伊藤秀治 / Itoh Hideharu
ふたりのアーティスト、yaco & shico が、ジャズ感覚で瞬間を切り取る。
レコーディング・プロデューサーとして、ジャケット制作にあたり、自分というカメラマンと自分というデサイナーに依頼すると方向性にズレが生まれずストレスなく心地良く仕事ができます。 一方カメラマンとしては、常にジャケットを意識、つまり後に正方形にトリミングされ、挙句にその上にアルバムのタイトルやアーティスト名が乗っかる、その感覚でシャッターを切る、これが結構楽しいのです。そして、自分というデザイナーにバトンタッチ。
食を優先してしまいそうなパリでのレコーディング。ジャズに保守的な地から「いい音楽したい」とパリに移住したアーティストも多く、また大陸続きでデキるアーティストも集まりやすいパリ、豊かなセンスあふれる音楽づくりに最適な街なのです。ご存じでしたでしょうか。
ミュージカルを百何十本、ということは同じ数だけパブも? ミュージカルの余韻の中、美味しいワインも、と思っても無難にホテルに戻ったほうが、という時代もあったブロードウェイ。ついついロンドンが多くなりました。
仕事を離れても音楽はどうしても残る。ヨーロッパの街はトリミングに音楽観が残るととてもおもしろい。縦長に、横長に、音楽にトリミングさせてしまう。ついつい。
その時のアルバムがコレです。
前日のレコーディングはコレでした。
この翌々日のレコーディングが、コレです。