見出し画像

なぜ僕はKickstarterを使うことにしたのか?

はじめまして。株式会社アソビションの代表取締役の岡田と申します。まずはこのノートを開いていただきましてありがとうございます。

このノートを開いて頂いたということは、Empyrealに興味を持って頂いたのだと思います。ここでは、どんな経緯でこのKickstarterを始めることにしたかについて、経緯と理由を書いていければと思います。乱文乱筆失礼します。

さて、ことの始まりは昨年の夏、私がTwitterである呟きを見たことでした。

「おおー、個人でこんな挑戦をしている人がいるんだなぁ」と言うのが、最初の感想でした。個人的にLv99Gamesさんはとても大好きな会社。日本語化されるとしたら最高です。しかし、こういう形の出発の案件に対して日本のボードゲーム業界の大きな会社が動くのは少し難しいだろうなと考えました。
「なら、うちも法人だし、一緒にやれないかな」と思い、ぼーずさんに連絡を取りました。そして、いろいろあって今に至ります。なので、ミレニアムブレードも是非やりたいです!新しい拡張も来ますしね。うまく達成するといいのですが。。

さて、今回のファンディング先の選択についてなのですが、Kickstarterを使っています。理由としていくつかあるのですが、弊社の「世界に日本のゲームを輸出する」という目的を考えると、恐らくこれからKickstarterこそを利用するべきであると思い決定しました。
また、今までにあまり(ほとんど?)なかった「日本語版のみ」のプロジェクトなので、バッカーの推移を見ることで、Kickstarter内の日本人のボードゲーマーの人口をある程度推察することが出来ると考えました。(個人的な予想は100~200人だと思っています)
しかも、「Empyreal」はまだ未発売のゲームですから、普段からプレイする前にゲームを購入する人、情報から面白いゲームを見極め、自分の判断を信じ購入に至れる人物、業界のインフルエンサー足りえる人の人数も判断することが出来ます。このような人を便宜的にAさんと呼びます。

結論から言ってしまえば、このAさんが日本に200人ほどおり、それらの人が支援してくれれば、大概の面白いゲームを日本語版として持ってこられます。
現在のボードゲーム業界のパブリッシャーが使っている工場のMOQ(最低発注数量)は大概は500個だと思います。逆に言うとこの数の制作費+送料+翻訳の費用+キックスターターへの約10%の手数料を確保できれば日本語版のゲームを発売できるわけです。これらは200人分のプレオーダーがあれば賄える金額です。しかも、これらは面白いゲームを見極めることに長けたAさん複数人がお墨付きをくれたゲームです。クオリティのコントロールも同時に出来ることになります。プレオーダーなので、販売する側もリスクを大きく減らすことが出来ます。もちろん版元は、印刷数が増えて万々歳です。買う側、日本語化する側、売る側、三方良しとなるわけです。
そうなれば、面白いゲーム、しかも日本のボードゲームパブリッシャーが手を出しにくい重量級のゲーマーズゲームが今よりも頻繁に日本に入ってくることになります。英語圏にも注目されているKickstarterで、こう言った動きを多く見せることができれば、近年大きく下降気味の日本の市場への海外パブリッシャーの存在感も改善していけると思います。

というような事をつらつら考えながら、プロジェクトの推移を毎日眺めています。現状(1/30)だとギリギリ届くかどうかといった所でしょうか。もしもこの記事を読んで、僕の想像しているビジョンに共感して頂ける人がいるならば、キックして頂けると嬉しいです。今回のEmpyrealがNot for meの方々も、100円でいいのでキックして頂けると国内の人数の把握に役立ちますので大変助かります。

今回のプロジェクトがうまくいったら、ちょうど今回のぼーずさんのように、良いなと思ったゲームをアソビションに知らせてくれれば、日本語版のプロジェクトが作られ、支持が集まれば発売されるような状況が作れるかもしれません。そうなったらいいなと考えています。

色々説明不足、理解違いなどありましたら申し訳ありません。普段はあまり考えをネットにあげることがありませんので。。。もし好評頂けるならばこれからもつらつら書いていきたいなと思います。

以上、読んで頂きありがとうございました。

なお、こちらが件のプロジェクトのページです!
http://kck.st/2FJcRE3

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?