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有望な仮想通貨の見分け方@2023/11/12

私にとっては、もはや、常識ですが、知らない人のために確認です。


前提知識

見分け方は簡単ですが、以下のグラフを見て下さい。ビットコインの週足です。画像はクリックで拡大できます。

縦の水色の線がビットコインの半減期の期日です。その地点でビットコインの採掘報酬が半減しています。

流れとしては、オレンジがスタートで、半減期の期日を迎え、ピンクのラインで高値に達して、次のオレンジのラインまで、また下がる、という流れです。

コロナショックについては、ほとんど起きないケースなので、その部分は無視していいかもしれません。

要件1:オレンジのライン(安値を更新しない)

この際、次のオレンジのラインが、前のオレンジのラインより高くなっていることを確認してください。

要件2:ピンクのライン(高値を更新する)

また、次のピンクのラインが前のピンクのラインより高くなっていることを確認してください。

総合判定

上場したのが最近過ぎると、要件1も要件2も確認できない、ということはありえます。その場合は、この判定方法は使えません。この判定方法が使えないということは、実績に基づいて判断できないってことなので、それなりにリスクがあるということです。

上場したのが最近過ぎるものの、要件1だけ確認できる、というケースはありえます。その場合は、確認しましょう。

また、手前の高値と次の高値が同程度だとか、手前の安値と次の安値が同程度だというのも、弱いです。同程度よりも上がって行ってるほうが強いです。同程度のやつは、あまり見込みは無いです(ライトコインなど)。

ドル建てでも見る

TradingViewだと、URLの末尾を以下のようにすると、円建てに変換できます。無料版でもできたか忘れましたけど。。

symbol=BITSTAMP%3ABTCUSD
 ↓↓↓修正↓↓↓
symbol=BITSTAMP%3ABTCUSD*USDJPY

円安が進行しているため、円建てで見て、ピンクのラインやオレンジのラインが上がるのは起きやすいです。ドル建てで見ても、これが成り立つ場合、より強いです。

取引所はBinance、Bitstamp、Bitfinexなど

Bitstampが一番古いデータも持ってますが、新しい通貨を色々扱っているのは、Binanceのほうです。基本はBinanceで見て、昔のデータが本来あるはずなのに出ないという時は、BitstampやBitfinexも見てみると、あったりします。

その他の判断方法

以下、上記の記載した方法で判断できない場合の他の方法を紹介しておきます。

その他の判断方法(1) 時価総額

CoinMarketCapとかで見れます。ただし、Tetherとかステーブルコインをたくさん買っても意味がないのは当たり前です。

その他の判断方法(2) プラットフォーム別TVL

イーサリアムなどのプラットフォーム通貨なら、TVL(Total Value Locked)が見れます。この例だと、25.657 billion(10億)ドルです。プラットフォームに預けられているお金がそれだけあるってことで、これを見ると、そのプラットフォームがどれくらい信用されてるか分かります。

その他の判断方法(3) プロトコル別TVL

イーサリアムなどのプラットフォームの上で稼働しているシステムというのがあります。そのシステムごとのTVLです。システムというのが、ここではプロトコルと表現されています。以下の画像は全プラットフォーム上のプロトコル別の合計のTVLです。

Lidoはリキッドステーキングのプロジェクト。MakerはステーブルコインのDAIを発行するプロジェクトですね。AAVEはレンディング、Uniswapは分散型取引所、という感じです。これらのプロジェクトの名前が付いたトークン(ガバナンストークン)の時価総額もCoinMarketCapで見れますね。

その他の判断方法(4) プラットフォーム別プロトコル数

プロトコル数が多いってことは、それだけ、色々なシステムが使えるってことですね。開発者が集まってるってことです。開発者はそれなりに事情を知っている人のはずです。

その他の判断方法(5) Githubスター数

各プロジェクトのソースコードのページをGithubで見て、Starという部分の値を見ます。72.1kなので、72100人がお気に入りしてるってことです。この72100人はエンジニアであるケースがほとんどです。多少事情が分かってる人のうち、ブックマークに値すると思っている人が72100人ってことです。

その他の判断方法(6) Githubコントリビューター数

同じ画面の右下のこの数値です。927人。これは、プロジェクトの開発者の数です。仮想通貨のプロジェクトで、1人とか2人しか居なかったら、ほぼ詐欺です。

最後に

他にも色々あるとは思います。

一方で「既に人に知られているやつは、それほど伸びない」と考えて、人の裏を行こうとする人も居ると思います。でも、そういうのは、うまく行かないです。やってみれば分かりますが、やってみると、次の半減期まで、4年間無駄に消費するおそれが出てきます。基本的にビットコインとイーサリアムで全体の8割、残り2割でマイナーなアルトコインのうち、有望そうなやつを買うっていうのが、手堅い方法です。

以上

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