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BubbleとFlutterFlowの思想の違いについて考えてみる

Bubbleとの比較でFlutterFlowの話もよく聞きますよね。
FlotterFlowも大きめの資金調達をしたようですし、FlotterFlowがwebアプリケーションの開発ができるようになり、Bubbleでネイティブアプリの開発ができるようになっていきそうなので、今後もこの比較をする機会は多そうです。


それぞれのツールを触ったことがるため、違いについて所感を書いてみたいと思います!(細かい機能の比較はしないです)

Bubbleについて

サイトを覗いてみると下記のメッセージが記載されています。

The world’s only full-stack, no-code platform
Design, develop, and launch production-grade applications without code. It doesn't matter if you’re starting out or on an enterprise team — Bubble is for anyone.

特徴的だなと思ったのは、"full-stack" のところと "you’re starting out or on an enterprise team" のところです。

フルスタックはまさにBubbleの特徴で、他のサービスと組み合わせることなくBubbleの機能で全て完結するようになっています。

外部ツールとの連携はBubbleのプラグインとして追加されていますし、
DBや認証まわりも外部のものを使えるのですが、基本路線としてはBubble も機能をそのまま使います。

Bubbleを1つの大きなプラットフォームとして、AppleとかGoogleみたいな感じでやっていきたいんだろうなと勝手に思ってます。

メリット

Bubble単体で成り立つのが楽ですね。DBは何を使おうかと考えなくて済みますし、Bubbleの使い方をマスターすれば開発がどんどんスムーズになります。

人気が出れば出るほどこのプラットフォーム上に乗るものが増えていくので、今後も勢いがあるだろうなと思います。

デメリット

悪い意味で言うと囲い込んでいるとも取れます。特にFlutterFlowではプログラムのソースコードに吐き出せる機能があるのですが、Bubbleにはそれはありません。
機能としてないと言うよりも、先ほどの "you’re starting out or on an enterprise team" と記載があるように、エンタープライズになってもBubbleでやっていけるから、その機能は必要がない、という思想があるように感じます。

FlutterFlowについて

同じくサイトを覗いてみると、下記のメッセージが記載されています。

No Code Ease, Pro Code Power
Easily build beautiful apps, connect data, and implement advanced functionality.

full-stackに関する記述はないですね。full-stackかどうかよりも、簡単にできるというところを重視しているように感じました。(勝手に)

実際に触ってみて思ったこととして下記の2つをメリットに感じたのですが、これについては後ほど詳しく書いてみます。

  • 外部の良いサービスはそのまま取り入れる

  • 実際のシステム開発の良い部分を失わないようにする

メリット

FlutterFlowの場合、認証・データベース周りに関してはFireBaseかSupaBaseを使います。これはFlutterFlowとは別サービスです。

2つともBubbleのデータベースよりも多機能で洗練されていると思いますし、外部のツールを使う前提でFlutterFlowが作られているのはBubbleとの大きな違いです。

また、自動テストが用意できたり、カスタムファンクション(ボタン押したときに自前で用意したプログラムを実行するイメージ) も書きやすいです。Bubbleはこれが書きにくいのでプラグイン頼りになりがちです。

最大の特徴としては、FlutterFlowのUIをFlutterのプロジェクトとしてexportできます。これにより、ノーコードかプログラミングかといった対立構造ではなく、ノーコードから必要に応じてプログラミングへ移行することがやりやすいです。

デメリット

FlutterFlow以外のツールの学習も必要になりますし、最初にFilrebaseを使うのかSupaBase使うのかなどの意思決定が必要なのかコストがかかる気がします。
その点Bubbleはすぐに始められて1つのツールで完結するフルスタックさが手軽で良いですね。

それぞれを比較してみて

Bubbleに関しては、単体で成り立つフルスタックのツールであると言うことで、楽だし早いし強いですね。
プラットフォームとしても成立していますし、Bubbleのプラグインを作るのだけでもやれてそうな会社もあるので、強者の戦略だなぁと言う印象です。

また、ノーコードツールもプログラミング行う人にとっては、FlutterFlowの方が自然に受け入れられる印象です。FlutterFlow自体が盛り上がればFlutterも盛り上がりますし、Flutterが盛り上がればFlutterFlowも盛り上がると思うので、対立構造がなく健全なエコシステムだなぁと。

ビジネス的に強いのがどっちかと言われるとおそらくBubbleなんですが、思想としてはFlutterFlowの方が好きだなと私は思いました!


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