くま

好きなものや好きなこと、気になったことを気ままに書いています。2人の子どもがいます。基…

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好きなものや好きなこと、気になったことを気ままに書いています。2人の子どもがいます。基本的には横に寝そべっていたいタイプです。音楽や映画にまつわる事は気になってしまいます。

マガジン

  • 思ったことや考えたこと

    日々暮らしていて、頭にふっと思いついた考えや、人から影響を受けて浮かんできた思考の断片などを書いたもの。

  • 小説「Dance」まとめ

    Dropsで出てきた赤井さんの弟、赤井くんの物語です。

  • ひとりひとりのものがたり

    仕事での出会い、出会ってしまった人たちの物語の断片を書き綴ったもの。高齢者のナラティブ。

  • わたしやかぞくのはなし

    わたしやわたしをとりまく家族たちの話です。

  • くま読書

    本を読んで思ったことを、うんうんうなりながらつたないことばでアウトプットしているもの。考えすぎて鼻からシャケが出たり、耳からはちみつが出そう。(※あくまでもイメージです)

記事一覧

固定された記事

古本市におでかけして、たくさんの本に出会った話

紙の本が好きだ。 紙のつやつやした質感。 紙のにおい。 1ページごとにペラペラとめくる時の音もいい。 デザインもそれぞれの本の味わいがあって、本を読まなくとも本…

くま
1か月前
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「ことば」と「きくこと」

ことばのない世界。 想像したことがあるだろうか。 私は、今、当たり前のようにパソコンあるいはスマホを使用してここに文章を記しているが、実はある人たちにとっては、…

くま
2日前
61

【創作】Dance 10

9話はこちら 第10話 待ち時間~父親と赤い星~ 「わぁーもう無理やーあかんて」 潤はベンチに雪崩れ込むように座った。 青ざめた顔色で目をつぶっている。 「潤さん大…

くま
3日前
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文学フリマ東京で出会えたことばとことばじゃないものと

先日「文学フリマ東京38」に参加してきた。 以前のnoteで告知もしていたが、私は「売り子」として当日参加することとなっていた。 おだんごさんのお店の「店員さん」とい…

くま
6日前
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ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜籐と写真編〜

どうも。くまです。 今回の記事は前回の続きになっています。 微熱さんというnoterさんが主催のブックカフェに行った体験を「参加者視点」で書かせてもらいました。 今…

くま
12日前
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なにこれ?
うちの夫婦じゃんこれ?と思わず買いました。
文学フリマお疲れ様でした。もう月曜から日常に戻ってますが、仕事の合間にお会いできた人たちのお顔を思いだしてにやにやしてます。レポどこかでそのうち書きます!(その前に微熱さんのブックカフェのが出せてないので出します!)

くま
13日前
67

文フリあともうちょっとで開始です!
いらっしゃる方、お気をつけてお越しください。おだんごさんのところにおります🙇‍♀️ https://note.com/ayakokoro7/n/n3d789969a9b4

くま
2週間前
51

「わかる」と「わからない」

土曜日の朝。 二度寝してしまって、夢と現実の間をシーソーみたいに行ったり来たりしている私の耳に、突然夫の声が鳴り響いた。 目をこすりながらぽやんとして起き上がる…

くま
2週間前
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【創作】Dance 9

8話はこちら 第9話 待ち時間〜ふたりのdance〜 朝早く祖母に手を引かれて小道を行く。 朝の子供番組のエンディングソングが流れる時間。2人はどちらともなく家を出発す…

くま
3週間前
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「あなたの思い出のすまスパ、教えて」に答える②

①があるなら②もあるんですよ。 どうも続けてなのですが。 また記事を書かせてもらいますね。なにせ締め切りが本日までなのです。 (夏休みの宿題みたいになってる感は否…

くま
3週間前
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「あなたの思い出のすまスパ、教えて」に答える①

今日が最終日の企画に参加します。 noterさんのピリカさんが主催している企画。 「あなたの思い出のすまスパ、教えて!略して#あなスパ」 ピリカさんが続けていらっしゃ…

くま
3週間前
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ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜風にふかれて編〜

「ブックカフェをやりたいんです」 私の仲良くさせてもらっているnoterさんの微熱さん。 彼女がそんなことを言い出したのは、まだ寒さも残る春の前のことでした。 「も…

くま
3週間前
72

文章のスピード感って?

「ゆっくりしてる」 私はよくそんなことを、私以外の人に言われたりする。 今まで言われた例をあげると ・話し方がゆっくりしている ・動作がゆっくりしている ・思考が…

くま
3週間前
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キムチを漬けて食べるだけの話ですが、なにか?

