オヅソウタロウ

伊勢と東京の2拠点でデザインの仕事をしています。ーーエッセイ・デザインのこと・伊勢志摩…

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伊勢と東京の2拠点でデザインの仕事をしています。ーーエッセイ・デザインのこと・伊勢志摩のことを綴っています。ーーイラストも自分で描いております。 メディアサイト:https://sahanzi.com/

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記事一覧

神鏡を鎮祭する『鏡宮神社』

皆さんの干支は何なんですか? 私は寅年です。 なぜこの話はしたのかは後ほど説明します… 伊勢神宮内宮には五十鈴川が流れており、下流に行くと朝熊川という川と合流し…

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朝熊平野を守る朝熊神社

朝熊町(あさまちょう)という町が伊勢にあります。 『あさくま』でなく『あさま』と呼びます。 しかし『朝熊神社』は『あさくまじんじゃ』と呼ぶようですね… 地元民ほど…

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塩を作る神社

神宮の祭典で使われるお塩や米はスーパーで買ってきたものではありません。 しっかりと太古から作る専門の神社があります。 地元民が海水浴に行く候補の一つに『二見』と…

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月夜見さんにこだまする

伊勢市には日本神話に出てくる超メジャーな神々が祀られている神社が沢山あります。 日本神話に詳しくなくても、 某、ジャンプで人気だった忍者漫画に出てくる技の名前や…

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天空のポスト

伊勢市と鳥羽市を結ぶ道、伊勢志摩スカイライン。内宮から三重県立陸上競技場に向かって車を進めると、その入り口が見えてきます。朝熊山の上を突っ切るような形で道が敷か…

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駅前の鳥居と外宮参道

内宮といえばおかげ横丁、じゃあ外宮は? 参拝に向かう道中、五十鈴川を傍目におかげ横丁に足を運んだ方は多いのではないでしょうか? お伊勢参りに来た旅人たちをもてな…

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朝熊かけねば片参り

「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」 伊勢のパンフレットや旅行ブックなんかで見たことある文言ではないでしょうか? 朝熊をかけるというのは朝熊山の事を…

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伝えたいことの整理術

『伝えたいことがあるのに、上手く伝わらない』 その悩みの原因は『情報の優先順位が整理されてないから』がほとんどだと思います。 『どっちも伝えたい!』という方もい…

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伊勢の今と昔を繋ぐ『勢田川』

伊勢市には地元民に親しまれている川が3つほどあります。 一つは宮川。川幅が広く夏には花火があがる祭りも行われており、中高生がズボンのすそを挙げて水遊びをしている…

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伊勢神宮の近くに湧水が、

『湧水を飲みたい』 と母が突然言い出したことがあった。 『はぁ またなんか言い出したな』 と家族全員が思いました。 親父は一度これに付き合わされていたらしく、『あ…

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江戸時代の伊勢参りの入り口『宮川』

伊勢市の人がバスケットをするなら! ラブリバーという公園にはバスケットゴールがあるのでそこに集まります。 そのラブリバー公園のすぐそばに『宮川』という川が流れて…

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高さ22mの『大鳥居』

お台場には巨大なユニコーンガンダムが立っていますよね。 伊勢にはそのガンダムと同じくらいの大きさの『鳥居』が立っています。 伊勢に自家用車で来た方は伊勢インター…

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『イセシマップ』ベータ版をリリースしました!

皆様いつも私のエッセイを読んでくださりありがとうございます! 毎投稿みなさんにいつも多くの『スキ』や温かい『コメント』をいただき励みになっております。 私の投稿…

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#125 長く使い続ける価値

私の現在使っている財布は 初めて親父に東京へ連れていってもらった際に、御徒町にある革細工屋さんで買ってもらいました。 当時中学1年生でしたから、この財布とは12年く…

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#124 知っていると目的地になる

知識が多いと悩みも多い、が楽しめることも多い。 Aというものを見た時、 Aに関する知識がある人とない人では、考えたり思うことの深さって違うはずなんですよ。 知識が…

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#123 黄色い人どうし

私の身につけるものは マスタードイエローやオレンジのものが多いです。 どれくらいかというと、最近のAmazonのオススメ欄が黄色で埋め尽くされるくらいには黄色のものば…

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神鏡を鎮祭する『鏡宮神社』

神鏡を鎮祭する『鏡宮神社』

皆さんの干支は何なんですか?

