言うと、
この女性との婚活は失敗に終わりました。
解散してからメッセージを確認すると、
連絡先をブロックされていたのです。
食事中の会話は絶えることがなく、
手応えは120点のはずでした。

これまでも婚活をしている中で、
初回デート後から連絡が途絶える、
ということは何度も経験してきましたが、
今回は全くそんな素振りも見せなかった分、
ショックは大きいものでした。

さて、
今回私がなぜnoteとして記事をまとめたかったかと言うと、

メンタルが病んでるわけでもなく、
読者に同情を買ってほしいとか、
悲劇のヒロインぶろうだとか、
そういうつもりはなく、

自分の今の気持ちを活字にして表すことでしか、
この複雑な感情を整理できない
と考えたからです。

そして、どうせ文字に起こすのであれば、
自分一人だけでなく、
せっかくなので他者に発信できるプラットフォームを活用してみよう!
との思考に至ったのが今回noteに寄稿しようと思った
きっかけです。

普段、𝕏上で『対外』に向けて自分の表現を発信していますが、
今回の出来事を受け『対内』、つまり内側、自己側にエネルギーのベクトルを向け自身について考える時間を
"あえて"とってみることにしてみました。

Part;3これまでの恋愛談

私の齢もそろそろ30代へのカウントダウンに突入します。
(できるだけ若く見られたいので数値の明言はあえて避ける)

昨今の世の中は結婚しなくても幸せに暮らせるし、
未婚の生き方を否定するつもりは一切ありません。

でもやはり私は、
結婚して愛する子供を持つことが
人生のいちばんの幸せだと考えています。

私はこれまでに結婚したいと思う女性と
3人お付き合いしてきました。
逆に言うと、結婚したいと思える相手としか付き合わないのが私の信念です。

しかし、どの相手とも縁は結ばれませんでした。
「結ばれない」だけで済めばよかった話ですが、
直近に付き合っていた3人目の彼女との間に、
とある事件が起こりました。

付き合って数ヶ月が経った頃、
その彼女と初めてのベッドインした時のことです。

溜まり切っていた疲労、病み上がりの身体、久しぶりの実践、、
様々な不運が重なり、私は挿入する前に一人お先に行ってしまったのです。

猫ミームの「は?」と言わんばかりに
分かりやすいように不機嫌になった彼女は
無言のままこちらの問いかけに反応する様子を見せず
ホテルを後にしました。
帰宅してからの連絡も一切なく、
数日後にようやく連絡をとったものの、
お互い納得した形で破局を迎えました。

この出来事が自分の中で大きな恐怖心とトラウマを抱えることになり、
暫くは女性を見ても、
センサーが全く反応しない、
ということが一定期間続きました。

そこからは、
女性という生き物にネガティブな感情が生まれ、婚活としては完全にマイナスからのスタートとなりました。

Part4;今回

さて、そんな彼女と破局してから、
下向きの人生に再起をかけるため(二重の意味で)、
再び婚活と向き合う意欲が湧いてきました。
姪っ子の純真無垢さに触れ、
子供に対する憧れが芽生えたのかもしれません。

婚活を再開して出会ったのが、
冒頭で登場した相手です。
メッセージを重ね、久しぶりのデートにありつけた私は舞い上がっていました。

実際に初めて会った印象は、
緊張で吃りまくる私にも、
一生懸命相づちを打ってくれる、
包容力豊かで笑顔が素敵な方でした。

お互いの好きな事を話していく中で、
1番心が揺さぶれた瞬間がありました。
好きな映画が同じということでした。
「あまり有名じゃないから、この映画の良さを知ってくれる人に初めて会えた!」
とても嬉しそうな彼女のリアクションでした。
これには運命に近い何かを感じました。
それは相手も同じ事を思っていたはずです。

およそ2時間の中で終始会話は途切れず、
次はここに行ってみよう!
そんな話で解散した記憶です。

そんなこんなで完全勝利を確信した私は、
ルンルン気分で帰宅したものの、
その後返信が来る事はありませんでした。

Part5;「ヲタクに"婚活"は難しいのか」

かなり遠回りしたように気がしますが、
ようやくタイトルに戻ります。
「ヲタクに"婚活"は難しいのか」。

デート中にこんな一幕がありました。
カメラが趣味だという私のカメラロールに興味を持ち始めた彼女は、
私のスマホを手にするやいなや、
その絶景を捉えたカメラロールをスワイプし続けていきました。

スワイプし続けた先にあるのは、
そう、FSK写真の祭典ゾーンです。


「あ、なんか連れて行ってる笑」
焦りで完全に顔色が変わった私をよそ眼に間髪入れず
「かわいい!」

そう褒めてくれたのです。
普通なら婚活相手の男性がフィギュアとお出かけしてる写真を見たら冷たい目で見られても仕方がありません。
でも、咄嗟に発したその一言から、
人の趣味を否定しない
なんて素敵な人んだろうかと思いました。


振り返って考えると、
失敗した原因の見当がつかないのです。
本当にヲタクが原因だったからでしょうか。

髪の毛セットした、
身だしなみも整えた、
鼻毛もチェックした、
会話内容も充分だった。

できる事は全てやったと自負しています。
それでも駄目だった理由を自分なりに考えてみました。

  • アイドルヲタクだったので敬遠した

  • ただただタイプでは無かった

  • 会話が上手くいきすぎて女性慣れしてると思われ逆に警戒された

Part6;答え

「アイドルヲタク」だから婚活が難しい、
ということは、ないだろう。

安直すぎる結論だがここに至る。

アイドルヲタクでも結婚してる人はいる。

今の段階では、
アイドルヲタク以前に、
自分という人間に魅力が足りないだけだろう。

今回の相手は合わなかっただけで、
違う相手ならまた結果は変わってくる事だってある。

そもそもアイドルヲタクかどうか、
という要素が
その人の人間を決定する全てでもない。

幸せを掴み取るためには、
趣味を犠牲にすることも厭わない姿勢でいるが、
自分の素でいた時に居心地の良い相手に巡り会えたら良いなと思う。

Part7:雑感

こうして自分の気持ちを活字として整理すると、
ものすごくスッキリした気持ちになった。
正直ここまで読んでくれていた方がいるかどうかはわからないが、
自分としては書き連ねるだけでも満足した気がする。
今後も書いてみたいテーマが出来たらまた、
投稿するかもしれないし、しないかもしれない。

おっ、また新たな相手と出会える通知音が鳴った__________。


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