唐突ですが お友達がおすすめのキムチの素を先日送ってくれました。 なので、これは白菜キムチを漬けるしかない!と思って白菜を購入。 以前キムチのたれを自分で作って…

くま
3週間前
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【本日、微熱さんのブックカフェにいらっしゃる方へ】わたくしが写真撮影係になっております。写真は嫌よって方は遠慮なく申し出てくださいね。もちろんお顔とかをここで公表したりすることはしませんのでご安心ください。楽しみましょう!https://note.com/very_binetsu/n/n4a35086a61c8

くま
4週間前
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つよくはなれない

毎日さんぽをしている。 今日もする予定ではある。 さんぽをしながら色々と考えている。 過去のことを思い出す。 中学生の頃。 仲良くしていた人に「なんであの子と仲…

くま
4週間前
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固定された記事

古本市におでかけして、たくさんの本に出会った話

紙の本が好きだ。 紙のつやつやした質感。 紙のにおい。 1ページごとにペラペラとめくる時の音もいい。 デザインもそれぞれの本の味わいがあって、本を読まなくとも本棚に飾っておくだけで満足できるようなものだってある。表紙自体がアートである。 昨今は電子書籍というツールが登場して、大変便利になっている。音声で聴く本なども登場して、身体や目が不自由な方にもやさしい作りになっている。 しかし私は、今のところは紙の本が好きなのだ。 小学生や中学生の頃、暇さえあればよく本屋さ

「ことば」と「きくこと」

ことばのない世界。 想像したことがあるだろうか。 私は、今、当たり前のようにパソコンあるいはスマホを使用してここに文章を記しているが、実はある人たちにとっては、当たり前のことではなかったりする。 私たちは、ことばとことばを交わすことで、日々の意思疎通を行っている。 けれども、この世には、ことばを発することができなくなってしまう病気がいくつかある。 脳卒中、脳腫瘍等の影響で出現する高次脳機能障害の一つ。失語症。 あるいは進行性球麻痺や筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症

【創作】Dance 10

9話はこちら 第10話 待ち時間~父親と赤い星~ 「わぁーもう無理やーあかんて」 潤はベンチに雪崩れ込むように座った。 青ざめた顔色で目をつぶっている。 「潤さん大丈夫ですか?」 結月は潤の横に座り心配そうに様子を伺う。 「だから...あれだけやめとけって言ったのに...潤はジェットコースター系苦手だったじゃん」と星一はあきれたように潤を見つめた。 「いや、そうなんやけども、今日はいけるかな...っておもうてしまった。だって1人で残ってるなんてさみしいのよ。僕は

文学フリマ東京で出会えたことばとことばじゃないものと

先日「文学フリマ東京38」に参加してきた。 以前のnoteで告知もしていたが、私は「売り子」として当日参加することとなっていた。 おだんごさんのお店の「店員さん」というわけだ。 店員さんというからには、本を売ることが第一優先課題である。 私なりにこのお店にどのような形で参画できるのかを一時期悩んだりもしたのだが、悩んでもおなかはすくし、夜になるとまぶたも閉じるので、まあ、いつもと変わらない日々を結局過ごしていた(おい) 当日、蓋を開けてみたら、お店は大盛況も大盛況な

ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜籐と写真編〜

どうも。くまです。 今回の記事は前回の続きになっています。 微熱さんというnoterさんが主催のブックカフェに行った体験を「参加者視点」で書かせてもらいました。 今回は「スタッフ側の視点」で書いてみたいと思います。 今回、私自ら「やりましょうか」と微熱さんに話したのは籐を使ったワークショップでした。 そして、微熱さんに頼まれたのは、カメラマンと他のこまごまとした雑用お手伝いなどです。 私の家族も参加することになっていましたが、上記のとおり、やることも諸々あったので

なにこれ? うちの夫婦じゃんこれ?と思わず買いました。 文学フリマお疲れ様でした。もう月曜から日常に戻ってますが、仕事の合間にお会いできた人たちのお顔を思いだしてにやにやしてます。レポどこかでそのうち書きます!(その前に微熱さんのブックカフェのが出せてないので出します!)