私は寅年です。

なぜこの話はしたのかは後ほど説明します…

伊勢神宮内宮には五十鈴川が流れており、下流に行くと朝熊川という川と合流します。

その合流したところには三角州ができ、そこに『鏡宮神社』という場所が存在します!

神社までの道が舗装されていないので、一見わかりづらいですが
軽自動車2台くらいは止める場所があります。

入り口に着くとこのような道が続いてお

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朝熊平野を守る朝熊神社

朝熊平野を守る朝熊神社

朝熊町(あさまちょう)という町が伊勢にあります。
『あさくま』でなく『あさま』と呼びます。

しかし『朝熊神社』は『あさくまじんじゃ』と呼ぶようですね…
地元民ほど間違えやすい!

この神社は伊勢神宮内宮の摂社です。

この神社は鏡宮神社と目と鼻の間くらいの場所にあり

写真にある青色の橋を渡るとすぐです。
(写真の右側に鏡宮神社があり左に朝熊神社)

橋を渡るとこのような入り口があり上に上がる階

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塩を作る神社

塩を作る神社

神宮の祭典で使われるお塩や米はスーパーで買ってきたものではありません。

しっかりと太古から作る専門の神社があります。

地元民が海水浴に行く候補の一つに『二見』という海沿いの地域があります。

そこの二見地域にあった旧二見中学校の近くには御塩殿神社(みしおどのじんじゃ)という皇大神宮所管社があります。

大きな目印はなく、御塩殿神社と書かれた石が電柱の間に立っています。

この道路は車が1台なら

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月夜見さんにこだまする

月夜見さんにこだまする

伊勢市には日本神話に出てくる超メジャーな神々が祀られている神社が沢山あります。

日本神話に詳しくなくても、

某、ジャンプで人気だった忍者漫画に出てくる技の名前や。某、パズルとドラゴンのスマホゲームに出てくるキャラクターの名前など

どこかで聞いたことある日本の神様の神社が伊勢市にはあります。

伊勢神宮は内宮と外宮の2つなのですが、それらの別宮が伊勢市内・外にいくつか鎮座しており町中いろんな場

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天空のポスト

天空のポスト

伊勢市と鳥羽市を結ぶ道、伊勢志摩スカイライン。内宮から三重県立陸上競技場に向かって車を進めると、その入り口が見えてきます。朝熊山の上を突っ切るような形で道が敷かれているため、道中はほぼ坂。そしてかなり蛇行しています。そのためスカイライン内へは歩きや自転車で入ることはできません。バイクでも125㏄以下のモノは通行禁止となっています。

なんせあの勾配ですからね…。通ったことのある方は共感できるのでは

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駅前の鳥居と外宮参道

駅前の鳥居と外宮参道

内宮といえばおかげ横丁、じゃあ外宮は?

参拝に向かう道中、五十鈴川を傍目におかげ横丁に足を運んだ方は多いのではないでしょうか?

お伊勢参りに来た旅人たちをもてなす役目は、時代が変わった今でも確実に受け継がれています。老舗はもちろんのこと、今風の店も少しずつ増えてきており、来る人たちを満足させるようなものとなっています。

では外宮前はどうでしょうか?

実はあるんです。
その名は「外宮参道」。

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朝熊かけねば片参り

朝熊かけねば片参り

「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」

伊勢のパンフレットや旅行ブックなんかで見たことある文言ではないでしょうか?
朝熊をかけるというのは朝熊山の事を指していて、皆山に登ってとある場所に向かっていたんです。
それが朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)。伊勢参りにやってくる人々はこのお寺にも訪れるのが古くからの習わしでした。

このお寺の本堂は国指定有形文化財として認定されていて

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伝えたいことの整理術

伝えたいことの整理術

『伝えたいことがあるのに、上手く伝わらない』

その悩みの原因は『情報の優先順位が整理されてないから』がほとんどだと思います。

『どっちも伝えたい!』という方もいますが、絶対に天秤にかけどちらの方がより優先度が高いかはっきりしたほうが、伝わりやすいものが作れるはずです。

例えば、あなたが2人の人に同時に喋りかられたとしましょう。
2人がいったことを理解できますか?…無理ですよね(笑)

