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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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記事一覧

スタートアップにおける法務人材の採用について思うこと

昨日の日経新聞の社説に以下のような記載があったが、これは肌感にも合うところだ。 「スタートアップの成長には法務や財務などを担当する専門人材も欠かせない。米バブソン大学などが2月に公表した世界の起業環境の比較調査報告書によると、日本は市場参入の容易さなどで諸外国に先行する一方、専門人材の分野で大幅に劣っていた。人材育成や流動性の向上が急務だ。」 私自身、弁護士事務所からスタートアップに移籍したひとりなので、スタートアップの経営層から「1人目の法務をとりたいのだけど、どうすれば

教育業界を席巻するスタートアップは現れるのか?

はじめに私自身、日本国内の教育業界に身をおいてかれこれ7年ほどが経過しました。約3年半をAIを活用した英語学習スタートアップに、残りの半分を個人で法人を運営しています。 まだまだ新参者の部類に入るかもしれませんが、ある程度の時間を捧げると構造的な部分を把握することができます。 7年間の結論から言うと、新規参入のスタートアップにとって日本の教育マーケットは「難易度が高い」という印象です。 国内の教育スタートアップでメスを大胆に入れようとチャレンジしている代表格として、AI

GITAI創業Story

はじめに宇宙ロボットスタートアップGITAIのFounder&CEOの中ノ瀬です。GITAIは宇宙での作業コストを100分の1に下げることを目標に、軌道上サービス(人工衛星に対する寿命延長サービス)や月面でのインフラ構築が可能な宇宙ロボットを製造しています。 GITAIは元々私が日本で創業したスタートアップですが、既に米国に本社やほぼ全ての機能を移し、自分自身やその他経営陣も永住権を取得して米国連邦法におけるUS Personとなり、米国で日々挑戦を続けています。最近だと昨

母の日note:出産を1週間後に控える立場で考えるスタートアップ経営

こんにちは。EventHub代表の山本です。 本日(5/12)は母の日ですね。 いきなり私ごとの共有ですが、現在私は妊娠39週目、1週間後に母になる予定です👶 先日、自分が参加できる最後の会社総会で、これから徐々に休みに入ります、という改めてのアナウンスとともに、妊娠・出産準備をする上で会社経営を考える中で改めて見えたこと、少し視点が変わったからこその皆へのメッセージを共有しました。 嬉しいことに、その内容が「よかった」「共感した」とメンバーから言ってもらえたことと、今

HR/採用市場に間違いなく訪れるゲームチェンジについて

「もしかしたら、いやほぼ確実に、日本のHR市場はゲームチェンジが訪れる」 そんな感覚を覚えたのは、2024年が始まった頃のことでした。 あくまで僕の仮説ですが、日本のHR市場は直近数年間で大きな変化が訪れるはずです。その予兆が既に始まっています。本ブログはなるべく多くの方々にご覧いただきたいのですが、まずはポテンシャライトが記載している内容をトライして行こうかと思っております。 ※一つ補足で「間違いなく」という文言を本ブログのタイトルに入れました。一般的には、「間違いなく

お金をかけずに採用サイトを作ったけど、めちゃくちゃ効果があった話

採用サイトを作るのにはお金がかかると思われていたりします。 お金をかけてカッコいいサイトを作らないと、いい人が来てくれないのではないか? でも、そんなことはないんです! お金をかけなくてもきちんと充実したものを作れば、すごく効果があります。なんなら、たっぷりお金をかけて作った見栄えのいいサイトよりも効果が出るんです。 コストをかけなくても採用力は上げられる特にシード期の会社や2〜3人ほどの小さな会社にとって、採用というのは言うまでもなく重要です。でも「お金がかかるから

スタートアップの競合との向き合い方

事業やプロダクトをゼロからスタートすると、競合企業・サービスが気になる時期があります。 特にまだ PMF を迎えていないフェーズだったり、自分たちの事業が本当に形になっていくのか不安な時期ほど競合を意識し、焦る気持ちになります。 これまでダイニーでも同様に、数多くの競合と評される企業・サービスが存在します。 今回はそのような競合企業と、どのように向き合っていくべきかの考えを、経験ベースに書いてみようと思います。 参考 ① 競合は同志まずこのマインドセットが最重要だと思い

