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QuerieでのDTMに関する質問への回答まとめ1

影虎。です。3月なのに雪が積ったりで最近は天候がまた凄いことになっているな……と感じる日々です。
この記事は匿名質問サービス「Querie」にて頂いた質問のうち、DTM関連の質問に対する回答5件をまとめた記事となります。この記事が誰かの参考になれば非常に幸いです。
※一部Querieの回答内容に加筆等を行っています。


Q1. シンセリードの作り方のコツが知りたい

シンセリードの作り方のコツが知りたいです!

一番良くやるのはYouTubeで「How to ????」とかで検索かけてマネしてみたり、それを元にしてちょっと捻ったことをしてみたりしています。
????の部分はジャンル名だったり、EDM leadのように「ジャンル+lead」だったり、「ジャンル+シンセ名」と言ったふうに、何を作りたいか・何のシンセを使用するかによって適宜変えてみて下さい。

あとはそれ以外にもシンセで良い感じのプリセットがあったら、「何の波形を使ってるか」「何のエフェクトを通しているか」「エフェクトを通さないで鳴らすとどうなるか」とか確認したりしてますね。
リードではなくパッドの話になるんですが、実際に既存のプリセットを見ていて「あ〜ベース系のパッドってこんなことをやればOKなんだな〜」みたいな気付きがあったりしました。先人の知恵をどんどん吸収していきましょう……!

Q2. Hitech fullonのドロップをつくるコツ

Hitech fullonのドロップをつくるコツとかありますでしょうか...?特にベースの配置の仕方がよく分からず、何度やっても納得のいく物になりません.......😭

以下、あくまで「自分のHi-Tech Full onはこうしてる」なので参考程度で。

まずは一番最初にキックとベースを打ち込んじゃいます。これが良い感じにキマってくれればあとは更に足していけばOKです。
ベースについては、例えば音色は「ローリングベース系」「ワブルベース系」「Decayが長めのもの」といったレパートリーを用意して、ベースのリズム系も「ンタタタのような16分」「シンプルな8分の裏打ち」「ワブルベース系のワンショット」などのレパートリーで1拍ずつ or 2拍ずつ変えながら打ち込んでいきます。
で、この時点でキックとベースの音量バランスをある程度調整しておきます。

あとはそれ以外の「ワンショット系のシンセ」「コードを鳴らす系統のシンセ」「アルペジオ系」「スクリーチ系」「声ネタ」などを全体的にカットアップ的なノリで入れつつ、最後に必要に応じてシンバルなりSweepなり足して……って感じでいつもドロップを作ってます。

Q3. 作曲意欲が湧かない時は?

最近作曲意欲があまり湧きません。影虎さんはこういう時があった時どうしていますか?

自分の中でも作曲意欲が湧かないことは時折ありますが、そういう時にパターンと対応方法がいくつかあるので色々記載しておきます。

【パターン1:聴いてる曲のマンネリ化・新しい楽曲のインプット不足】
聴いてる曲がここ最近ずっと一緒だな……と思ったタイミングで、新しい曲に色々手を出してみると良いです。
「気になっていたけど全然聞けてなかったジャンルの曲」「最近追えてなかったお気に入りのアーティストの曲」など、取り敢えず自分の関心から分岐するように色々と新しい曲を探すようにしています。
それがキッカケで「これ良いな……」とか、「こういう方向性やってみたいな……」などと刺激になって、やってみようという意欲が湧いてきます。

【パターン2:"義務感"に駆られている】
創作は楽しんでやるものだと個人的には思っているので、「意欲が無い、でもなんとかしてやらないといけない」という風にちょっとマイナス寄りな動機になると、どうしても意欲が湧かなかったりします。
ちょっと観点が全然違う話をするのですが、宿題をやらなきゃいけない時に「やりたくないけど、やろう!」って無理やりスイッチをかけると、意外と疲れちゃったりする……というパターンに近いのかな?と思ったりしています。

