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#推薦図書

あなたのおすすめしたい本の感想やあらすじ、その本にまつわるエピソードなどを、ハッシュタグをつけて教えてください。

人気の記事一覧

なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド

「なんとなく言語 (学) に興味がある人のためのブックガイド」をつくりました。 「なんとなく言語 (学) に興味があるのでもうちょっと読んでみたい」 「言語学にどんな分野があるのか知りたい」 「専門的に勉強したいというほどではないのだけれど、もうちょっと何か読んでみたい」 という人のために、言語 (学) についての入門的な本を紹介します。 これらの本を読んで言語 (学) っておもしろいなと思ったら、ぜひ大学などで言語学の授業を受けたり、専門的な入門書を読んだりしてく

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読書日記|産む、産まない、産めない

 甘糟りり子さんの小説を拝読。妊娠や子供にまつわる短編小説が連なって、非常に読みやすかったです。産婦人科の中の事とかは女性にしか分からない事なので、男性にはびっくりする事も多い。  もしくはうろ覚えの知識でしかない事も、本書を読んで「あぁそういう事か」といくつか腑に落ちました。特に人工授精と体外受精の違いがよく理解できていなくて、全然違うんだと今更認識。  本の中に流れているテーマは必ずしも妊娠・出産にまつわる事だけでなくて、子供を育てるという事が一つのテーマのように感じ

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起業する前に読んでおけばよかった書籍16選(随時更新中)

起業家は行動力が大事だ! って言われてすぎてるせいで相対的に書籍の価値が下がってる気がしてます。思っている以上にみんな読んでないので、ただ読むだけで頭一つ抜けます。かんたんでよいです。 読んで絶対損しないよってものをいくつかご紹介しておきますので、ご参考までに。 (他の起業家の方もオススメあれば教えてください。追記しますー) 1.『起業のファイナンス』(磯崎 哲也) スタートアップならこの本は必読。もはや古典。 とりあえず1冊ならこれを勧める。 今だとF Ventur

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親子で楽しむ絵本のおすすめ3選:協力の大切さを学ぶ

親子で絵本を読むことは、子どもの成長において重要な役割を果たします。 「協力」の重要性を知りたい方は、こちらをご覧ください。 それでは、親子で一緒に読むと良い絵本を3冊紹介します。 1. 『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン) この絵本は、無償の愛と与えることの喜びを描いた物語です。主人公と木の間の関係を通じて、親子で相互の思いやりと協力の大切さを話し合う良い機会となります。 2. 『かいじゅうたちのいるところ』(モーリス・センダック) 冒険心あふれるマックス

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3月・4月に読んだ素敵な本を紹介します

前回やってみた「2か月まとめて紹介スタイル」がなんだかしっくりくるので、今年はこの調子でいく気がしています。そして振り返ってみると3月・4月もけっこう読めていてうれしい。順番に紹介していきます。 人は話し方が9割/永松 茂久「令和イチ売れている会話の本」と帯で紹介されていた同書。何度もその表紙を書店などで目にしてきましたが、ついに購入する時がきました。最近、「話し方うまくなりたい欲」が高まっているのです…… 読了後は「いい意味で思っていたのと違った」と感じました。具体的な

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星の王子さま(図書係の思い出)

小学5年の2学期に入ってすぐ、班替えがあって島田さんと同じ班になった。男子2人、女子3人の班で、班長は私だった。 学活のとき、どの班がなんの係活動をするのかを決めることになった。 まず班ごとに話し合いが行われ、私は班員に「お楽しみ係がええんじゃないん」とすすめた。お楽しみ係とは、お楽しみ会を企画・運営する係で、男子のあいだで人気があった。 「読書の秋じゃけ、図書係にしようや」 さっそく島田さんが立ちはだかった。図書係の仕事といえば、学級文庫の整理くらいだ。 「いやじゃ

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『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』

本に線を引く著名人がたくさん出てくるのかと思いきや、著者しか登場しません。つまり、一流の人って著者のことです。 著者の土井英司さんは、近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』をプロデュースした方です。 毎日本を3冊は読み、本書出版時点で2万冊以上の本を読んでいるとのこと! そりゃあもう間違いなく一流です。 一緒に学びましょう!💪 ビジネス書は「投資」である本書で出てくる「本」というのはビジネス書のことです。 ビジネス書は「投資」、しかも「安い」と言います。まった