静かに進む鎌倉投信の挑戦

鎌倉投信が日本株にしか投資しない理由鎌倉投信は、いまのところ日本の会社にしか投資をしていません。その理由は、遠く離れた海外の会社を調査することの難しさもありますが、それ以上に、日本のポテンシャルを感じているからです。さらには、そのポテンシャルを伸ばし、日本を豊かな国にしていきたいと強く願っているからです。 日本の「いい会社」のなかには、日本のなかで新たな事業領域を創造したり、これから世界に展開できる会社は数多くあります。日本は、少子化や高齢化、医療や介護、教育、自然災害、

マネーフォワードでの私の10年間の振り返り

2024年の1月で、マネーフォワードに入社して10年が経ちました。 めちゃくちゃあっという間でびっくりしています。自分が同じ会社で10年間働いていることも、10年経っても熱量が高いままなことにもびっくりしています!笑 入社したとき20名だった会社は2000名を超える組織になり、ひとつしかなかったサービスは50以上になり、自分がデザインする対象はUIから組織や会社になり、悩んでいたデザイン浸透は、会社のValuesのひとつに「Design」が掲げられるようになりました。 大

immedioがKIQS・1円ストックオプションを出す理由

immedioは昨年11月に初のストックオプションを発行したのですが、2つの点で先進的な内容だったと思っています。 KIQS(Nstock社が提唱する新しい税制適格SOの雛形)を活用 SOの行使価額(オプションを行使して株を購入する際の価格)を1円に設定 私自身これまでSOを発行する側と受領する側の経験があり、うち1回はアメリカで行っているという背景も、上記の意思決定に至ったのですが、どのような思いでKIQS・1円SOを発行しているのか、纏めてみたいと思います。 スタ

バックエンドエンジニアとしてnewmo株式会社に入社しました。移動で地域をカラフルに🚕🚙

2024年2月に、タクシー・ライドシェア事業へ取り組むnewmo株式会社へ入社しました。人生初の正社員です。入社までの経緯や今感じるチャレンジ、ワクワク感を残しておきます。 この1年半の変化:立ち上げた会社の清算、LLM領域でソフトウェアエンジニア、東京への引越し1年半前に書いた記事では、2020年に創業したCoachatの状況をこのように書いていました。 その後CTIという場でコーチングを学んだり(これもとても良い経験だった)、メンバーと議論しながらサービス作りに引き続

スマートラウンドは未上場株式のセカンダリー・プラットフォームを作ります!

いつも大変お世話になっております。スマートラウンド代表の砂川です。 長らく周囲の皆さんから、スマートラウンドは未上場株式のセカンダリーをやらないの?と聞かれ続けてきました。そのたびに、少しはぐらかして「やるかもねー」くらいの感じでお話ししてきました。 もちろん本当はスマートラウンドでも、以前からセカンダリーを意識して事業開発を進めてきました。ただ法的な整理、アンメットニーズの確認、市場の成長性などを慎重に検討していたため、表立って「セカンダリーやります」とは言ってきませ

Bill One 3年でARR1→68億円、会社全体ARR310億円到達!Sansanの業績を上げる力の源とは?

2024年5月期 第3四半期(2024年2月末まで)の決算で、Sansanの会社全体のARRは前年同期比33.4%増加し、310億90百万円に到達したことが発表されました。 急成長を続けるBill OneのARRは68億44百万円に到達しました。 過去のBill OneのARR推移は以下の通りです。 2021年2月:ARR1.05億円 2021年8月:ARR3.91億円 2022年2月:ARR10.86億円 2022年11月:ARR21.24億円 2023年5月:ARR

【入社エントリ】AIネイティブな事業と組織をデザインするカンパニーCXOへの挑戦

どうも、國光です。 先日投稿したGoodpatch卒業エントリーはありがたいことに多くの方に読んでいただくことができ、本当に様々な方からSNS等でコメントをもらえてとても嬉しいです!ありがとうございます! そして、もったいぶっていた次の行き先についてですが、実はこの度、4/10付で株式会社AlgomaticにカンパニーCXO(Chief Experience Officer)として入社をする運びとなりました!(サムネでバレバレですが笑) 今回の挑戦を快く応援してくれたグッ