何にす

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伊勢の今と昔を繋ぐ『勢田川』

伊勢の今と昔を繋ぐ『勢田川』

伊勢市には地元民に親しまれている川が3つほどあります。

一つは宮川。川幅が広く夏には花火があがる祭りも行われており、中高生がズボンのすそを挙げて水遊びをしていることもしばしば。

二つ目は五十鈴川。伊勢を代表する神宮「内宮」のそばを流れる澄んだ川です。県外からやってきた観光客も、参拝の行き帰りで五十鈴川の土手沿いを歩いた人は多いと思います。

そして三つめは勢田川。河崎という街の傍を縫うように流

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伊勢神宮の近くに湧水が、

伊勢神宮の近くに湧水が、

『湧水を飲みたい』
と母が突然言い出したことがあった。

『はぁ またなんか言い出したな』
と家族全員が思いました。

親父は一度これに付き合わされていたらしく、『ああ、あそこね』みたいな反応でしたが

弟は一度『ちょっと出かけよう』と母に言われ、車で寝て到着するのを待っていたところ

気がつくと熊野古道まで連れて行かれた思い出(伊勢から片道約2時間)あるのでとっても嫌な顔をしていました。

『内

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江戸時代の伊勢参りの入り口『宮川』

江戸時代の伊勢参りの入り口『宮川』

伊勢市の人がバスケットをするなら!
ラブリバーという公園にはバスケットゴールがあるのでそこに集まります。

そのラブリバー公園のすぐそばに『宮川』という川が流れています。

地元民なら誰しもが慣れ親しんだ川

それもそのはず伊勢を出るにはこの宮川を越えないと大阪や名古屋には向かうことができません。

なので、江戸時代は大阪や江戸から来る場合は必ず宮川を渡らなければならなかったためたくさんの船頭さん

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高さ22mの『大鳥居』

高さ22mの『大鳥居』

お台場には巨大なユニコーンガンダムが立っていますよね。

伊勢にはそのガンダムと同じくらいの大きさの『鳥居』が立っています。

伊勢に自家用車で来た方は伊勢インターで降りて内宮と外宮に向かった方が多いと思いますが、その道にはないんですよね。

イセシマップのピンが打ってあるところに『大鳥居』があるのですが、普通に車で通っても大きすぎて車で通り過ぎる際に気が付かないことが多いです。

このみちは『御

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『イセシマップ』ベータ版をリリースしました!

『イセシマップ』ベータ版をリリースしました!

皆様いつも私のエッセイを読んでくださりありがとうございます!

毎投稿みなさんにいつも多くの『スキ』や温かい『コメント』をいただき励みになっております。

私の投稿しているエッセイのでも『伊勢志摩』を題材にした話はみなさん非常に興味を持っていただけているようでして、PV数も一定して『伊勢志摩』ネタの時は多いです。

やはり地元で110年以上商売をしているとあってか、いろんな『伊勢志摩』の情報を持っ

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#125 長く使い続ける価値

#125 長く使い続ける価値

私の現在使っている財布は
初めて親父に東京へ連れていってもらった際に、御徒町にある革細工屋さんで買ってもらいました。

当時中学1年生でしたから、この財布とは12年くらいずっと一緒です。

この財布、中学1年生に買い与えるにしては、非常に高価な財布でして、約3万円くらいしたような気がします。

値段相応の良い革素材を使っていたので
私は一生懸命手入れをしたいと思い

革をオイルケアしたり
ほつれた

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#124 知っていると目的地になる

#124 知っていると目的地になる

知識が多いと悩みも多い、が楽しめることも多い。

Aというものを見た時、
Aに関する知識がある人とない人では、考えたり思うことの深さって違うはずなんですよ。

知識がある人は良くも悪くも深く考えることができますが、知らないと素通りしてしまう可能性が高い。

例えば
あなたが旅行先で奇妙な岩をたまたま見つけたとするじゃないですか

もしあなたがその岩が日本神話に出てくる『天岩戸』だったと知っていたら

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#123 黄色い人どうし

#123 黄色い人どうし

私の身につけるものは
マスタードイエローやオレンジのものが多いです。

どれくらいかというと、最近のAmazonのオススメ欄が黄色で埋め尽くされるくらいには黄色のものばかりチェックしています。

ここまでくると、私よりも黄色にこだわっているのは
『おさるのジョージ』に出てくる
『黄色い帽子のおじさん』くらいでしょう。

あの人はやばいですよね。
だってジョージが何をしても基本怒らないじゃないですか

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