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親子で楽しむ絵本のおすすめ3選:習慣の大切さを学ぶ

親子で絵本を読むことは、子どもの成長において重要な役割を果たします。 「習慣」の重要性を知りたい方は、こちらをご覧ください。 それでは、親子で一緒に読むと良い絵本を3冊紹介します。 1.「おやすみなさい、おつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン) この絵本は毎晩の寝る前の読み聞かせ習慣を確立するのに最適です。リズミカルで穏やかな文章が、子どもに安心感を与え、リラックスして眠りにつく手助けをします。この習慣は子どもの睡眠パターンを整え、安定した生活リズムを作ります。

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はたらく、たべる、生きていく #書もつ

地方公務員の多岐にわたる仕事の中に、医療従事者の免許の交付や書換えの受付業務がある。 数年前、それを担当する部署にいて、医師免許をはじめとして、看護師や薬剤師の免許交付の代行をした。免許、とはいえ表彰状のような見た目だ。 それぞれの免許には、交付した省庁の大臣や都道府県の知事の名前が記されていた。中には、知事の名前が紙面のどの文字よりも大きく、いったい誰のための免許かと思うこともあった。 一年を通して、もっとも取り扱いが多かったのは、看護師免許だった。試験に合格した、結

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聴すと書いてなんと読む?

聴すと書いてなんと読む?突然ですが、「聴す」と書いてなんと読むか ご存知でしょうか? そんなことが紀伊国屋書店の全国ランキングで1位に入った今話題の本に書いてあったので驚きました。 その本の情報は、この記事の最後にお知らせします。 新人著者のデビュー作ながら、発売前から話題沸騰で増刷がかかり、Amazon総合34位になった下間都代子さんの本です。 私も昨日読みました。めちゃくちゃ勉強になりました。そして感動しました。 実は、私も数年前に、この「聴す」という言葉を知り

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俳句をやらない人こそにお薦めしたい「教養としての俳句」

ここのところ、俳句に関しての本を読むことが多い。 そのほとんどは、俳句をやる人には興味はあるだろうが、俳句をやらない人にとっては興味はわかないだろうと思われるものだ。 技巧的なものはもちろんのこと、句集やアンソロジーに至ってもだ。 ところが、この「教養としての俳句」(青木亮人著 NHK出版) これは、むしろ俳句をやらない人にこそおすすめしたい俳句の本だ。 タイトルにある通り、俳句に関して知っておいた方がいい、知っていて損はない教養が、わかりやすく書かれている。 ハンカチを

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本屋大賞「成瀬は天下を取りにいく」 宮島未奈(著)

今週初め、丸善丸の内本店のランキングを見て不思議に思った。 翌日、ニュースで本屋大賞受賞を知る。 いつもは一つの本や作家を推したりはしないのだが、昨年この本を読んだ時の爽快感が心に響き noteの記事にし、多くの方に読まれたことを思い出す。 続編も記事に 著者の思うところが、時代に刺さったように思う。 「コロナ禍」という言葉が過去のものになりつつあるが、一般市民が感じる時代の「閉塞感」は続いているように思う。   現実逃避をするわけではないが、物語は楽しいものを

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脳科学を知って、もっと元気に…もっと幸せに…

重症筋無力症という難病で全身の筋肉が自分の言うことを聞いてくれなくなってしまった私。 ある医師からは、「一生付き合う病気」と言われ一時は何度枕を濡らしたことかわかりません。 救いを求めて、ちょっとでも良さそうだなと思う本を必死で読んでいました。 重症筋無力症という私の病気は、 筋肉の表面にある(アセチルコリン受容体)に対する抗体が免疫の異常によりつくられ、この抗体が(アセチルコリン受容体)の結合をブロックしてしまう病気だと知りました。 でも アセチルコリンって??? な