文フリあともうちょっとで開始です! いらっしゃる方、お気をつけてお越しください。おだんごさんのところにおります🙇‍♀️ https://note.com/ayakokoro7/n/n3d789969a9b4

「わかる」と「わからない」

土曜日の朝。 二度寝してしまって、夢と現実の間をシーソーみたいに行ったり来たりしている私の耳に、突然夫の声が鳴り響いた。 目をこすりながらぽやんとして起き上がると 「大変だ。つばめが落ちてる」 と告げながら、彼は私の顔も見ずにそそくさと部屋を出て行ってしまった。 私はのそのそとベッドから起き上がり、階段を重だるそうにとんとんと降りてパジャマのまま玄関に向かう。 玄関の扉を開けると夫がビニール手袋を手にはめようとしていた。 ふと足元を見ると丸い物体が玄関マットの上

【創作】Dance 9

8話はこちら 第9話 待ち時間〜ふたりのdance〜 朝早く祖母に手を引かれて小道を行く。 朝の子供番組のエンディングソングが流れる時間。2人はどちらともなく家を出発する準備を始める。祖母がリモコンでテレビの電源を消す。祖母が持ってきた黄色の帽子と鞄を身につけて、オレンジ色の靴を履く。 畳屋さんのイグサの青々とした自然のにおい、魚屋さんの血なまぐさいお魚のにおい、自転車屋さんの油のにおいを横切りながら歩道橋を渡る。祖母は結月の歩くペースに合わせて歩幅を調節してくれている

「あなたの思い出のすまスパ、教えて」に答える②

①があるなら②もあるんですよ。 どうも続けてなのですが。 また記事を書かせてもらいますね。なにせ締め切りが本日までなのです。 (夏休みの宿題みたいになってる感は否めない) ①はこれ。 「あなたの思い出のすまスパ、教えて」に答えた内容となっています。(詳しい内容はこの①に書いてありますので今回は割愛させて頂きます) 一放送につき一記事ということなので、今回はまた別の記事。 前回は戌亥さんとのパーソナリティ時代の話でしたが、今回は次のクールのカニさんとこーたさんの回です

「あなたの思い出のすまスパ、教えて」に答える①

今日が最終日の企画に参加します。 noterさんのピリカさんが主催している企画。 「あなたの思い出のすまスパ、教えて!略して#あなスパ」 ピリカさんが続けていらっしゃるラジオ番組の「すまいるスパイス」がこの度、3周年ということでまずは おめでとうございます!! とお伝えしたいです。(すごいぞ!ぱちぱちぱち!拍手!) そして、そのすまスパ(すまいるスパイスの略称)の中で思い出に残った回をあげてください!とのことで応募要項がこちら。 この3つから選んで応募するそうで

ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜風にふかれて編〜

「ブックカフェをやりたいんです」 私の仲良くさせてもらっているnoterさんの微熱さん。 彼女がそんなことを言い出したのは、まだ寒さも残る春の前のことでした。 「もちろん参加したいですし、開催するにあたって何かできることがあったらやらせてください」 と、私は彼女にお伝えしていました。 先日、とうとうその日を迎えて無事に大成功したので、本日はブックカフェ「おやきと文学」の報告をしたいと思います。 なぜ副題が〜風にふかれて編〜なのかというと、当日は本当に風が強かったか

文章のスピード感って?

「ゆっくりしてる」 私はよくそんなことを、私以外の人に言われたりする。 今まで言われた例をあげると ・話し方がゆっくりしている ・動作がゆっくりしている ・思考がゆっくりしている(どんくさい?) 私は誰かにも伝えたが 自分がゆっくりしているつもりはない。 自分にとっては極当たり前の「通常のスピード感」で過ごしている。 なので、このような指摘を受けるたびに「え?そうなの!?」と心の中ではかなり驚いている。 それはともかくとして 夫に最近 「僕の文章は、はやいんだ

キムチを漬けて食べるだけの話ですが、なにか?

唐突ですが お友達がおすすめのキムチの素を先日送ってくれました。 なので、これは白菜キムチを漬けるしかない!と思って白菜を購入。 以前キムチのたれを自分で作って漬けたことが何度かあります。 でも正直、超めんどくさい! って思っちゃいまして。 (キムチっていろんな材料が必要なのよ) いやいや、私も時間に余裕があればいいんですよ。でもね、望んでないのに生き急いでる感じのスピード感なんですよ。毎日が。 もっともっとスローにしたいの。 「スローなブギにしてくれ」なんで

【本日、微熱さんのブックカフェにいらっしゃる方へ】わたくしが写真撮影係になっております。写真は嫌よって方は遠慮なく申し出てくださいね。もちろんお顔とかをここで公表したりすることはしませんのでご安心ください。楽しみましょう!https://note.com/very_binetsu/n/n4a35086a61c8

つよくはなれない

毎日さんぽをしている。 今日もする予定ではある。 さんぽをしながら色々と考えている。 過去のことを思い出す。 中学生の頃。 仲良くしていた人に「なんであの子と仲良くするの?」と言われた。 あの子とは。 隣のクラスの立田さん(仮名) 立田さんは女の子で、体型はふくよか。 髪の毛は天然パーマで毛量が多く、肌はつやつやぷっくりしていた。細い目を細めて、にっかりと笑顔を作るのが印象的だった。 彼女はアニメや漫画が好きだった。 私は当時美術部に所属していた。 所属していたとい