なので義務感に駆られているのを感じたら、取り敢えずその義務感を忘れて、「取り敢えずやるか〜」「何から作ろうかな〜」みたいな軽い心意気で作り始めるようにしています。

【パターン3:明示的な締切・目標を設けていない】
これ、結局なんだかんだ一番のポイントかも……?と思っています。

割と自分が期間をガッツリと決めて「このくらいの期間で作ってしまおう!」というスタンスでやるのが好きで、そのスタンスがあるからこそコンスタントに色々と楽曲を作れていて、締切がちゃんと決まってないとダラダラしちゃって作りにくいのかも……?と思っています。

明示的に「いつまでに完成させる!」だとか、「今週はここまでやって、来週に完成させる!」だとかのスケジュールを明示的に自分で決めて、スティッキーズにタスクを書き出して常に気軽に確認出来るようにしています。
目標は100%達成出来なくても良いので、自分の中で「この曲はいつ頃を目安に完成させるか」の計画を立ててみるとかなり良い感じです。

Q4. おすすめのボーカルはありますか? 

ボーカル曲を作りたいのですが、おすすめのボーカルありますか?

この辺がお気に入りです。

Vocal Hooks - Pink Label
Ill-Esha Intonations
Modern Trap Vocals & Rap Acapellas
Killer Acapellas 5

Q5. 合作に関するアドバイスが欲しい

影虎。さん!相談があります!
自分はいま趣味でDTMをしているのですが、最近いつも仲良くしてくれている方々から合作のお誘いを受けました。
自分としても嬉しいのですがお相手の方々は自分と釣り合わないレベルの猛者で、何より私自身がフル尺の曲すらもほとんど作った経験がなく、作曲ができる波も大きくちゃんと曲が作れるか不安がいっぱいです。なるべく前向きに検討したいのですが、なにかアドバイスや意識した方が良いことなどを教えて下さい!!
長文失礼しました

僕が合作する場合はこんなことを色々考えていたり、行ったりしています。

【1. 自分のターンで納得行くレベルに達さなくても大丈夫】
例えば、相手から最初のパスが届いてその続きを作ってみたとします。 それでいて、色々打ち込んでみて「なんか方向性は良いんだけど、今ひとつピンと来ないな……」となったタイミングや 「一旦ここまで打ち込んだら最低限大丈夫かな?メロディーとかは考えてもらおうかな……?」となったタイミングで 一旦パスを渡すようにしてます。
(今までの経験上ですが)あとは相手が良い感じにやってくれます。 あとはそのパスをお互い繰り返している内に、当初は「ここどうかな……」と思っていた場所が気付けば凄い良い感じになっていたり、します。

【2. 相手のパラデータから知見を得てみる】
多分合作の一番のメリットはここにあると思います。
一応説明するとパラデータは、キック・ベース・メロディー・その他……みたいに、それぞれ1トラックずつwavになったデータのことを指します。
僕も僕で色々な方と合作経験があるのですが、頂いたデータを聞いてみると「こんなに裏でパーカッション鳴らしてるんだ……」「サブベースとベースの絡み方こうなってるんだ……」「声ネタの処理こうなってるんだ……」とか、色々な気付きがあり、技術向上の良い機会になります。
実際、合作相手も僕のパラデータからメチャクチャ知見を得たケースもあったりします。(「空間処理が参考になる」みたいな話を貰いました。)

【3. 楽しむ!】
シンプル!これに尽きます!

プレッシャーはあると思いますが、猛者の方と一緒に曲を作れることをとにかく楽しむことに尽きます!(2回目。)
僕の場合はパラデータとか並べて流してみると「すげ〜」ってなってモチベ爆上がりしたりします。楽しんでいきましょう……!


誰かの参考になれば幸いです。
2023年度も残りわずかになりましたがどうぞ宜しくお願いします。


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