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「おすすめの本ある?」ときかれたら

「おすすめの本ある?」 そう聞かれたらなんて返えそうか。 と、考えたことはありますか? 私はよく考えます。聞かれたことなんて、ほとんどないけど。 まがりなりにも読書好き本好きを称している身としては、おすすめ本のラインナップを時折整理していつでも出せるようにしておくのも、ひとつのたしなみみたいなものかな、と思ったりしています。 でもってこの問い、すこし考えるとわかるけどけっこう難しい。 「すきな本」じゃなくて「おすすめの本」だから、私個人の趣味が強すぎる本なんかでは

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十七歳の地図ーー模範的新聞少年のたそがれ

中上健次に『十九歳の地図』という小説がある。主人公は19歳の予備校生だが、とっくに大学進学をあきらめており、ほとんど予備校にも通っていない。 主人公は新聞少年でもあり、新聞を走って配って生計を立てている。 配達員の寮で暮らしており、日中そとの光の入らない週刊誌や食べかすの散らかった部屋で、寝汗と精液で湿気たふとんで眠っている。 少年は物理のノートに配達地区の地図を描いて、贅沢な家で温かいふとんに寝ている、許せないやつらの家に×印をつける。そして爆破や一家惨殺の刑を夢想して

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いま読むしかない三島~『春の雪』(豊饒の海)5月の読書記録

これまでの人生で、他の人に三島由紀夫の本をすすめられたことが3回あります。 最初の出会いは、高校生のとき。 クラスメイトが三島由紀夫の『春の雪』が面白い、とすすめてくれました。頭脳明晰な彼女がおすすめする本、是非読んでみたい…と思って図書室へ向かったのですが、あまりの分厚さに恐れをなして、結局手に付けずじまいでした。だって、これ、これだけで1巻目でしょう?無理無理!って思っちゃいました。 2回目の出会いは、社会人になってから。 底抜けに明るい、カラッとした湿度のない春の日

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読書日記|だらしな日記

 書評家藤田香織さんのエッセイを拝読いたしました。30代独身女性の生活について、書かれた1冊。とてお分厚いけれど、さらさらと読めちゃいました。  本の中には笑える話あり、でもそれだけじゃない何か。中村うさぎさんのエッセイに似ている印象が強いです。20年前に書かれた本ですが、内容としては古さを感じない。  時事ネタに関してはズレはありますが、要所要所それ分かるなと思う事がありました。私より年上な藤田さん。藤田さん世代はこういう考えの方多いんじゃないか、本を読みながら納得。今

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“台湾の旅”がもっと楽しくなる4冊

4月3日の台湾地震で被害を受けられた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。 このたび、台湾観光庁が「台湾安全宣言」という動画を公開し、台湾各地への観光を呼び掛けておりますので、きょうは台湾の旅が楽しくなる4冊をご紹介いたします。 ─── No.1 ───増補版 台北・歴史建築探訪日本が遺した建築遺産を歩く 1895~1945 片倉佳史(文・写真) 台湾在住作家である片倉佳史氏が、台北市内に残る日本統治時代の建築物を20年ほどかけて取材・撮影してきた渾身作で、豊富なカラ

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1月・2月に読んだ素敵な本を紹介します

2024年がスタートしてからこの2ヶ月は、いいペースで読書ができました。先月は記事を投稿しそびれたので、今回で一気に紹介したいと思います。 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50哲学ジャンルは好きだけど、本によっては挫折することも多い私。しかし「超入門」の同書は、そんな懸念を忘れて没頭できました。エポケー、ルサンチマン、無知の知……それらをただの知識として置いておくだけでなく、現代の生活や仕事にどう応用していくかを示してくれます。一周目は「哲学っ

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あなたの心、透きとおっていますか? #書もつ

先週ここで紹介した、あさのあつこの著作を書店で見つけたとき、近くの棚に、このタイトルを見かけた。読書家のnoterのみなさんが紹介していた作品だと思い出し、手に取る。 知らない作家だけれど、一体どういうことなのか、帯にある言葉に違和感を覚えながらも、その真相が知りたくなった。 あさのあつこは、透きとおった風だった。 こちらは、透きとおった“物語”らしい。 奇しくも「透きとおった」がタイトルに含まれている作品を続けて読めることになった。 果たして、どんな物語なのだろう

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