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中年男性の再就職こそ見た目に気をつけろ!(正規非正規関係なく) たった200円で劇的に印象が変わる証明写真の作り方

ひとは想像以上に見た目で判断される。よく新卒の就職説明会などで学生が自分の大学名を挙げ、「うちの大学で○○社には入れますか?」という質問を大手人事のひとなどに質問する光景をみかける。たいていそういう時は人事のひとも真正直なことは言わないから、「学歴よりもあなたにどんなスキルがあるのかを重視します」といったようなきれい事を言うだろう。しかし、実際にはエントリーの時点で大学によって選別、足切りされているのはよく知られている話だ。さらに、たしかにスキルも重要だが、それ以上に外見がよく口がうまく愛想のいいやつがなんだかんだで内定をもらえる。なぜか。

実は大学で選別するのと、見た目で選別するのには共通点がある。組織というものは、大きくなればなるほどそこそこ賢く物覚えがよく、常識的な行動をしてくれて、人当たりのいいひとを採りたいからである。すごいスキルを持っていたとしても、人格的に破綻していたら組織が成り立たなくなる。そのひとがどういうひとなのか、なんてのは長く付き合っていかないと本当のところはわからないが、7割程度で瞬時に判断できるのが残酷なことに学歴と見た目なのだ。

学歴がいいと社会人になってから覚えなきゃいけない新しい物事に対して飲み込みが早いし、そういった勉強を継続する力もある。また、外見がいいとそれだけで周りから肯定的な印象を持たれやすいからそれだけで営業などは円滑に進んでしまうことが多いし、外見がいいやつは肯定されてきた分、自分に自信が溢れている。そういうひとは会社の業務内容を積極的に吸収していくし、なにか仕事でミスして怒られたとしても、ちょっとの挫折では折れない。だから、外見の良さと口のうまさ(コミュニケーション能力)が長けていると、就活に有利なのは言うまでもない。

ただ若ければほとんどのひとは体力気力的に割と無茶が効くので、自分の好きな分野に進めなかったとしても、自分の頑張り次第でいくらでもチャンスはゴロゴロと転がっている。

しかし、これが中年世代になってくると新しいチャンスは中々転がっていない。特に今の30代後半から40代後半は氷河期世代と言われ、大卒者でも多くのひとがうまく就職できなかった世代だ。実際、企業内における世代者数を見てもそれは明らかである。

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※JR西日本の年齢構成

そういったぼくを含む氷河期世代、ロストジェネレーションとも呼ばれる世代の正規ルートから外れてしまった多くは、自分で事業を起こすか、非正規雇用として雇われて生きてきた。しかし、事業を起こして成功したほんの一握りを除き、ほとんどは経済的には厳しい状況になってしまっている。

ミクロな話でいえばこの世代から堀江貴文氏やキングコング西野氏、オリラジの中田氏など今持て囃されている方々もおられるが、そういった時代の荒波すら乗り越えてきた強さを個人的な能力として持っているからこそ、強い行動力、発信力を持てているのだろう。

ただ、マクロで見ればその他大勢の屍が転がっている敗者の世代なのである。そして今は世界的な流行り病によって雇用打ち切りされた派遣社員やバイトの人数は枚挙にいとまがない。自分で飲食業など起業しててそこそこ順調だったのに、赤字で締めざるを得なかった知り合いが何人もいる。でも、生きていかなければいけないから、また別の職を探さなければいけない。なんらかのスキルを持っていればテレワークなどホワイトカラーの仕事をすることができるかもしれないが、ずっと派遣でやってきましたとか、バイトできましたという人たちにとっては、誰でもできる仕事に応募するしかない。彼らは特段不勉強だったわけではなく、生きるのにギリギリの生活を送ってきたから、勉強する余裕などなかったし、ある種の諦観があって、どうせ自分が英語を勉強しても英語を使う仕事にはつけないとあらかじめから諦めているからだ。「諦めるな!」というのは簡単だが、ずっと同じような生活を10数年も送ってみたら、軽々しく言える言葉ではないのは理解できるだろうか。

さて。そんな氷河期世代の下流中年を企業が採用しようとした場合、どこに着目するか。それは最初に新卒就活でも挙げたことだが、問題を起こしそうにないやつというのが一番のポイントとなる。同じスキルを持っていたとしても若いひとを雇った方が伸びしろがあるし、スキルがなくて誰にでもできる作業であればそれこそ、組織のチームワークを乱すような輩は絶対に雇われない。だから履歴書に貼ってある証明写真の時点で人相が悪いなと思ったらそこで即切りである。ぼくのように若い頃から目の下にクマがあるような人間はたいしてよくない照明とレンズの証明写真機で撮ると、大体人相が悪くなるのは経験上理解している。そして中年になってくると普通のひとでもクマが出てきたりシワがでてきたりと、顔の表情を止めて撮るとひどい人相になってしまうことが多い。

他人から見ても普段話している時は、めっちゃ人当たりよくて笑顔も素敵だなと思える人であっても、そういった理由から、ああいう固定した表情を証明写真で撮ると悪人面になってしまうことは多々。だから、証明写真をきれいに仕上げる、これだけでもかなり採用してもらえる確率は上がる。今回はそんな証明写真をいかにきれいに仕上げるかの技術をお伝えする。この技術を使った証明写真、どれだけ印象が違うかを示すために、具体例として、同時期にぼくが普通に撮った証明写真とこの技術を用いて撮った証明写真ふたつを実例としてお見せする。証明写真の写りが悪すぎるというひとは、特に中年男性じゃなくても自信を持ってお伝えできる技術なのでぜひ取り入れてものにして欲しい。そんな一瞬でひとが選別されるなら、我々も堂々とテクノロジーを頼ろうではないか。

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