後藤達也
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資産形成の知恵② 老後4000万円問題?
先日はじめた「資産形成の知恵」。好評をいただきましたので、ときどき配信していこうと思います。
きょうは「老後4000万円問題?」
5年ほど前、金融庁の報告書をきっかけに「老後に2000万円必要」と騒ぎになりました。
しかし、この1-2週間ほど、SNSで「老後4000万円」がバズりました。
テレビ朝日「グッド・モーニング」で、いまのインフレが続けば、「20年後には4000万円をイメージしなく
資産形成の知恵① つみたて投資と株安
「資産形成の知恵」という新しいシリーズをつくりました。
サムネイル画像は「GPT-4o」と相談しながら、つくりました。
心地よいカフェで、ちょっとお勉強という感じ。派手に煽らず、品のある感じにしました。コーヒーとかメモ帳の質感も細かく指示をだしました(笑)。次回以降はタイトルをかえるだけなので、手間もかかりません。
ニュースやマーケットの解説より、もっと気軽に読める感じです。雑談のようなカジ
「増配」「株高」うながす政策提言
先週、東大の応用資本市場研究センターで「増配」「株高」を促す政策を提言しました。
5/8の発表会では、東大の藤井輝夫総長も出席されました。後藤はフェローとして参加し、提言の概要説明を担当しました。
提言は「いいっぱなし」ではなく、実現可能性も大切にしています。
政治家・行政・企業にも理解をえるよう、センターで働きかけていく予定です。
この投稿で端的にポイントを説明します。
◆ 増配へ税制
「投信→外国株」月1兆円 円安圧力に
財務省がけさ発表したデータです。
「投資信託が外国株を月間でどれくらい買い越したか」を示すデータです。
4月は9032億円。3月より少し減りました。
1月は新NISAスタートで「成長投資枠」で一気にオルカンやS&P500を買った人もいるかもしれません。そんな「出足効果」を踏まえれば、2-4月も高水準ですね。
1-4月で4兆円ですから、月1兆円ペース。通年で10兆円を超えてもおかしくない勢い
【そもそも解説】「覆面介入」なぜ?
4/29(祝)に続き、きょう早朝にも円買い介入があったとの見方が広がっています。
一方、神田財務官は4/29も5/2朝も介入の是非について「ノーコメント」としています。
2022年9月22日、24年ぶりに円買い介入に踏み切った時は鈴木財務大臣が「本日為替介入を実施しました」と記者会見で話しました。
つまり、即表明もあれば、「ノーコメント」もあります。表明しない介入は「覆面介入」と呼ばれます。
【スピード解説】また介入か 157→153円
為替市場がまた大きく動きました。
下記の通り、5/2のAM5:00すぎ、数十分で157円50銭程度→153円ちょうど近辺に。
4/29(祝)に5.5兆円規模の介入があったとみられるなかでの急変動。市場で「また為替介入か」との見方が強まっています。現時点で政府からの公式な発言はありません。
取り急ぎ、現時点で注意しておきたいポイントをまとめますね。
◆ まず一目でいつものように30秒でわかる
【速報】FOMC解説 市場は?今後は?
さきほどFOMCの結果が公表されました。事前に確実視されていたように政策金利は5.25-5.50%ですえおきでした。
長い目でみるとこんな感じです。
声明や記者会見の主な発言をピックアップしながら、ポイントを簡潔にまとめます
◆ 総評
【そもそも解説】円買い介入 原資はいくら?
4/29のドル円乱高下。昨日発表の「日銀 当座預金予測」によれば5.5兆円規模の円買い介入があったと推測されています。
一気に関心が高まった「円買い介入」。タイムリーに参考になる解説を流していこうと思います。
さて、今回の介入は5.5兆円規模。2022年の介入は総額9.2兆円でした。
となると、「今年もそんなに弾はないのでは?」と思われるかもしれません。
そこで、きょうのトピックは「円買い
【円安160円】祝日は介入しづらい?
日本は祝日ですが、4/29は月曜。海外でドル円も動いています。
さきほどAM10:35ごろ、ドル円は一気に円安に振れ、160円台をつけました。
先週金曜、日銀の植田総裁が円安について「基調的な物価上昇への影響は無視できる」との認識を示したことが「円安容認」と受け止められ、円売りが加速しました。
金曜のNY時間に158円台をつけたのも驚きでしたが、きょうは一気に160円台前半に。金曜午前と比べ
円安158円台 日本にメリットも ポイント整理
金曜深夜に1ドル=158円台まで円安が進みましたね。
👇は昨日、掲示板にも流したチャート。「10000円=何ドル?」で計算し直したものです。
ちょうど大型連休で海外旅行に行く人も増えているタイミングです。
10000円で買えるドルはこんなに減ってしまいました。しかも、過去数年で現地でもインフレがかなり進んでいます。かつて$64だったものが$80や$90になっていてもおかしくありません。海外
【速報・解説】植田 日銀総裁会見
日銀の植田総裁の記者会見がありました。
昼発表の内容は短期金利も長期国債購入も「現状維持」。長期国債は購入縮小の観測があったため、円安が進みました。
記者会見中も円安は一段と進み、一時156円80銭をつけました。会見の主な発言とポイントを取り急ぎまとめます。
【速報・解説】日銀会合
日銀は金融政策の現状維持を決めました。
短期金利の誘導は大方の予想通り、「0.0-0.1%」で維持。
長期金利の購入は昨晩「縮小を検討」(時事通信)の報道がありましたが、公表文では「3月決定の方針に沿って実施する」としました。公表文ではゼロ回答の「縮小なし」です。
マーケットは円安で反応し、一時1ドル=156円台をつけました。株価はやや上昇して反応しています。
展望レポートを含め、発表のポ
【日銀会合プレビュー】国債購入 減額観測
きょう正午ごろ、日銀が金融政策決定会合の結果を発表します。
昨晩、時事通信が「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」と伝えました。
ただ、「え、それってどういう意味?実現したら、株価は為替にどういう影響があるの?」という方が多いのではないでしょうか? たしかに「短期金利の利上げ」と別の軸ででてくるとややこしいですよね。
きょうは国債購入の意味合いと市場への影響をわかりやすく整
トランプ氏「円安は大惨事」(サクッと解説)
「ドルが円に対して34年ぶりの高値をつけた。アメリカにとって大惨事だ」
トランプ前大統領が23日にSNSに投稿したコメントです。
幅広い通貨に対しての「ドル高」でなく、あえて「円安」にも触れており、東京市場で話題となりました。
11月の大統領選では、バイデン大統領とトランプ氏の一騎打ちの公算で、トランプ氏が勝利した場合に日米の通貨交渉に影響を及ぼす可能性があります。
きょうはトランプ氏が大
【そもそも解説】円安「実質実効レート」
日曜夜ですが、ちょっとお勉強っぽいタイトルです。
でも、いまの為替や日本経済をとらえるうえで、結構おもしろい話だと思います。
為替に「実質実効レート」という言葉があります。
小難しそうな言葉ですよね。「いちおう理解したつもり」という人も、他の人に「それが何で、なんで重要なのか」説明するのは難しいと思います。
👇が過去50年のチャート。安いですね…。
きょうはその「実質実効レート」を、肌